サワディーキャット! メオダムです。


先週末、数日間日本へ一時帰国してきました。

その際に持参しましたタイ土産の話です。


前回のブログでメオダムはバイクでブアデーンを探しに行ったにもかかわらず、惨敗した話を書きました。


それに続く"やっさん"は甘いものを食べたくてバンコクで有名な「Crepes&Co」を探しに行ったのに移転した後だったという話を書いていまして、これではH.I.S.バンコクのスタッフの面目が立ちません。


でも、今回のメオダムの話は成功事例ですし、皆様にも自慢たらたらお勧めできそうな話です。

日本行きの飛行機に乗る前日、メオダムはダムナン・サドゥアク水上マーケット近くにあるココナッツファームというところへ立ち寄る機会がありました。


このココナツファームはその名前の通り、ココナツ畑に囲まれた観光客向けの施設で、ココナツを使った商品などを中心に販売しています。

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[ここがココナツファーム 写真のバスはメオダムのバスではありません]


タイの人たちは、ココナツファームとは呼ばず、クルアイマーイと呼んでいます。

ここには小規模ですが蘭園が併設されているから、タイ語で蘭の花を指すクルアイマーイと呼んでいるのでしょう。

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[無料で併設の蘭園を見学できます]

このココナツファームではココナツシュガーを作っています。

ココナツシュガーとはココナツの花の蜜から作られるお砂糖のことです。

Img_5362 [ココナツファームを取り囲む背の高いココナツの木]


鉄道紀行家の故、宮脇俊三氏がバンコクからシンガポールまでマレー鉄道で南下する際に、車窓に延々と続くココナツの木を眺めた感想として「椰子が笑う 汽車は行く」という作品の中で、"長い棒の先に「笑」という字を乗っけると、椰子の木そっくりになる。"と書かれている。


なるほど、すっと伸びた先に大きな葉が交錯しながら茂った感じが「笑」という字に見える。

この「笑」という字の部分に、実はココナツのお花が付いているのです。 お花と言っても、地味なお花です。

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黄緑色のツトに覆われたクリーム色のツブツブがお花です。

このお花の房が入った基の部分を大きなナタで切ると、切り口からお花の蜜がしたたり落ちてきます。
その蜜を竹筒に集めるのが、このあたりのココナツ栽培農家では毎朝の日課となっています。

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[写真の奥で鍋が七輪にかかっていますが、ココナツオイルを作っているところです]

一本のココナツの花房から毎日1リットルくらいの蜜が取れるのだそうです。
この蜜ですが、集めたまま放置しておくと、数時間で自然発酵して、ヤシ酒になるそうです。

メオダムも以前に田舎の方で飲ませてもらったことがあります。
ちょっと酸味のあってコクのある飲み口で低アルコールのお酒でした。
俗称"スカイ・ビール(SKY BEER)"とも呼ばれているそうで、なるほどと思いました。

このあたりの農家の方はメオダムと違って勤勉なので、竹筒に集めたココナツの蜜をスカイビールだなんて言ってグビグビ飲み干したりしません。

発酵が始まる前に蜜を大きな鍋にいれます。
そしてその鍋をココナツの殻を燃料とするカマドでグラグラ、グラグラと煮詰めていきます。

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充分に煮詰まり、薄茶色のドロドロとなった蜜を、木綿の布を敷いた巨大な「たこ焼きプレート」のような型の上に流し込んで冷やします。

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冷えるとドロドロだった蜜がカチカチに硬く固まります。
これがココナツシュガーです。

ココナツファームで作られているココナツシュガーは、「たこ焼きプレート」のような型で作られているので、直径が6センチくらいの円盤型をしています。

ココナツファームではお土産用に500グラム入りのココナツシュガーを60バーツで販売しています。

ただし、お土産用と言っても、きれいに包装しているわけではなく、飾り気のないビニール袋に詰めただけです。

ココナツシュガーはタイ料理には不可欠の調味料です。

グリーンカレーやソムタムには必需品なので、バンコクのスーパーなどでも売られていますが、しかし、カチカチに固まった状態では料理に使いにくいし、粉末にしても溶解温度が低いようで、すぐくっ付き合って固形化してしまいます。
そこでタイ料理用にスーパーなどで販売されているココナツシュガーは、軟化剤を添加してドロドロの状態にしてあります。
また防腐剤などの添加物も含まれているようです。

それに対してココナツフォームのココナツシュガーは添加物が入っていませんので、100%ナチュラルな自然食品というわけです。

メオダムもあるWEBページ(症状と治療法.com)を読んで、ココナツシュガーは素晴らしいと言うことに知り、最近は自宅で料理をするときもコーヒーなどを飲むときももっぱらココナツシュガーを使っています。

