遺跡
2016.12.27
カイロからこんにちは!!!
前回に引き続き、レッドピラミッドの内部をご紹介したいたします。
玄室へと続く、通路までご紹介しました。
通路を抜けると、第一の前室に辿り着きます。
高さ訳15mで、天井に向かって先細りした形になっています。
この前室には表層部等に使われている石灰岩ではなく、
その何倍もの質量を持つ赤色花崗岩が使われています。
その質量は一つ50tとも80tとも言われています。
このような、巨大な石材を中空に水平に設置できたことから考えても、
いかに、ピラミッドが綿密な計画によって作られたかが分かります。
そして、第一の前室の右手奥に第二の前室に続く通路があります。
完成当初はもちろん貫通した状態ではなく、盗掘を防ぐために塞がっていたと考えられます。
通路を抜けると、第二の前室に辿り着きます。
第二の前室は第一の前室とほぼ同じ構造になっています。
第二の前室には階段を上がった上部に玄室へと続く通路があるのが確認できます。
こちらも、盗掘を防ぐための構造になっていると考えられます。
そして、やっと玄室に辿り着きます。
盗掘対策もむなしく、かなり荒らされています。
不幸中の幸いか、石灰岩製のピラミディオンとミイラの断片が発見されました。
また、レッドピラミッドと検索すると第二検索キーワードに「臭い」と表示されますが、
実際にかなりアンモニア臭がきついです。
レッドピラミッドにお越しの際は、マスクまたはタオル等で防臭対策をしていくことを強くお勧めします。
次回は同じくダハシュールにある、屈折ピラミッドをご紹介いたします。
写真はなく文章だけの説明になってしまいましたのが、
実物は是非エジプトにいらしてご覧ください。