世界最大のロックフェス、
と言われるRock in Rio / ロックインリオがアメリカ初上陸となり、アメリカの音楽シーンのみならず、大きな話題となってます。
栄えあるUSA第一回の開催地はラスベガスという事で、初日だけ行ってきました~!
チケットはリストバンド。
リストバンドにはマイクロチップが入っていて、ここに予めクレジットカード情報を入力し、会場内ではキャッシュレスでリストバンドをかざして買い物をする仕組みになってます。
本家ブラジルでは、「世界最大」と言われるだけあり、一週間毎日やる(しかも、毎日違うバンド)凄い開催っぷりなのですが、ロックinリオ USAは、2週末に渡って開催です。
ロックウィークエンド:ヘッドライナー:ノーダウト5/8(金)、メタリカ5/9(土)
ポップウィークエンド:ヘッドライナー:テイラースウィフト5/15(金)、ブルーノ・マーズ5/16(土)
ちなみに、現状最もチケットが売れてるのは、
ロックウィークエンドの2日目、メタリカの日だそう。メタリカだけで相当な集客力ですが、加えてサブにリンキンパーク、ライズ・アゲインストが出演のため、他の日に比べてファン層が比較的かぶりそうなバンドがそろってるので、納得です。
ロックウィークエンドでの動員数は5/8が3万7千人、5/9は4万5千人だったとか。
主催側の目論見としては、各日9万人前後、週末2日で17万人を見込んでいたそうなので、入り具合としては半分以下。。
とはいえ、コーチェラフェスを始めとする、名だたるロックフェスを持つアメリカでの第一回開催としては、まぁ、悪くはないのだと思います。
そして、動員数が少なくなってしまったもうひとつの理由は、ずばり、天候。
年間300日が晴れ、といわれ、ほとんど雨は珍しいラスベガス。
しかも暑くも寒くもない5月は屋外ロックフェスにも超最適で、夜ともなれば、そよ風が吹いてさ、
ビール片手にぞかし心地良いだろう、と思っていました。
ロックinリオのオフィシャルサイトにも
「ラスベガスは乾燥してるし日差しが強いので、日焼け止め、水の補給を忘れずに!」
なんて注意書きがあったにも関わらず、なんと、この日の天気予報は雨!一部雷雨
しかも、5/7までずっと晴れ、5/10からも晴れ、なのにこの週末だけ、雨予報。。。
うーん。。。
いまや日本を代表するフジロックも第一回目は台風直撃でしたし、第一回が荒れれば意外と長く続くかも。。。と苦しい思い込みで気持ちを奮い立たせる私。。。
フェス自体は3時から深夜1時半まででしたが、私は仕事を終え8時頃会場へ向かいました。
雨こそふってないものの、かなり微妙な空模様です。。
おまけにとにかく寒いッ!
先週まで30度位あった気温が、この日は日中でも11度位。
最低気温はなんと9度!
かといって、
あまりにモコモコした格好でロックフェスに行く気にもなれず、
ヒートテックを下に着込んで向かいました。
開封していない水はボトル1本は持ち込みオッケーだったので、
途中のコンビニで購入して行ったのですが、
冷えたボトルを持つ手が冷たいー(涙)
ビールどころじゃありません。
むしろ、甘酒かホットココア欲しい・・・
手を擦りながら、会場へ向かうと、入り口は長蛇の列になってます。
頭上には、あれこれ持ち込んじゃダメな物リストがずらーり。。。
凶器、食べ物、なんてものだけじゃなく、ぬいぐるみとかもNOだそう。
列の横にはロッカールーム(というか、テント)も。
しまった!ダメな物持って来ちゃった・・・って方は、こちらへGO。
その先には、空港みたいな身体検査・かばん内検査のセキュリティチェックがあり、ようやく中へ入れます。
まずは、メインステージを目指します!
ちょうど、本日の私のお目当てバンドのひとつ、Pretty Recklessがスタートしました!
