サワディーカップ、久しぶりのメオダムです。
みなさんお元気でしたか?
実はメオダム、体調不良を起こしてピサヌロークの病院に入院しています。
ピサヌロークはこの周辺の中心都市で、大きな総合病院がたくさんあり、近隣県から患者さんが診察にやってきています。
治療費の安い国立病院もありますし、ちょっとした病気やケガでも数万バーツにもなる私立高級病院もあります。
メオダムは数日前からやたらと高熱が続き、ちょっと病院行って薬でももらってくるかとオフィス近くのピサヌウェート病院の門をくぐりました。あれ、門なんかなかったかな?
まずは傷害保険関係の書類とパスポートを出して、病院側の書類へサインしたらキャッシュレスでオッケーとのこと。
もし、現金払いを要求されたら、新市街にあるバンコク病院へ行こうかとも考えていたので、近所でキャッシュレスとは好都合。
「どうしましたかぁ?」と看護婦さんがタイ語で聞いてくる。
「ちょっと熱があって寒気がするんです」と応じると、早速検査。
身長体重脈拍血圧と一通り見てもらって、「異常なしですね」と告げられる。
そんなことはないんだけど、今朝出がけに熱測ったら39.7℃になっていたんだけど、きっとこの病院のエアコンが寒すぎるからかななんて考えているうちに、血液検査、検尿、レントゲンと進み、一時間後に医師からの説明とのこと。
さて、その結論は「血液検査の結果が非常に悪い、小便が頻尿になって、しかも痛いでしょ」と言う。
そう、すごく痛いし30分間隔。
「誰か付き添いの人は来てますか?」
「・・・・・」
「緊急入院です」
あれれれ、薬もらうだけのつもりが、入院になっちゃった。
エレベータで5階に連れていかれ、腕に点滴を打ち込まれてしまう。
困ったなぁ、、、
今朝から何も食べてなくて腹ペコなんで思考がネガティブに向かいがち。
「あのぉ、最初看護婦さんに異常なしって言われたんですけど、入院しないとだめですか?それにお腹空いてるんですよ。」
「はい、お医者様の指示ですから、お昼ごはんはすぐ運んできますから」
ということで、メオダムの入院生活が始まりました。
診察の待ち時間に仕事しようとカバンにパソコンを入れてきたのは正解だった。
部屋はGrand VIPとかと言う特等室らしく、40平米くらいの広い部屋にバスルームや冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーセット、テーブルセット、ソファーとちょっとしたホテル並み。
バスタブがないのは致し方ないか。
でも、本当は一般病棟の10人部屋とかの方が、好奇心旺盛なメオダムとしてはタイの入院患者見学ができて面白そうだと思っているのだけれど、聞けば「当病院の病室は全室個室でございます」とのことであった。しからば、快適な部屋の方が良い。
まず最初にしたのは部屋のエアコンを切ること。
寒すぎるんです。
こんな寒くして、薄い入院服着せられたんだったら風邪ひいてしまいそうだ。
ほどなくランチ到着。
「エビチャーハンとスープ、やたらと甘いタピオカとココナツミルクのデザート」
既に冷めてて、美味しくない。
正直に「マイ・アロイ」と伝えたら、メニューを持ってきた。
"International Food Menu"と書かれたアルファベットのぺら紙。
できますものは、アメリカンブレックファスト、スパゲティー、マカロニ、サンドウィッチ、フライドライスと言ったところ。
字面を見ただけで甘ったるケチャップ味だろうと想像がつく。
「寿司とかないのかなぁ」と聞いてみた。
ないけど、ピサヌロークで寿司はどこが一番おいしいの?と逆に質問されてしまう。
「そうだなぁ、メガ寿司かな」と適当に答える。
実はメオダム、この店でしか寿司を食べたことがない。しかもたった一度だけ。
値段はかなり高かったけれど、地元の家族連れで満席だった記憶がある。
で、治療と言うのはひたすら点滴を打っているだけ。
食後にはビタミン剤を一錠飲まされる。
それでも点滴の効果が出てきたのか、数時間後には元気になってきたような感じがする。
そうなるとすぐにでも帰りたくなってくる。
仕事の方はある程度ノートパソコンで処理ができるが社内システムに入れないのが痛いというか、それを口実にさぼれるので、メールの返信を書き終えたらお昼寝タイム。
それでも、30分間隔での尿意は困ったもので、枕元に尿瓶を用意してもらおうかとも思ったほどだ。
夕方の回診。
「どうかね」
「おかげさまで、もうすっかり元気になりました、もう帰ってもイイですか?」
「うーん、明日はまだ無理だろな」
夕食は5時にトムヤムクンと野菜炒め、ドラゴンフルーツ。
トムヤムはまずまずの味だった。
深夜になっても4時間ごとに看護婦さんが来て、血圧、体温、脈拍などを調べに来る。
翌朝、エビ入りのお粥の朝食を食べた後で回診がある。
「どうかね」
「おかげさまで、もう完全にすっかり元気になりました、もう帰ってもイイですか?」
「うーん、今日はだめだよ、明日はもし熱が下がってたら、退院できるかもしれない」
あれれ、この病院来てからずっと、何度も検温しているけど、看護婦さんは「異常なし」としか言ってないのに、本当のところどうなってんだろう?
