サンセットクレーターボルケーノ国立公園の続きです。
サンセットクレーターボルケーノ国立公園での
最後の火山活動は、約1,000年前。
地球の歴史の中では、非常に新しい活動のため、
まだ、新鮮な感じがします。
火山灰に覆われて真っ黒な丘や渓谷には、
まだしっかりと、植物が定着していないようです。
それでも、生命力の強い、ポンデロッサ(赤松)や
アスペン(ヤマナラシ)などが、群生していたり、
また、レノックスクレーターのように、
赤松の森林が出現していたり、確実に自然と調和しているようです。
これから真っ黒な丘や谷が緑に覆われる日が来るのは、
まだ、千年以上かかるのでしょうか?
それでも、地球規模の歴史のなかでは、ほんの瞬間なのでしょうね!
Lava Flow Trail (溶岩層のトレイル)駐車場付近の景観。
雪の間から、真っ黒な火山灰と、
生命力の強い松の木が、顔を覗かせています。
丘がマスクをかぶっているような不思議な光景です。
Lava Flow Trail (溶岩層のトレイル)の出発地点、
この橋を渡ると、一面、溶岩と火山灰の台地が出現します。
この地では、橋の下にも地獄のような、溶岩の川が流れていました。
溶岩トレイルの至るところに、このような表示が設置され、
この地に生息する植物の解説が、されています。
わかりやすく親切なトレイルです。
現在の溶岩トレイルは、きれいにコンクリートで舗装され、
歩きやすく、安全ですので家族全員、ハイキングを楽しむことができます。
溶岩層の中を散策するトレイルもあるようですが、
残念ながら閉鎖されていたので、
私のワイフが、よほど感慨深かったのでしょう!
じっと不思議な光景を見詰めていました。
まさしく大きな軽石です。
実際には、溶岩の中のガスが抜け出して、
ここからも美しいサンフランシスコピークが眺望できます。
まさしく、アリゾナの富士山のような存在ですね。
美しい、サンフランシスコピークをあとに、
ウパキ国立公園と移動します。
次回は、ウパキ国立公園内の、