グランドサークルのシリーズとして、
Wupatki & Sunset Crater Volcano 国立公園を
紹介いたします。
日本語の発音では、
ウパキ & サンセットクレーター ボルケーノ国立公園です。
この国立公園は、実際は、ウパキ国立公園と
サンセットクレーター国立公園のまったく別の国立公園なのですが、
地理的に立地が近く、同じシーニックルートで散策できるために
同じ入園料で、2つの国立公園を散策できるようになっているのです。
2つの国立公園は、それぞれまったく性質の違う国立公園です。
サンセットクレーターボルケーノ国立公園は、
その名の示すとおり、火山の造山活動で出現した
さまざまなユニークな地形や景観が特徴的で、
グランドサークルの中でも個性的な景観を
楽しむことができます。この公園でしか
楽しむことができない特殊な公園ですね。
ウパキ国立公園は、壮大な草原の中に、
5箇所のネイティブアメリカン先住民の
住居跡遺跡が発見されており、
目の当たりに、先住民の住居跡を観察することができるのです。
まだまだ、史跡の発掘が継続して行われており、
観光できる遺跡の周辺も立ち入り禁止区域に
指定されているほどです。
まったく違う性質の国立公園に、
1度でいけるというお得感、お値打ち感があります。
よって、国立公園の入園料は、車1台で、
$20として入園料を徴収される場合がほとんどですが
この国立公園は、大人一人につき $5.00 です。
今回は、ワイフと二人旅ですので、
$10.00が二つの国立公園の入園料となります。
フラッグスタッフから89号線を北上すると約20分で最初に、
サンセットクレーターボルケーノ国立公園の入り口が見えてきます。
ルート的に説明すると、フラッグスタッフから北上すると
最初に、サンセットクレーター、逆にグランドキャニオンに
先に立ち寄って、キャメロンから89号線を南下してくると、
約1時間でウパキ国立公園の入り口が、最初に見えてきます。
どちらから入場しても、入園料は、一回ですみますが、
それぞれの国立公園にビジターセンターがありますので
車のダッシュボードに領収書を掲示して、
入園料をすでに支払っていることを
わかるように示しておいてください。
私たちは、サンセットクレーターから入園しました。
このビジターセンターでは、火山活動のビデオが上映されており
どのようのこの国立公園の景観が出現したのか、
映像で確認することができるので、非常にわかりやすく、
地質を理解することができます。
入園料を支払って、かならずレシートを受け取り、
ダッシュボードに掲示してください。
車で、シーニックルートに入ると最初にこのような光景が
進行方向の左側に見えてきます。
まさしく、溶岩が流れ出てきて、
凝固し溶岩台地にあっている様です。
ハワイ島などではよく見かける光景ですが、
いきなり、アリゾナで、このような光景に出会えるとは
思っていなかったので、非常に驚きました。
溶岩台地が見えてくるとすぐに、Lenox Crater Trail という
心そそられるサインが見えます。
名前からして、火口跡に出会えることは請け合いです。
約20分のトレイルなので、早速チャレンジしました。
北斜面のために雪が残っています。
残雪の急斜面をほぼまっすぐ上っていくこと約20分。
足元は、雪と真っ黒な火山灰です。
じゃりじゃりした感触で、砂の上を歩いているように
足元がしっかり踏ん張ることができません。
予想以上に歩きにくく、標高が高いために
酸素が不足して、息切れし、時間がかかりました。
簡単なトレイルですが、無理しない様にゆっくり登ってください。
レノックスクレーター山頂からの景観です。
絶景です。
正面に、サンフランシスコピークの頂、
海抜 3,851mの雄大な景観がみえます。
富士山より高いこの山は、アリゾナ州の最高峰です。
山頂に真っ白な雪が残って美しいですね。
雲ひとつない晴天ですが、標高が高く、
気温が低いので、耳が凍傷になるのではと思うほど、
寒くなってきました。
美しいけどもとても寒かったですね。
寒くなってきたので下山します。
振り返ると対岸の丘は、火山灰で真っ黒です。
生命力のあるさすがの赤松でさえまだ、生息していません。
スタート地点の溶岩台地に戻ってきました。
このようのものとは、思えない景観です。
凝固した溶岩の塊は、岩石というようりも金属のようです。
非常に鋭利な表面は、容易に人を傷つけますので、
くれぐれもラバートレイルの際は、気をつけてください。
続き!
BY: JIMMY