2016.01.14

1/8~12にインドツアーへ行ってきました内田です!

本日はツアーのレポートをしたいと思います。

インドでイチゴ!? そうなんです。

GRAは会社とNGOの両面を持ち合わせる組織。震災の被害にあった宮城県亘理郡山元町の名産であるイチゴ農業を最新IT技術を使って復興させたGRAは農村開発と女性のエンパワーメントを目指しインドにも進出しています。

今回はインドのイチゴ農場を見に行く視察ツアーでした。

さて、インドの大都市ムンバイについた私達。

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目の前には大きなビルが広がり、女性は伝統衣装のサリーではなく洋服を着ていて物乞いもいないし、ゴミもあまり落ちていない・・・デリーのような光景を考えていたら全く違う世界が広がっていました。

初日は世界最大規模と言われるムンバイのスラムへ。

なんと2km四方の土地に約70万人(ムンバイ人口の約60%!)が住んでいるんです。

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とにかく私はカルチャーショック。

まずは、仕事がある!!!とにかく、プラスチック工場やら縫製工場やらスラムの中に仕事があってみんな楽しそうに働いてる。

えっスラムってなんか治安が悪いところじゃないの?みんな仕事とかなくて不法地帯で暮らしてるんじゃないの?アルコール中毒とか薬物中毒の人がいるんじゃないの?

そんなスラムのイメージは吹っ飛びました。なんたってここは政府に認められているスラムで皆住民票もあれば、選挙にも参加できるそう。

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道路があって車を持っていて、マンションに住んでいて、学校に通っている人もいます。

えっ本当にスラム!???

さらに最後にムンバイ大学出身のガイドがぼそっと一言。

「ぼくもスラム出身なんだよ」

ええええええええええええ!!!!!

そんなカルチャーショックをうけながらムンバイからプネという都市へ移動。

N車内では参加者自己紹介をします。福岡から宮城まで全国から、20代から70代まで年齢も様々。農業関係の方もいれば会社員もいればライフル射撃元選手もいれば、本当に色んな方が参加しています。

次の日はあるお家を訪問させてもらいました。

Photo_4牛フンや人の排泄物からでるメタンガスを使って、緊急時にお湯を沸かしたりなどできるよう。

ちなみに家庭訪問で気になったのは、土の壁でできていて、家の中に牛がいるようなうちなのにテレビはSONY。

インド人はテレビのプライオリティが高く、冷蔵庫よりエアコンよりテレビが欲しいんだ!

と言っていました。

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その後は村の人々が集まるお寺で村人とディスカッション。

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この村長さんは女性だそうです。男性優位のインドではとても珍しいこと。

「農村にNGOが入って一番変わったことは?」「野菜の種類が増えたおかげで色んな売買ができるようになった」

「最初にNGOが入ってきた時嫌じゃなかった?」「他の村で成功していたから、うちの村も絶対成功したいって思った。だから嫌じゃなかったのよ」

村の人が考えていることをきく時間は本当に盛りあがりました。

そしてランチは女性だけで経営しているレストランへ。

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午後はいよいよイチゴ農場へ!

10658564_941216535915623_5726697646湿度、温度などすべてがコンピューターで管理されている農場。インドでは停電が多く電力が足りないため、まだまだ日本と同じ最先端技術を使いこなすのは難しいようです。

農場内にはあまずっぱいイチゴが!

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色んな試行錯誤を繰り返しながら育てているイチゴを手にここまでくるまでの苦労話をする

イチゴ作りのレジェンド。

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「・・・甘酸っぱい」

ここに来るまでの道のりを知った上で食べるイチゴは本当に甘酸っぱく、重みのある味。

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インドでのプロジェクトについて話した後はワークショップ。

12509298_10156500049115473_78052766皆が感じたことをシェアする時間を取りました。アンケートでもこの時間がとても良かったという声が多く、大いに盛り上がり。

「農村やスラムの生活を見て、開発ってなんなんだろうって思った」

「インドの渋滞はすごい。交差点作ればいいのにって思ったけど、その考えこそが日本的思考。インドの人はそれで緩和されるなんて絶対思ってないよね」

「スラムの様子はまるで戦後の日本みたいだった。何もないけど、何かを目指しているようなそんな感じ」

夕食でお酒とともにあつく語るのも素敵だけど、皆の声をシェアするのも大事ですよね。

そして、この日誕生日の方へのサプライズケーキ♪

もちろんイチゴはGRAインド産です。

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夜も遅くまでディスカッションで盛り上がりました!

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そして最終日。ムンバイに戻るバスの中で行った振り返りでは、全員今回の経験とともに今後の自分の目標や夢を語って下さいました。

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ムンバイに戻ってきた一向は観光へ。まずはタージマハルホテル。

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ハイエンドスーパーでお土産探し。スパイス屋さんもおしゃれ!

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旅のおわりはインド門(ゲートオブインディア)にて。

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GRAさんを通して繋がった日本の山元町からインド・プネ。

ストロベリーロードはこれからも続きます。

旅のワクワク、新しい出会い、インド・プネの農村と日本にいる私が繋がる。

参加者もインドの人々もこの出会いがどんな風に今後に繋がるんだろう?

続きは2月12日に行われるツアー報告会で。


世界最大のスラムとイチゴプロジェクトから学ぶインド5日間


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