こんにちは
リュウです。
今日花のことを紹介しようと思っています。
「針の花(ドークケム:ดอกเข็ม)」を聞いたことがあるでしょうか。
この花はツボミの時、ツボミが針みたいな形をしています。
タイ人がこの花を好きなのは、きれいとか良い香りにするとかだけではないですよ。
特別の意味があります。
タイの先生の日には針の花が使われます。
花の意味は賢いことを代表する花です。
先生の日が来ると、学生達は学校で先生に針の花をささげます。
ここのピサヌロークのワットヤイにはお寺の周りにたくさん植えます。
とてもきらいな景色ですよ。この景色を見ると、心が治療されたようです。
11月のローイクラトンお祭りの時もクラトンという水に浮かべる器に飾ります。
針の花は色々なイベントでよく使えます。
それに、子どもの遊びで針の花で花冠を作ったり、花の蜜を吸ったりします。
因みに、てんぷらが作れます。
メオダムからの補足
リュウ君のブログでは説明不足もあるようなので、少し補足しますね。
まず、「針の花」とは、日本語で"サンタンカ"と呼ばれている花のことです。
漢字では"山丹花"
メオダムもだいぶ昔、タイの中学・高校生から「先生」と呼ばれていたことがあり、先生の日のパーティーに招待されたことがあります。
タイには先生の日と言うものがあり、毎年6月の第一木曜日ということになっています。
この花と先生の関係ですが、この花のツボミは、タイ語の名前の下になっているように針のような形をしています。
そこで、この花は「針のように鋭敏な知恵」を表しています。
そんな知恵を授けてくれる先生に感謝を表すためにこの花を先生に贈るわけです。
そして、タイで先生(タイ語でアーチャーン"อาจารย์"または"ครู")と言ったらば、学校の先生だけではありません。
多くのタイ人にとって大切な先生とは、お寺のお坊様のことです。
知恵(智慧)を授けてくださるお坊様のいらっしゃるお寺にも、この花が生垣のようにたくさん植えられています。
この花の色は赤いものが多いのですが、黄色や白もあります。
で、メオダムも食べたことがあります。
これはピサヌロークではなく、アユタヤ県にある川沿いのリゾートに宿泊した時に体験したものです。
まずは、リゾート内のガーデンに咲くサンタンカ(針の花)を含めて、お花摘みを体験します。
※体験したアユタヤ県リゾート
アユタヤガーデンリバーホーム http://www.ayutthayagardenriverhome.com
摘んだ花は、てんぷら粉を混ぜて、てんぷらにしてしまいます。
お花はそのままだと苦いのですが、てんぷら油で短時間に高温で熱することで、苦みがほとんど飛んでしまいます。
それにサッと揚げることで、花の色も変色せず鮮やかなままです。
さて、出来上がりです。
赤く囲んだ部分が、針の花(サンタンカ)です。
お味の方は、ほんの少しほろ苦くて、てんぷらの衣の味の方が勝っている感じでしたが、タイらしくちょっと甘辛いタレで美味しくいただけました。
このリゾート最寄駅は、バンパインです。
ピサヌロークから電車で行けます。