サワディーカップ、メオダムです。
今年もピサヌロークにマンゴーの季節がやってまいりました。
バンコクあたりでは一年中マンゴーが出回っているようですが、ピサヌロークはこれから5月くらいまでがマンゴーの旬に当たります。
ピサヌロークを中心としたタイ中北部はタイでも有数のマンゴー産地として知られています。
メオダムはマンゴーが大好きなので、これから毎日気温が40℃くらいまで上がって熱くなりますが、好物のマンゴーが日に日に美味しく、そして安くなっていくのが楽しみです。
どうですか、このまさに"鈴なり"のマンゴー!
このマンゴーの木はピサヌロークの中心部を流れるナーン川沿いの街路樹なんですよ。
ピサヌロークでは、街路樹以外にも庭先にマンゴーの木を植えているお宅も多いです。
まだ実は青くて硬いものが多いですけど、もう少しすると熟して食べころになります。
道端で街路樹から落ちてくる完熟マンゴーを拾えるのももうじきです。
果樹園でマンゴーを栽培している農家もピサヌローク周辺にはたくさんあります。
まだ青いうちに収穫されたマンゴーのほとんどはバンコクへ向けて出荷されます。
青いマンゴーも収穫されてから、バンコクにあるスーパーの陳列棚に並ぶまでの数日間で、だんだんと熟して、黄色くなってきます。
ピサヌローク市内で電車の線路沿いにある路上の市場では、近郷の果樹栽培農家が直接収穫したばかりのマンゴーを売りに来ています。
だいたい、完熟まであと少しと言ったマンゴーばかりです。
完全に完熟したマンゴーは、日持ちしませんので、市場に並んでるうちに黒ずんできてしまいます。そして、ちょっとぶつかったり、重ねたりするとすぐに傷んでしまいます。
そこで、完熟手前で収穫したマンゴーを市場で売るわけです。
市場で買う時には「食べごろはいつか」と必ず確認されてください。
「もう、今日食べられるよ」と言うものもありますし、「明日だね」と言うのもあります。
でも、冷蔵庫で冷やしたマンゴーを食べたいなら、焦ってはいけません。
食べごろになってから冷蔵庫に入れてください。
食べごろになる前に冷蔵庫に入れてしまうと、甘さが不十分になってしまいます。
また、冷蔵庫に入れず、常温のマンゴーも「ねっとり」としてスーパー美味しいですよ。
メオダムはピサヌロークの街路樹から完熟マンゴーが降ってくるのが待ちきれないので、市場でマンゴーを仕入れました。
マンゴーは種類や実のサイズによって値段が異なります。
ただし、「ひとついくら」ではなく、「1キロあたりいくら」で販売されます。
日本人に人気のマンゴーは「ナームドークマーイ(花のしずく)」と言われる種類で、ひとつが500グラムくらいあるようなものが上物とされています。
昨日の市場では、最高級品が1キロ45バーツの値が付いていました。
メオダムが昨日買ったマンゴーは安い種類の「チョークアナン」と言うマンゴーです。
ナームドークマーイより少し小粒ですが、お味の方は引けをとりません。
癖がなく、それでいてネットリしてて、完熟しても果肉がしまっているので、冷蔵庫に数日間入れっぱなしにしても劣化しにくいです。
お値段は4粒で1キロオーバーになってしまいましたが、20バーツにオマケしてもらいました。
完熟もので「もう食べごろだよ」と言われました。
緑色のマンゴーは「マムアンマン」と言う種類のマンゴーで、ひとつが1キロ以上もあるジャンボサイズです。
このマンゴーは未成熟の青いまま食べます。
コリコリとした食感、甘酸っぱくて、なんとなく青りんごを思い出させます。
特にタイの若い女性が好んで食べるようです。
メオダムは昨日買った完熟マンゴーを冷蔵庫で冷やし、今朝の朝食代わりにいただきました。
マンゴーの食べ方には、いろいろとありますが、今朝のメオダムはマンゴーの皮を剥くのが面倒くさかったので、魚を三枚におろすようにマンゴーをスライスします。
ナームドークマーイもチョークアナンも種が薄っぺらなので、簡単にスライスできます。
スライスしたら、両側の果肉部分に板チョコのようなマス目ができるように切れ目を入れます。
そして、裏の皮の方を押し出すようにすれば、、、
種の周りをかじると、前歯にマンゴーの繊維が挟まってしまいますから、食後はしっかり歯磨き欠かせません。
デンタル・フロスを使うとなおグッドですね。
メオダムの住んでいるアパートの裏庭にもマンゴーの木があります。
上の写真で、赤く〇した部分ですが、葉っぱが丸くボールのようになっています。
これ、実はツムギアリという種類のアリの巣なんです。
このアリは赤くて大きいのですが、恐ろしく攻撃的なアリです。
大きな牙を持っていて、噛まれると痛いです。
痛いだけではなく、毒も持っています。
万が一、間違ってこの巣を壊したら、中から無数のツムギアリが飛び出してきて、攻撃してきます。
マンゴーの木に美味しそうなマンゴーがなっていても、自然に落ちてくるまで待つか、売っているものを買う方が良いでしょう。
以上、メオダムでした。