近年よく耳にするようになった『海洋プラスチックごみ問題』
そこにはどんな問題があるのでしょうか。
ペットボトルやビニール袋、発泡スチロールなどプラスチック製品は、私たちの身の回りに溢れています。
ただ、プラスチックは自然分解されることがなく、半永久的に海に漂います。
既に世界の海には、合計で1億5000万トンものプラスチックごみが存在していると言われ、年間800万トンが海に流れ出ていると言われいます。
そんな海に漂うプラスチックは、様々な影響を与えています。
①海の生物への影響
クラゲと間違えて、ビニール袋を飲み込んでしまい死んでしまうウミガメや、海鳥が海面に浮いているプラスチックを誤飲してしまい、死亡してしまうケースなどもあり、それが原因で絶滅が危惧されいるものもあります。
これまでに国内外800種類を超す生物の体内からプラスチックが見つかっているそうです。
②人体への影響
波や紫外線などの影響を受けて、5㎜以下になったプラスチックは、「マイクロプラスチック」と呼ばれています。非常に小さなマイクロプラスチックは、プランクトンも飲み込むことができ、そのプランクトンを食べた魚にもマイクロプラスチックは蓄積され、それを食べた人間にも、蓄積されます。
普段食べている魚の中にもマイクロプラスチックが入ってる可能性があり、それが人体にどのように影響を与えているか、まだまだ未知数です。
宮古島に流れる漂着ゴミ。
綺麗な海で知られる宮古島!
東洋一のビーチと呼ばれる与那覇前浜ビーチなど綺麗なビーチが多数が存在します。
そんな宮古島も漂着ゴミに悩まされいます。
冬の2か月間で1500立方平米のゴミが海岸に漂着しています。
流れ着くプラスチックごみは、日本製だけではなく、世界各国から様々なゴミが流れ着き、そのゴミは、毎月清掃しても、なくなることはありません。
2050年、あと約30年後には、海に住む生物よりも、ゴミのほうが多くなると言われおり、
美しい海が失われてしまう日も差し迫っています。
美しい海を残すために、今私たちができることを考えてみませんか?
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●プラスチックごみ問題について考えよう
『後世にも残る、海の美しさを考える 宮古島3日間』
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