ひたすらパソコンに向かい、飽きたら文庫本を読む。
昼寝はしない。
入院食は、メニューから選んでたら「マズイ」とか言えなくなるので、結局お任せにしている。
2回目のランチは、エビ入りのスパゲティーとブドウ少々。
あー、新鮮なスイカやマンゴーが食べたい。
スパゲティーは事前予想通り甘いケチャップ和え。玉ねぎニンジンなどは入っていない。
と言った感じで、入院生活を楽しんでいます。
発見したこととして、エビチャーハン、トムヤムクン、エビ入りの粥、エビ入りのスパゲティーと毎食エビばかりが続き、しかも毎回5尾ずつ入っている。
ご飯が美味しくないことくらいで、看護婦さんもみんな親切。
担当看護婦さんの中には、毎年日本へ観光旅行へ行っているという人もいて、来週は北海道へ行くと言っていたので、まだ北海道は寒いよぉ、サクラもまだだよぉとお知らせしておいた。
※衛星放送も入るテレビもあるけどNHKはなし、タイ語吹き替えの日本語アニメはあります。
この病棟にも高齢の西洋人男性が入院しており、ときどきタイ語なまりの英語が聞こえてくる。
また、外国人患者対応の専任スタッフも挨拶に来たので、
「日本人の患者さんも来ますか」と聞いたら
「たまぁに来る」とのことであった。来る理由は体調不良ということで、ケガとかでの来院はないとのこと。
みなさん、ピサヌロークは総合病院がたくさんそろってますから安心ですよ。
でも、必ず旅行傷害保険に入ってきてくださいね。
それと病気やケガをしないように。
メオダムみたいに入院ライフを楽しもうなんて考えないでください。
でも、いざという時はすぐに病院行って診察受けましょう。
看護婦さんが寄ってたかってサポートしてくれます。
楽しいですよ~
さっ、もう飽きたから明日は退院するぞ!
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投稿: タクジー -2019年4月 5日 (金) 13時08分
それは大変ですね!
でも、貴重な体験(^ ^)
タイの医療はなかなかなものとお聞きしてますから、旅先としては安心ですね。
ところで、旅行傷害保険はカード付帯のものでも大丈夫でしよか?? -
投稿: メオダム -2019年4月 5日 (金) 20時40分
メオダムの場合はカードの保険ではありません。
メオダムは旅行者ではないので、短期間滞在対象のカードによる保険が対象外となってしまうのです。
カードのものもだいたい通用しているようです。
カード会社が保険会社と契約しているようですから、ご自身のカードがどこの保険会社とどんな契約になっているか、確認しておいた方が良いと思います。
「事故だけ」とか、条件の付くものもあるようですし、限度額もマチマチです。
保険は治療費をしっかり見ておけば安心度も高まることでしょう。
ちなみに、ピサヌロークは物価が安いので、今回の3日間の入院は24,000バーツほどでした。
バンコクの日本人の利用が多い病院で昨年手術で入院した時は手術代こみで、5日間70万バーツを超えました。 -
投稿: タクジー -2019年4月 7日 (日) 05時23分
退院おめでとうございます!
保険はありがたいですね。
お世話にはなりたくないものの、いざという時のために調べてみます。
レスありがとうございました(^ ^)