セドナから、南に1時間弱のところにある、小さな町、
コットンウッドをご紹介します。
ここは今人気急上昇のアリゾナ・ワインの産地なんです。
え~、アリゾナって砂漠でしょ・・・・?
ワインなんて出切るワケ・・・?
と思ったあなた!
はい、私もそう思っていました。
アメリカワインの王者ナパ、ソノマ、
南カリフォルニアのテメキュラ、
個人的に大好きなワシントン州の白ワイン・・・
どこも、穏やかな気候や豊富な緑に支えられた、芳醇な土地。
アリゾナって言ったら、このラスベガスとたいして変わらない
熱い気候とやせた土地。
そんな干からびたブドウで、一体何を作るというのか・・・
以前、中西部のとある町にあったワイナリーは、美味しくなかったし・・・
(その町の名誉の為に、都市名は伏せておきます)
・・・・と、期待値0で向かいました。
ブドウの時期をとっくに過ぎていた事もあって
畑も枯れ枯れ。
なんだか、ちょっと物悲しいかも・・・?
まず向かったワイナリーで、そもそもの疑問、
アリゾナでワインに適したブドウができるのか、をズバリ聞いてみました。
すると、
「一口にアリゾナといっても、かなりの面積がありますよね。
当然、ラスベガスと良く似た気候である、フェニックスなどでは
ワイン向けのブドウの収穫は厳しいです。
でも、このヴェルデバレー(セドナ、コットンウッド、キャンプベルデなどの一帯)は標高が高い事、昼は暖かく、夜は涼しい独自の気候である事から、特に、赤ワインに適したブドウを作るのには、実は最適な土地なのです。」
という答えが。
・・・なるほど!
たしかに、ヴェルデバレーというのは、スペイン語で緑の谷、という意味。
砂漠のアリゾナの中にあるオアシス的なこの地では
植物だってしっかり育つわけなのです。
早速、お楽しみのテイスティングをしてみました。
全く期待していなかった、という事を差し引いても、かなり美味しい~
気に入ったワインを購入して、次のワイナリーへGO!
こちらでも、やはり、お薦めは赤、との事だったので、
赤ワインを中心にテイスティング。
再び、気に入ったワインをお買い上げ。
あー、ワイナリーに行くと、散財がとまらないー。
更にもう一軒。
はい、こちらでも、赤ワインGET。
デザートワインのシェリーも美味しかったので買ってみました。
まだまだ、荒削りで物足りない味、、と感じる方もいるかもしれませんが、
気軽に楽しむローカルワインとしては、悪くないと思います。
まだまだ発展途上のワイナリー達だけに、今後の期待が高まる所です。
あと10年もすると、ナパだけでなく、
「アメリカワインの旅~ヴェルデバレー」
なんてパッケージツアーがHISでも人気になるかもしれませんよ?
コットンウッドを含むヴェルデバレーの
BY:AY