やはり、円盤型のままだと料理に使いにくいので、氷砂糖くらいの大きさにあらかじめ砕いておいて使っています。

で、ココナツシュガーの何が素晴らしいかというと、前述のWEBページの受け売りになってしまうのですが、

  1. 血糖値の上昇速度が普通のお砂糖の1/3で糖尿にも良いし、脂肪として蓄積されにくいのだそうです。
  2. ミネラルが豊富、カリウム、マグネシウム、鉄などふんだんに含まれているそうです。
  3. 身体に必要な20種類のアミノ酸のうち、16種類も含んでいるそうです。
  4. 脳や神経、皮膚等の健康を保つのに必要なビタミンB群を豊富に含んでいるそうです。
  5. 食物繊維が含まれ、腸内細菌のバランスを良好にする働きがあるそうです。 
  6. 普通の砂糖をココナツシュガーにかえることで、身体を糖化させない効果があるそうです。

これらの特徴から次のような効果が期待できるそうです。

  • ダイエット効果
  • 便秘解消効果
  • アンチエイジング効果
  • 睡眠不足解消効果
  • ストレスケア効果
  • 集中力や記憶力の向上効果
  • 血糖値の上昇を抑える効果

そして、なによりも大事なのは、ココナツの香りもいいですし、甘くて美味しい。
初めて食べた時は、上品な黒糖のように感じました。

さらに、WEBページには、ココナツシュガーのデメリットとして
白砂糖は1㎏約200円程で購入できる事に対して、ココナッツシュガーは、300ℊで1,000円以上するものがほとんどで、オーガニック栽培のものだとさらに高くなります。
とありました。

おぉぉぉぉ、日本ではココナツシュガーが300グラムで1000円以上もするのか!
メオダム、翌日の日本への一時帰国用お土産として出来立てホヤホヤのココナツシュガーを6袋、3キロほど買い込みました。

3キロなら、日本でなら1万円以上ってかぁ、、
ウッヒョヒョイ!

よし隣近所へも配らなくては、、、
セコーいメオダムは500グラム入りのパックを更に小さなビニール袋に詰めて、一袋が300グラムにダウンサイジング。
これで日本では高級品になるらしいココナツシュガー10袋が出来上がり。

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[ダウンサイジングした袋入り]


さて、まずは配偶者にココナツシュガーをプレゼント。

「うーん、香りもいいし、美味しいねぇ」
と頬に笑みが浮かんだのを見て取るなり、メオダムはココナツシュガーの効能について延々と能書きをたれる。

「わぁ、私にピッタリじゃないの、コレ!」

来年には還暦を迎える配偶者、もうココナツシュガーの大ファンになってしまったようで、まだ砕いてもいない円盤型のココナツシュガーをポリポリ、ポリポリとかじっています。

「おいおい、ちょっと待ちなさいよ、いくらココナツシュガーが良いからって、食べ過ぎたらやっぱり糖分の取りすぎになるんだぞ、砂糖の代わりに使ったり、ちょっと甘いものが欲しい時にチョコレートの代わりに食べるくらいがいいんだからな」

こんなに喜んでもらえるとはメオダムも思っていなかったので、ニンマリ。

500グラムで60バーツ(約200円)であったことは内緒のまま、3日ほどの滞在でバンコクへと向かう飛行機に乗りました。

Img_8716 [飛行機の窓からの雪を頂いた富士山 うちのスタッフにも見せてあげたい]

さて、メオダムがココナツシュガーを買ったココナツファームですが、ダムナンサドゥアク水上マーケットへ行くオプショナルツアーや「象さんシャトルバス」で立ち寄っています。
ココナツファームでは無料で試食もできますよ。


「ココナツファームまでなんか、遠くていってる時間がない!」
という方は、スクチャイラウンジへお越しください。

Img_8727 [スクチャイトラベルラウンジのタイ雑貨売り場]

ココナツファームのような素朴な製造直売ではなく、パッケージも洒落てきれいで、お土産にピッタリにココナツシュガーをスクチャイラウンジでは販売しています。

ちょっとお値段は高くなっていますが、使いやすいようにあらかじめ砕いてあります。

Img_8725 [スクチャイラウンジのココナツシュガー]

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[これなら大切な人へのお土産としても使えそうです]

その後の配偶者に言よると、「ブラックコーヒーを飲みながら、少しずつかじると幸せな気分になれる」のだそうです。

以上、メオダムでした。

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