1人の船乗りと、
1人の子供と、
1人の妊婦と、
1人の老人と、
1人の若者が大きい船で航海をしていました。
しかしある日、海のど真ん中で
悪天候にみまわれ、船は沈没寸前。
逃げなくては全員命を落としてしまうかも。
何カ月も、もしくは何年も漂流することを覚悟で、
船に積んである救命ボートで逃げるしかない。
でもそのボートは4人乗り。
妊婦さんのお腹には赤ちゃん。
老人は船旅の疲れでぐったり。
子供はパニックで泣きわめく。
でも、一刻も早く決断をしなくちゃ、みんな沈んでしまう。
あなたなら、こんな時どうしますか?
大学の時に、こんな講義があって
わたしだったらどうするんだろうな~と
いまでも考えることがあります。
答えはでないまま。
答えのない問いって、世の中にはたくさんありますよね。
すぐ近くの場所でも、うんと遠い場所でも、
昔のことでも、未来のことでも、
時間や空間を隔ててしまうと、想像力を働かすのはなかなか難しいものです。
もしそこに自分がいたとしたら...
それって正しいの?ダメなの?
どうやって判断したらいいの?
1933年、あなたがドイツで、ドイツ人として暮らしていたら?
ユダヤ人として生まれていたら?
ユダヤ人大虐殺「ホロコースト」をどう見ていたでしょう。
1937年、あなたが中国南京で、中国人として暮らしていたら?
日本軍として中国に派遣されていたら?
南京大虐殺をどう見ていたでしょう。
時間も空間もこえて
想像するために、いま
旅にでかけましょう。
アウシュヴィッツ訪問 「歴史」と「いま」を考える
ポーランド・ドイツピーススタディツアー8日間
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