北アリゾナを探訪しました。
私がいままでに行っていない、
グランドサークル内での北アリゾナのディスティネーションを
徹底的に巡ってきました。
全行程の走行距離が、3日間で、なんと2,000km です。
日本の本州を横断した距離です。
1.Canyon De Chelly(岩の渓谷) 国立公園
*英語的には、キャニオン・ディ・『チェリー』のようですが、
スペイン語から来ているので
カタカナ表記と発音は、キャニオン・ディ・『シェイ』が正しいようです。
2.Wupatki National Monument
(ネイティブアメリカンの居住区跡の遺跡)
3.Sunset Crater Volcano 国立公園
(火山の噴火口や火山灰でできた丘)
*2と3の国立公園は、ネイティブアメリカンの遺跡と、
火山や溶岩などの地殻変動の跡地という
まったく別種の国立公園ですが、
この公園は、一本のシーニックルートでつながっており、
2つで1つの国立公園です。
南側にサンセットクレーター国立公園があり、
北側が、ウパキ国立公園になっています。
どちらからでも入園できますし、一人、$5.00の入園料で、
どちらの国立公園も入場できます。
どちらの国立公園にも入場する場合には、
入場料を支払って、かならずレシートをうけっとてそれぞれに、
ビジターセンターで、提示してください。
私の知らない世界が、まだまだ沢山ありました。
言葉では、表現しきれないので、
また、写真と解説のセットでご紹介いたします。
Canyon De Chelly は、岩の渓谷という意味です。
国立公園でもありますが、ナバホ族の居住区でもあり、
現在でも、放牧や農業を営みながら
実際に生活しているナバホ族の住民がいるのです。
国立公園内なのに先住民族の人々が
実際に生活をしているので、撮影禁止の標識が
所々に設置されています。
個人のプライベートなので撮影しないでほしいとのことです。
国立公園なのに、ネイティブアメリカンの民族の保護区でもある
ユニークな地域です。
この場所からハイキングトレイルが始まります。
標高差が約300m もある険しい渓谷です。
この渓谷の谷底に White House とよばれる
ナバホ族の先祖にあたるアナサジ族が
800年前まで生活していました。
その遺跡が残っているのです。
キャニオンディシェリーの渓谷の全景。
谷底には川が流れています。
キャニオンの赤い岩肌を侵食して、
川の流れもコロラド川のように、赤色をしています。
この渓谷を流れる川は、Chinle Wash(チンリーワッシュ)
とよばれる川です。
渓谷内に下るトレイルの入り口に
このような大きなサインが表示されています。
ナバホ族の人々のプライベートな生活に
敬意を払うように表記されています。
実際にナバホ族の方々の一般生活が営まれていますので、
くれぐれも写真撮影の際には、被写体に注意してください。
巨大な崖の底辺とその上の途中に、住居跡が残っています。
メールので写真では、見にくいかも知れませんね。
この渓谷の深さが、約450mのあるので、
全景を撮影すると本当に小さくしか撮影することができません。
この険しい渓谷を降りていくのです。
谷底に向かうハイカーの姿が、わかりますか?
谷底に向かうトレイルの所々自然石を
くりぬいただけのトンネルが数箇所あります。
トンネルを通してみる景観が非常に幻想的で、
別々の世界をつなぐタイムトンネルのようです。
暗いトンネルの抜こう側に、真っ青な空と赤い岩肌のコントラストが美しい。
このハイキングコースは、崖に沿って、
急な斜面を降りていきます。
所々に、トンネルがあったり、
人が一人しか通れないような、狭いトレイルだったり
高所恐怖症の人には、ちょっと厳しいかもしれません。
往復で、約4kmの距離ですが、急斜面がスリル満点です。
谷底にようやく到着しました、目指す、ホワイトハウスまでもう少しです。
BY:JIMMY
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