2011年12月4日に、ラスベガスマラソンが行われます。
去年までのマラソンと異なり、今年は、
なんと 夜マラソンとして再登場。
ストリップのギラギラネオンの中を走りぬける、という
世にも珍しい、ラスベガスならでは、のマラソン大会になります。
初の夜マラソンなので、夜のレポートはまだ出来ないのですが
代わりに、去年のマラソンの様子をお届けします!
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~昨日からのつづき・・・~
この後は、郊外へと突入です。
今までの華やかな雰囲気とは一変、
ちょっと殺風景な光景になってきます。
お祭りムードから、スポーツモード へ転換です。
早速、フリーウェイを越える陸橋が出てきました。
ラスベガスはあまり坂道がないので、
この陸橋が最大の難所となります。
坂道の多い都市に比べて、なんと穏やかなコースなのでしょう。
とは言え、スポーツモードへ突入したものの、
この陸橋越えで一気にへろへろ 状態です。
やっと越えようかという辺りで、
ふと対向車線を見ると先頭集団がやって来ました。
…早い。
時計を見ると2時間15分。
そうか、そろそろ先頭集団はゴールか、、、などと考えていたら、
なんだかドッと疲れを感じました。
私はこの後、まだ倍以上の時間、走らなくてはいけないのです。
2009年はあまり折り返しのないコースだったので、
ひたすらまっすぐ突き進めばよかったのですが、
2010年はグネグネと行ったり
来たりしなくてはいけないコースになっているので、
気分的に疲れそうです。
(2011年のコースマップはまだ確定ではありませんが
基本は2010年のルートに近い予定だそうです。
ハーフマラソンは全コース、ストリップ上になる予定)
単調な走りに飽きてきた頃、沿道で知り合いの姿を発見。
応援に来てくれていました。
ここでも、写真を撮ってもらいます。
普段はあまり写真が好きではないのに、
なぜかマラソンの時は“撮って~!!”モードです。
ランナーズハイのなせる技でしょうか?
この辺りになって、ようやく1マイルごとに
設置されているバンドのステージを楽しむ余裕が出てきました。
そうこうしているうちに、とうとう30キロ地点の看板が見えてきました。
フルマラソンは30キロ辺りが一番辛く
“30キロの壁”とも呼ばれますが、
今回のコースでは、30キロ地点に
陸橋の壁までもが立ちふさがっていました。
体がだんだん言うことをきかなくなってきました。
だんだんと気持ちが負け始め、
“もう歩いてもいいや”と投げやりな気持ちになってきます。
ゴールのマンダレイ・ベイ・ホテルは目の前なのに、
まだ30キロ地点、、、
後12キロ、この辺りをぐるぐる回らなければいけないのです。
そう思って歩きはじめた時、すぐそばにいた見知らぬ女性が、
“You can do it!! ”
と声をかけてくれました。
郊外に入ってから、ずっと近くで走っていた人です。
彼女も同様に辛いはずなのに人を励ませるなんて素晴らしい、、、
うれしい気持ちになって、また走り出すことが出来ました。
その後は彼女と併走しながら、
時々一緒にコースの文句なんかを言いながら、走り続けました。
気がつくと40キロの看板が見えてきました。
後3キロの地点に到達です。
“All most there!! (後ちょっと)”
といい残し、今まで一緒に走っていた彼女は
ラストスパートをかけました。
私にはもう余力はなく、どんどん置いていかれます。
ついに彼女が見えなくなってしまいました。
10キロの距離を一緒に走ったのに、
最後まで彼女の名前を聞くことが出来ませんでした。
寂しい気持ちになりながらも、
しばらく行くとラスベガス大通りに出てきました。
ここからは沿道の観客が長い花道を作ってくれて、
歓声を上げてくれます。
寂しい気分も吹き飛ぶ華やかな場所にやってきました。
もう少しでゴールです。
最初に欲張って速いペースで走ったために、
最後は失速気味で、ちょっと不本意な結果になってしまいましたが、
最後の花道は本当に気持ちよく、
今までの辛さが全部吹っ飛びました。
長い長いフルマラソンが、終了です。
ゴールでは、ボランティアの人がメダルを首にかけてくれます。
2011年は、トランプ型のメダルです。
出口付近で、ジュビリーガールと一緒に記念撮影もできます。
バナナやヨーグルト、ジュースやベーグルなど、
用意されているものを両手いっぱいにもらって、
応援してくれていたスタッフと合流しました。
ゴールの外では、自分の名前とタイムを刻印してくれるサービスもありました。
出来るまでの間、隣のヨガマットでストレッチなどをしながら待ちます。
“そういえば、隣のルクソールホテルの駐車場で
アジア事務局のファンサイトをやっているはず…”と
一緒に行ってみました。
ファンサイトでは、ステージでパフォーマンスなどがおこなわれていて、
私たちがついた頃には
津軽三味線の演奏がおこなわれていました。
そのすぐそばの出店では、おいしそうなにおいがしています。
1杯$2で、トン汁があります。
こんなこともあろうかと、
実はサランラップに現金をくるんでポケットに忍ばせておいたのです。
疲れた体に、染み渡ります。
本当においしかった!!
おいしいおいしいとほおばっていると、
KAに出演している高橋さんが挨拶に来てくれました。
覚えてくれてたなんて…と感激してしまいました。
本当に、気さくな素敵な方です。
今回のファンサイトでは、
シルク・ド・ソレイユのショーに出演されている
日本人の方が、ステージにあがって、
いろんな質問に答えるコーナーなどがあったようです。
現在、ラスベガスでは4つのショーで
8人の日本人パフォーマーが出演されています。
ラスベガスで暮らすアジア人が
一体となって盛り上がる、ラスベガスマラソン。
本当に楽しいイベントです。
来年は2011年12月4日【日】の予定です。
是非、皆さんもラスベガスマラソンにご参加ください
BY:み
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