昨年、ブログでもご案内しましたが、今年3月末でモンテカルロホテルが閉館し、
4月1日から名称はPARK MGMに変更されます。
モンテカルロといえば、オープン当初の1996年は、まだ高級志向のホテルが少なく、
ルクソールやMGM、エクスカリバーなど、おもちゃのようなホテルが目立っていて、
モンテカルロの豪華でシックな雰囲気に感動したものです。
そのモンテカルロも、時を経るのと同時にだんだんと輝きが失われ、
「高級」というほどでもない、、、、という中途半端な存在になってしまいました。
それでもファンが多く、リピーターからは不動の人気を誇っていたのですが、
このたび、お隣のT-MOBILEやパークシアターのイメージにあわせて、
全面リニューアルすることになりました。
一昨年からモンテカルロの営業を続けたまま、少しずつ工事を行ってきたので、
リニューアルといってもあまり実感はありませんでした。
部分的に壁で仕切りながら改築されていたので、最初のうちは違いがあまり判らなかったのですが、
久しぶりに行ってみると、全く別のホテルになっていて、随分驚きました。
以前のフロント部分はカフェに変身。
落着いた雰囲気で、ゆっくり食事が出来そう。
コンベンションなどで来た人のワークスペースにもなるように、一部のテーブルにUSBポートがついていて充電が可能だそうです。
その向かい。
現在のフロント部分ですが、こちらはすでに工事は終了。
パーク、、、というだけあって、自然をイメージした色合いや、デザインが施されています。
以前は白と金と大理石でゴージャス感を醸し出してたフロントですが、今は落着いた色になり、
木の根っこをイメージしたオブジェに囲まれるなど、全体的に癒しの空間になっています。
天井には根っこ、、、
コンシェルジュの後ろにはゆらゆらと風に揺れる、不思議な絵が、、、
このホテルでは新しい試みとして、フロントにはスタッフを数名しかおかず、
セルフチェックインを導入しています。
チェックインのときはパスポートかクレジットカードを機械にかざせば直ぐに名前を見つけて
チェックインできる仕組み。
全部で25台の機械が設置されていて、「コンベンションなどで込み合っているときでも
チェックイン待ちの列は出来ない!」、と自信満々でセールスの人が言っていました。
この日は客室も見せてもらいました。
客室部分に関しては、構造そのものを変えることは出来なかったようで、
残念ながら、モンテカルロ時代に不評だった天井の低さはそのままです。
ただ、エレベーターホールでは低さが目立つ天井も、客室は色などの視覚効果なのか、
それほど低さを感じません。
ちなみに、客室は赤と緑の2タイプ。
緑の部屋は落着いた雰囲気で、
赤の部屋はポップなイメージです。
どちらが好きか、好みは分かれるところですが、
ランダムに配置されているそうで、希望の部屋を選ぶことは出来ないそうです。
バスルームも、緑と赤に統一されています。
全室にアイロンがあるのもうれしい配慮。
ちなみに赤の部屋には赤のアイロンボードがあります。
全体的に落着ける空間が広がるパークMGM。
モンテカルロの黄金時代を知っている人は、是非その変貌を見に行ってみてください。
み