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私は、昭和を代表する近代日本画家、東山魁夷の作品が好きです。
　＊奈良・唐招提寺の壁画が有名です。

学生時代に古本屋で、わずか一冊１００円の小画集をめぐり合い

感動したのを昨日のことのように思い出します。

なぜ、ブライスキャニオン国立公園において、東山魁夷なのかというと、

この先生の筆で、ブライスキャニオンを描写していただけたら

『どれだけ素晴らしいだろうな』と思うからです。

先生の小画集は、残念ながらヨーロッパ、

特に北欧や、ドイツ、オーストリアを散策されスケッチされたものです。

決して太陽の光が豊かではない北欧の寒々しい景観の中で、

森の湖や森林の木々が美しく、そしてやさしく、

また、暖かく描かれています。

アメリカにわたって、２０年になりますが、

今でもこの小画集を見ながら、

私が撮影したブライスキャニオンの風景と交錯させることがあります。

『きっと、このインスピレーションポイントの景観は、

パステルカラーが基調で、優しい女性的な絵画になる』と
勝手に自分の心の中でひとつの作品を完成させています。

レインボーポイントは、ブライスキャニオン国立公園で、

最南端にあり、最も標高が高い場所です。
標識が示すとおり、海抜、９１１５フィート（約２，７００ｍ）。

冬季は、かなりの積雪があり、路面も凍結して、

道路が閉鎖される場合があります。
夏季は、涼しく清涼感があり、

景観を眺めながらリムトレイルのハイキングをお勧めです。

レインボーポイント付近の　【プードル岩】　

プードルに見えますよね！
まさに自然の彫刻です。

レインボーポイント周辺は、標高が高く、

今までにご紹介した、サンセットポイントなどの景観と趣が違います。

おそらく、地球の自然の創造活動において、

さまざまな自然の要因のによって侵食された時間や背景が異なったのでしょう！

アンフィシアターの景観よりももっと侵食が進んだように、

滑らかな景観が目立ちます。

ナチュラルブリッジ

おもに、渓谷に堆積した雪、雨水によって、

崩れやすい石灰岩質の地層が浸食を受けます。

石灰岩質の中でも、セメントのように硬く固まった部分だけが残って

このような自然の橋が出現します。

ファービューポイント

このポイントの名称のように、ファービュー、

大気の状況が良いときには、

約１００ｋｍまで遠くまでの景観を見渡すことができます。

さて、ブライスキャニオンも名残惜しいですが、

次回は、グランドサークルをちょっと寄り道して、

コーラルピンクサンドデューンズをご紹介いたします。

ＢＹ：ＪＩＭＭＹ