ぎりぎり間に合ってよかった~!!と、ほっとするのもつかの間・・・
テイラー・モンセンのドスのきいた歌声が聞こえてきます・・・・が、チビの私は人に埋もれて殆どステージは見えず・・・
巨大モニターには、バンドロゴが映し出されるだけで、様子は殆どわかりません。。。
・・・うぅ、大きな会場・しかも平らな床、は、チビの大敵・・・
気を取り直して、小さいステージを見に行って見ましょう・・
こちらはライブハウス位のサイズのステージ。
周りは食べ物の屋台なので、ピザ片手に食べつつ鑑賞する人なんかも多く、メインステージとは異なる、アットホームな雰囲気です。
そして、ラスベガス名物、何でも結婚式!!
ラスベガスマラソンでも「ドライブスルー」ならぬ、「ランスルー」ウェディングがありますが、ロック・ウェディングも出来ちゃうそうです。
1日5組限定、だとか。
私が居る間は、5組がさっさと終わっちゃったのか、結婚してる人はいませんでしたが、ロックウェディングがどんななのか、興味あります。
そうこうしてる内に、セカンドステージ(メルセデス・ベンツ・ステージ)では、フォスター・ザ・ピープルが始まりました。
ダークな歌詞ながらもポップでキャッチーな曲が多いので、ステージに詰め掛ける観客よりも、ロックフェスの醍醐味(?)、芝生でゴロゴロしながら遠くのステージを眺めてエンジョイする人が多い気がします。
さっそく、ワタクシも。。。
・・・と思ったのですが、繰り返しますが、マジで寒いんですよ・・・
結局、ゴロゴロ、というより、猫背の体育座り、みたいな格好で、丸まって眺めました。。
でも、悪くないです、この雰囲気。
半分ヤケになって飲んだくれてる人、
最初から寒さなんて感じないような半裸の人、
ロックフェスというより、真冬のグランドキャニオンか!?という位、防寒バッチリな人
それぞれに、楽しんでます。
さらに、ピクニック気分で楽しんでますー、といった感じの子連れファミリーも目立ちました。
とはいえ、1日券でも1枚$160位するんですけど、家族4人で数万円かかる、ずいぶんリッチなピクニックですよね。。。
勝手に人んちの台所事情が気になります。。
そして、私は知らなかったんですけど、ある種、この日のメインアクトと人気を二分していたらしい、メキシコのバンド、MANA。
ちょっと離れたところからでも群集の歌声が聞こえてくる位で、盛り上がりだけで言えば、この日ベストじゃないでしょうか。
演奏が終わった後、ステージモニターに大きく映し出されたGracias Las Vegas (ラスベガスありがとう)の文字に、ファンが熱狂してました。
そしていよいよトリのノーダウト!
・・・の前に、
ちなみに・・・メインステージでは観客席上にジップラインが取り付けられていて、ライブ中観客上・ステージ前をヒュー!と滑っていくことが出来るんです。
通常のロックコンサートで見られるクラウド・サーフィン(ダイブ)は、やってる方は楽しいけど、本人も危険だし、下に居る観客は頭を蹴られたりして迷惑だったりもします。
ジップラインならより高いところを滑れるし、誰もが安全で楽しそう。
こんなに寒くなければ、私もやりたかったですが、これ以上風に吹かれるのは嫌で断念。。
宴たけなわ・・・で、ノーダウトの登場です。
写真はうまく取れませんでしたが、Pretty Recklessの反省を生かして、見やすい位置を確保!
新旧ヒット曲をあれこれ演奏して、盛り上がります!
フェスではみんなが知ってる曲の方がいいですよね。
最後は、90年代のヒット曲、スパイダーウェブで締めくくり、この日のロックin リオは終わりました。
ところで、地元メディアでもこぞって褒め称えていたのが、トイレ。
フェスやら屋外イベントでは、簡易の仮設トイレが通常ですよね。
このイベントスペースは、MGMリゾートが開発し、今後も色々なイベントに使っていく為に、ちゃんとした仮設じゃない水洗トイレを膨大な数設置。
おかげで、トイレに並ぶことも殆どなく、臭いや汚れにウッ・・となる事もなく、快適に使えるのです。素晴らしい!
今週末のポップウィークエンドの後は、次回は2年後、2017年の開催だそうです。
パワーアップして戻ってくるのを、楽しみにしてます!
BY:AY