2012.02.05
いつもご覧頂きありがとうございます
ボランティア・スタディ-ツア-デスクの内田です
『世界を繋ぐ学生たち』
久しぶりの本日は、現役の学生さんではなく
学生の時にボランティアを始め、社会人になった今でも続けている方の紹介をしたいと思います。
SSP-姉妹学級プロジェクト-
2010年度ワークキャンプリーダー(現在社会人1年目)
昆 春菜さん
SSP(Sister School Project)、日本の子供達と世界の子供達の交流をつなげるボランティアチーム。
日本とバングラデシュの小学校を姉妹校として結び、両校の子供達が贈り物交換をして交流する、というのが柱の活動。日本の小学校には年間を通じてバングラデシュにてついての授業を行い、その一環として年に1度バングラデシュまで、日本の子供たちが作った贈り物を届けに行く。
①子供達が世界を知り、自分自身を知るきっかけをつくること、②SSPに関わった人が何か発見するきっかけをつくることの2つを目標にしている。
ホームページ:http://www7b.biglobe.ne.jp/~threelikes/ssp/index.html
さっそく昆さんに伺いました
活動を始めたきっかけは何ですか?
就職活動の時期に進路に迷っていて、まず何かやってみよう!と思ったのが最初のきっかけです。
そんなに深く考えず、やりたいことと行きたい期間が合っていたから「インドに行きたかったけど、インドの隣の国だし、ま、行ってみるか!」という感じで参加しました(笑)。
そこからバングラデシュの魅力を知り、活動に関わっていくことになりました。
次の年、リーダーをやろうと思ったのは、まず、2010年にSSPで「バングラデシュの村から子供たちを招聘しよう」という企画があり、その一大イベントに関わりたいと思ったからです。それまで海外に行くことはもちろん、自分たちの村からもあまり出たことがなかった子供達が日本に来るチャンスを、彼らにとって一生の大きな思い出にしたい、と思いました。
活動をして変わったことは?
たくさんあります!
ひとつは、まず活動や旅で「自分のすごいところ」も知り、逆に「ダメなところ」を実感しました。思った以上に自分ができないこと、能力がない、と気づいたときは辛かったんですが、周りに支えられている有難さや、もっと頑張ろうという成長のきっかけになりました。行動力が増し、いろいろなことに挑戦することが怖くなくなり、知らない人、知らない世界との出会いが本当に楽しくなりました。
次に「日本」のすごさを実感しました。よく海外に行くと自分の国の良さがわかるといいますが、日本人というだけで得られる信用というのはすごいと思います。海外では自分という人間をまずは「日本人」として見られます。それはいいことばかりではないかもしれませんが、これまで日本の印象をつくってきた方々のおかげで、バングラデシュで気持ちよく旅ができたのは間違いありません。
そして、豊かな国のおかげで、22歳の私でも自由に海外旅行ができること、つきつめれば、自由に勉強ができること、職業に無限の選択肢があること、ご飯をお腹いっぱい食べられること。。。。たくさんのことが日本という国のおかげであることを実感しました。
今仕事をする上で役立っっていることは何でしょうか?
1番は、SSPの活動を通して進路を考えたかったので、活動後に目標が明確になったことが役立ったこと、といえます。
また、今の仕事では子供と触れ合う機会が多いので、小学校でボランティアしていた経験が役に立っています。SSPの活動を通しての経験、たくさんの人と出会いは私の財産になっています。
今後の目標は?
SSPの中では、今までのように子供たちがバングラデシュや世界に興味をもつきっかけとなる授業やイベントを企画し、国際ボランティアなど面白い活動をしている方々と交流をもつ場にたくさん参加していきたいです。
また、今後本格的に国際協力の分野に関わっていくために、スキルアップすることが目標です。
同世代の皆さんにメッセージを!
やりたいことを遮ってる理由を書いてみると、意外と大したことないこと、解決できそうなことが多いと思います。
”やりたいこと”をやるタイミングはいろいろあると思うので、学生にのうちに絶対やったほうがいい!とは思わないですが、先延ばしにするほど、そのやりたいこと”を遮るものは多くなっていく気がします。
自分の気持ちに正直に、そのときの気持ちを大事にして、挑戦してみてください!!
そして、やりたいことに自由に挑戦できる環境に感謝してください!
昆さん、ありがとうございました
実は昆さんは私と一緒にバングラデシュで活動したメンバーなのですが、最初は私もまさか昆さんがリーダーをやるとは思っていませんでした
通常ではメンバーが4月から日本で活動し、9月に公募メンバーと合体をしてバングラデシュに行くのですが、
昆さんはその公募メンバーだったんです。
そんな昆さんが翌年には活動のリーダーになり、現在でも活動を続けています。
お話してくださった通り、とっても「自分の気持ちに正直」な人ですね。
メッセージにもありましたが、皆様は「できない理由」を考えてしまうことってありませんか。
なんだかんだ「できない」理由を挙げて、やっぱりできないと実感して踏み出せない自分を正当化してないでしょうか。
例えば、お話にあったバングラデシュの村の子供は
日本にいきたいと思ってもすぐにはいけず、まずは戸籍を作りパスポートを作るところから始まります・・・
村には旅行会社がないので街にでなくてはいけません・・・
まず、そもそも村の子供たちは自分がどこの国に住んでいるのか、世界がどのくらい広いのか知りません・・・
これを機会に、自分がいる環境がどんなに恵まれているか考えてみませんか。
そして”やりたいことを妨げる理由”が多くならないうちに
一歩踏み出して、やってみませんか。
誰かの小さな一歩が、世界のどこかでたくさんの笑顔になる
「世界を繋ぐ学生たち」が皆様の刺激になって、その刺激が世界をもっと身近に、つなげますように。
内田 裕香
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