【等身大の国際協力】
編集員の野田です。
JICA青年海外協力隊員を訪ねて交流するスリランカツアー。
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私が印象に残ったのは、首都コロンボで環境教育に従事する隊員のお話eye

「スリランカでは道路清掃やゴミ回収などはその職業の人がやるものだという分業意識も強く、廃棄物=「汚い」というイメージがとても強いです。

ゴミ問題に関する事業に従事しているので、時に失礼な態度を取られて悲しい思いをすることがあります。一番鮮烈に覚えているのは、ゴミ収集車に乗って(ツナギを着て)ゴミ回収の手伝いをしていた時の事。

あるスリランカの方に目の前にゴミ箱を置かれ(手渡しされることなく)、無言で顎をしゃくられ、ゴミ箱を持って行くように促されたのです。

ゴミを回収している人に手渡すということは、恐らく彼女にとって汚らわしいことだったと思います。とてもショックでした。ですが、この体験でゴミや清掃に従事する人に対するスリランカの人の考え方を身をもって知ることが出来ました。

学生や地域住民に環境教育を行う時は、その経験を活かして「ゴミはいつからゴミとなるのか?」「ゴミを集める人や道路の清掃員がいなかったら街はどうなるのか?」などスリランカの人々に伝わりやすい工夫をしながらゴミ問題について理解してもらっています」

そこで暮らさないと見えないこと知ることが出来ないことが沢山あります。現地の価値観や常識を知り、その中から少しずつ問題を改善する方法を模索する等身大の国際協力活動。
だからこそ、現地の方々に浸透する活動になるのだと思います。


(写真は動物園内で環境教育を行う隊員)

▼JICA活動最前線!スリランカを知る6日間
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