2016.03.07

鎌田安里紗さんによるスタディツアーレポートその3▼

今回のツアーは、オーガニック農法・手紡ぎ・手織りといった服づくりの明るい側面だけでなく、暗い現実とも向き合う旅でしたひらめき電球ひらめき電球
映画「THE TRUE COST」でも描かれているように、たくさんの問題を抱えているファッション産業カチンコカチンコ
安く早く作るために、働く人のお給料が極端に削られていたり、ものすごく長い時間働かざるをえなかったり、自然を汚すような染料が使われたり、土地を殺してしまう農薬が使われたり、、
問題の全貌はわたしもまだ知らないし、もしかしたらまだ誰も分かりきれていないかも。
そんな現状を少しでも知るために、現地の劣悪な労働環境を改善しようと働きかけているNGOの方にお話を聞いたり、

 

実際にいわゆる〝ファスト・ファッション″と呼ばれるブランドの服をつくる工場で働いていた(ストライキをしたら解雇されてしまった)方々にお話して頂いたり、

O0480036013587032942

通訳さんを通して、実際にどんなことに困っているのか、何が問題なのか、どんな風に改善していく必要があるのか、といったことをお話ししてもらいました。

O0480036013587032955

私たちに現状を伝えるために集まってくれた方がこんなにたくさん!!
それだけ切実な問題なのです。

O0480036013587032996

健康被害、教育が受けられない、問題は本当に深刻で、私たちに何ができるんだろうと悩んでしまうけど。
服を買う側の私たちが「もっと安く」を望まずに「もっとつくる過程にやさしさを」って求めるだけですごいパワーだと思うんだ合格合格
やっぱり服は値段とデザインだけじゃなく、それをつくってるプロセスも素敵であってほしいもんDASH!DASH!
だけど今回訪ねてひとつ気づいたこと。
〝悪者″っていないんだなぁって。
ファスト・ファッションブランドの中の人がみんな悪人なわけないんだもの。
きっと地球環境を壊したいとか、人を傷つけたいって心から望む人はいないよね。
でもいろんなどうしようもないこととか、いまの世の中の仕組みとか、見えなくなってしまったこととか、大きく広くなりすぎてしまったことで、構造的にたくさんの問題が生まれてる。
それを「どうしようもない」で置いとくことが問題だなぁって。
見えるところから、できるところから、ちょっとずつでもあったかい方向へ、やさしい方向へ向かって行って欲しいし、少しでもそのお手伝いができたらと思うのです足あと足あと
ツアーメンバーのみんなとも、毎日、移動しながら、ご飯を食べながらどうしようね、何ができるかねってたくさん話しました黄色い花
「これ!」っていう万能な解決策はないわけだから、それぞれの立場から、それぞれにできることをしたいねって黄色い花

O0480036013587033018


O0480036013587033069

みんなの感想や意見にいっぱい刺激をもらったよ~~
同じことを見て、聞いても、そこから感じること・考えること、その受け止め方はほんとうにひとりひとり違って、それを共有する時間はとてもとても学びの多いものでした虹虹
みんなありがとう~~キラキラキラキラ

O0480036013587033105

O0480036013587033122


O0480036013587033143



ありちゃんクローバー

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    

    HISボランティア・スタディツアーデスク

    2024.11
    loading...