宗教
2016.12.13
カイロからこんにちは!!!
エジプトの宗教といえばイスラム教徒を思い浮かべる方が多いと思 いますが、約9000万人の人口の内、その10% に当たる900万人はキリスト教徒です。 エジプトのキリスト教徒の事をコプトと言います。
コプト観光の魅力は、 いわゆる欧米的なキリスト教徒との違いにあります。
欧州で生まれたキリスト教徒がアラブの国でどのように形成された のか?
その歴史、建築、 美術、生活を知ることはエジプト観光の最大の魅力の一つになります。
コプトが多く住む地区(コプティックカイロ) はいつも観光客で賑わっています。
今回はコプトの教会とカレッジにて行われている、 民芸品市のレポートをしたいと思います。
~ガラグースの陶器展示会~
ラムセス駅から車で10分程のラムセス通りに面したthe Holy Family Collegeで行われています。
魔法でも教えてくれそうな、学校の名前と外観です。
ガラグースとはルクソールの北に位置する村の名前です。
その村に住む若手のアーティスト達が作った陶器とタペストリーが 展示、販売されています。
ご飯を炊くのに土鍋を買おうかと思ったのですが、 直接火にかけるのはダメらしいです。 オーブンなら問題はないみたいです。
様々な形の陶器が展示されています。
大皿は食事で使うのではなく、置物として使うようです。
高いもので、3000円ほどなので驚きです。
花瓶などもあります。
最後は親切な売り手のおじさんに車まで購入したものを運んでもらいました 。
この展示会は12月17日まで開催されています。
~アフミームとハガーザのポートレイヤ展示会~
ラムセス通りと平行したクッバーシー通りにあるコプトの教会の一角で行 われています。
こちらもラムセス駅から車で10分ほどのところに位置しています 。
アフミーム、ハガーザともにルクソールから北に位置する村です。
ポートレイヤとは写真にあるような、刺繍を使った美術品の事です。
この展示会はAssociation of Upper Egypt for Education and Developmentと言うNGO団体が主催しています。
このNGO団体は上記の2つの村の村人が作った美術品を展示、 販売しています。
高いもので1万5千円位です。
刺繍の他にも木工品があります。
ゴジラを発見!!!
この展示会は12月18日まで開催されてます。
クリスマスが近づくにつれ、このようなNGO主催の展示、販売会は多く開催されます。
機会があれば、皆さんも足を運んでみたらいかがでしょうか!!!