世界を旅したマルコ・ポーロが
きっと感嘆のため息をつきながら、その素晴らしさに見惚れた国。
「光り輝く島」という名を持つ...
スリランカ。
ガラっと場面が変わって最近、
とあるミーティングルームで「日本は平和だよね」と言ったスリランカ人の同僚。
「光り輝く」、「世界で一番すばらしい場所」にも
いろいろな事情がありそう...
ということでスリランカの話を少し。
スリランカが今の国家として独立する前、
イギリスの植民地だった時代があります。
当時イギリスは少数民族である【タミル族】によって
多数民族の【シンハラ族】を統治する、という政策をとっていました。
教育を受けるのも、良い職業につけるのも、タミル人。
シンハラ人には不満が募ります。
そして、1948年、日本では第二次世界大戦が終わった頃。
「スリランカ」として独立し、
今まで優遇されずにいたシンハラ人に追い風が吹きます。
「シンハラ・オンリー政策」が実施され
公用語はシンハラ語のみ、シンハラ人の宗教を優遇、
少数派を保護する法律を廃止するなど
今までの形勢が打って変わって逆転しました。
これに耐えられなくなったタミル人の一部が武装組織を立ち上げ、
その後2009年まで続く長い内戦へと進んでいくわけです。
「日本は平和だよ、だって民族がひとつだし、みんなモラルがあるし
宗教もそんなに強くないし、言葉もひとつだし、争う理由がないから」
もちろん日本にもたくさん社会問題があることを当然理解した上で、
それでも彼女はそう感じるのだと思います。
スリランカに行ったらなんだか日本とは全然違う風景が見えそう...
ちょっとスリランカが気になってきませんか?
ちなみに、3/26出発のツアーは、高木(わたし)が添乗員として同行する予定です。
(こんな堅い話ばっかりじゃないですよ、笑)
幼児教育&体育教育の隊員を訪ね交流
JICA活動を視察&世界遺産を巡るスリランカ 6日間
おまけ ~世界遺産シギリヤロックに近付いてみた~
文字ばっかりだったので写真を観ましょう。
スリランカ、といえばシギリヤロック。
どうやらとても大きく、登るのに一苦労のよう。
遠くからみると...
シギリヤロックをバックに象乗り。いいですね。
上から見ると...
横から見ると...
ちょっと近付くと...
登り始めてみる
頂上からの景色は...?
行ってからのお楽しみ。
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