日本では、年間5万台以上の車いすが廃棄されており、その多くがまだ使えるのに捨てられてしまっています。
その一方で、海外の発展途上国などでは、車いすが不足したり、高くて買えない人々が大勢いるのが現状です。

もったいない、そう感じる方も多いのではないでしょうか。そんな中、日本で使わなくなった車いすを、工業高校生が分解・整備・再生し、アジアで車いすを必要としている人たちにプレゼントする活動をしている団体があります。
 
■公益財団法人日本社会福祉弘済会■
『空飛ぶ車いす』 

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国内で廃棄される車いすをまだ使えるのに「もったいない」と全国の高校生が中心となり、その技術を応用して修理、再生し、主にアジアの障害児・者や高齢者に送り届けています。
1999年から始まり、最近では年間約500台の車いすが海を渡り、これまでに世界の37か国に約1万台が届けられました。
 
そんな希望が詰まった車いすを、世界に届けに行くツアーが登場!
今回の届け先はベトナム

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近年急速な発展を遂げていますが、ベトナム戦争の影響から現在でも枯葉剤によって苦しむ子どもたちが生まれています。親が受け入れることが出来ず、孤児となるケースも珍しくないそうです。
 
今回のツアーでは、ベトナム・ホーチミンの孤児院に車いすを届けに行きます。
キークアン孤児院
お坊さんにより運営されており、現在は約230人の子どもが暮らしていますがその3分の2は生まれつき障害のある子どもたちです。

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中には水頭症など枯葉剤特有の影響を受けた子どもたちも多く見受けられます。
 
さらに、福祉施設も訪れます。
G-CoCoRo作業所

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知的障害者の方が働く作業所。手織りで布を織り、ポーチやバック、小物を作り、販売をして収益を得ています。

Photo_2 ツアーでは施設の見学後、孤児院の子どもや作業所の皆さんと交流・作業のお手伝いをします。

日本から海を越え、空を飛んで、世界に車いすを届けに行きませんか?
ベトナム戦争について学ぶ史跡巡りやホーチミン市内観光も!
福祉施設や孤児院の訪問、車いすの贈呈を通して「誰もが生きやすい社会」とは何かを考えてみましょう。
 
空飛ぶ車いすを世界に届けよう
ベトナム・ホーチミン5日間
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    2024.12
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