green traveler編集長の鮫島です。
今日は昨日に引き続き、7/24~29で私が添乗したモンゴル遊牧民文化交流ツアーのレポートです。

今日はその3日目のダイジェスト

3日目のテーマは、丸1日遊牧民と交流すること。


まずはテレルジの遊牧民オトゴンツァガン(通称オトー)さんのゲルを訪問。彼らと一緒に生活の体験を丸1日かけて行いました。

オトーさんのゲルのある草原はテレルジでも広大で美しい草原です。
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まずは遊牧民の移動式住居ゲルの組み立て体験good


最初に壁の骨組みとなる枠をはめから

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遊牧民なら3人いれば30分ほどで組立できるそうです。
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屋根の骨組となる棒をはめていきます。
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次は壁になる部分をフェルトで覆います。

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最後は全体をテントで覆います。

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あっという間に快適な住居ができてしまう遊牧民の家ゲル組立を体験できました!


その次は、遊牧民が羊を一頭絞めているところを見学

血を一滴も流さずきれいに裁いていきます。そして、無駄なところなくすべて利用します。
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命の大切さ、そして「いただきます」の意味を実感・・・・

そのほか、遊牧民のお手伝いとして、モンゴル料理づくり体験
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馬乳酒(アイラグ)を試してみたり
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合間の時間には、遊牧民の子ども達と凧揚げ、ゲーム、相撲などをして楽しみました!
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言葉は通じなくても、心が通じ合う笑顔が耐えない時間でしたね。
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次は、この季節ならではのフラワーハイキング
モンゴルは標高1000m以上にあるため、散歩感覚で高山植物に出会うことができる貴重な場所なんです。まさに高嶺の花に普通に出会える場所!
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モンゴル版エーデルワイス
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モンゴル版ナデシコ
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一面に咲き乱れる草原で思い思いにすごしました!
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サイコー!

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大人たちはのんびり、子供たちはわんぱくに遊びまわっていました!ワイルドだぜぇ!
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そして、次は昨日雷雨のため延期となった乗馬horseをリベンジ!と思いきや、これからという時にまたまた雨が・・・・・rain。この時は本当に天を恨みました!
しかし、今日の雨は通り雨。30分もすると止み、むしろ、青々とした草原にさらに輝きをもたらしてくれたようでしたsun!とにかくよかった、よかかった!
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大草原の乗馬、いざ出発!

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初めての乗馬という方がほとんどで不安もあったかもしれませんが、皆さんとっても上手でしたよ!なんせ柵のない大草原での歩くといろんなことを忘れさせてくれる、そんな力を持っています。自由に操れるようになって、またモンゴルで乗馬をしましょうね!

本日のメインイベントは、遊牧民の大好きな羊肉の野外料理ホルホグをつまみながらの遊牧民との野外パーティ

野外パーティに備え、参加者全員、モンゴルの民族衣装であるデールを着て、遊牧民になりきっていただきました!みなさんいい笑顔で素敵notes
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今回初めて、キャンプファイヤ-に挑戦しました!モンゴルではあまり行われませんが、オトーさんに無理を言ってお願いし実現しました。

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キャンプファイヤーの準備が整った段階で、地元の子供たちによる民族芸能の披露!モンゴルの伝統楽器「馬頭琴」の演奏や同時に二つの音域を出る歌ホーミー、長唄などを披露してくれましたnotes。草原の風とともに心地よい音色が広がりましたね。ちょっと、寒くなってきたので炎があったおかで温まりました!
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普段、こうした伝統芸能は、いまやウランバートル市内の室内で披露されることがほとんどですが、今回はあえて草原で行うことにこだわりました。なぜなら、馬頭琴もホーミーももともとは遊牧民の伝統文化であって、遊牧民の生活の必要性から生まれた伝統芸能です。草原の中で聞くからこそが本当の姿。そして、遊牧民の心の旋律に迫りたい、そんな思いで実現しました。
わざわざ来てくれた演者の子供たちに感謝感激です。

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真っ暗な草原の中で燃える炎の前で、遊牧民有志によるモンゴルの歌、そして私たち日本人による日本の歌の交換!たまたま今回の参加者の方でオカリナを弾ける方がいらっしゃて、「ふるさと」「赤とんぼ」「上を向いて歩こう」などオカリナの演奏とともに参加者全員で歌いました!即興にもかかわらず、皆さん頑張りましたね!

そして、夜空には満天の星空night
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モンゴルでしかできない、モンゴルだからこそできる大自然が舞台のイベントになりました

厳しい自然の中で質素でありながらもたくましく生きる遊牧民の生活・・・。自然との共生、家族や人と人とのつながりを大切にする遊牧民の生き様に少なからず何かを感じて頂けたのではないかと思います。

遊牧民のオトーさんの家族にも、今回の交流がどうだったか、聞いてみたところ、「最初は言葉も通じなくて遠慮や心配もあったけど、異なる国の人々と一緒に時間を過ごしてこんなに楽しい時間は今までなかった」と。

通常、受け入れ側の「ホスト」が旅行者の「ゲスト」にサービスを提供するというのが、一般的な観光の概念です。しかし、今回ツアーを通して、私の企画者としてのチャレンジは、「ホスト」と「ゲスト」が向かい合うのでなく、同じ方法を向くということでした。ホストがゲストに与えるだけでなく、その逆もある。お互いに何かを得て、会えて良かったと思う、そんな機会になればという思いで、今回のツアーを用意しました。

世界は広く、様々な違いはあっても、同じ人間として通じ合うこと、普遍的なものがあると私は思っています。楽しいと思うこと、うれしいと思うこと、悲しいと思うこと、つらいと思うこと。家族を思い、相手を尊重すること、自然を破壊せず共に生きること。それは、どんなに科学技術が進歩しようと、経済が発展しようとも、人類が進化しようとも、決して失ってはいけないものではないかと思うのです。


明日は、もうひとつのモンゴルの見所。ホスタイ国立公園を訪問です!

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