サワディーカップ、メオダムです。
ピサヌロークは連日40℃を超える暑い日が続いています。
いつもならソンクランも終わって、そろそろ雨が降ってもおかしくない時期なのですが、今年はほとんど雨が降りません。
そのため、もあ暑さでバテバテです。
バテてきたら、温泉でも行って静養するのが一番。
こんな暑いんじゃ、温泉なんか入る気しないなんて方もあるでしょうけれど、メオダムは暑くても寒くても、温泉に入りたいのです。
都合のいい事に、ピサヌロークに隣接したカムペーンペット県には温泉が湧いています。
そこまでの距離は約100キロほど、ちょうど東京から熱海に行くくらいの感覚でしょうか。
車で1時間半ほどで行けるので手ごろな温泉です。
先週末に18時間ほど時間が取れたので、温泉に行ってきました。
温泉の名前はプラルアン温泉と言います。
タイ語だと、ナムプローン・プラルアン(น้ำพุร้อน พระร่วง)です。
ナムプが泉、ローンが熱いという意味なのでナムプローンで温泉です。
プラルアンと言うのはスコタイの王家のことで、スコタイ王朝のことを「プラルアン王朝」とも言います。
ここには、いろいろな入浴施設があります。
一番のお気に入りは、個室の温泉小屋です。
浴槽はタイル張りで丸くて、大きさが2メートルほどあります。
源泉かけ流しも可能なんですが、何しろ源泉は60℃くらいの熱さで、水でガンガンうめないと、熱くて入れない。
その水だって、気温が40℃くらいあるから、水温もそれなりに高くて生温い。だいたい、温泉と水道水を50%ずつくらいで少し熱めながら、丁度よい湯加減になります。
この個室の温泉小屋は、個室利用料として50バーツかかります。
そして、入浴料が30バーツなので、一人で入浴したら、80バーツ。
二人なら110バーツということになり、入浴時間は一回あたり1時間となっていますが、メオダムが温泉に到着したのが、7時過ぎであり、係員から「もう今日は他に誰も来ないだろうから、好きなだけ入ってていいよ」と言われました。
メオダムはネコと一緒に入浴です。
これも混浴と言うのかな。
ほんとはネコはあんまりお風呂が好きではありません。
アパートでシャワーをする時も大騒ぎします。
ネコが暴れないようにしっかりと抱きしめて、湯船にゆっくりと沈みます。
お湯はちょっと熱めなんですが、ネコはじっとしています。
猫舌なんて言って、ネコは熱い食べ物が苦手なようですけど、お風呂は熱くて平気なんだと考えていたら、ものの1分もたたないくらいで、「もう上がりたい」と騒ぎ始めました。
次はシャンプーです。
ここの温泉は単純泉なのか、シャンプーの泡立ちも悪くありません。
使っているシャンプーはアンチャン(อัญชัน)とハーブのシャンプーです。
最近日本では、バタフライピーティーなどと言って、青い色を活かしたお茶なんかにしているようですが、タイでは髪に良いとされています。
タイでもお菓子なんかの色付けに使っていますが、シャンプーにもなっています。
この個室温泉小屋は良いのですが、洗い場や脱衣室と言うものは特別ありません。
シャワーもないので、シャンプーや石鹸を流すときは、手桶で浴槽からお湯を汲んで浴びることになります。
次に、この温泉にある足湯を紹介しましょう。
ここの足湯は素晴らしいです。
温泉をためておくような大きなプールがあり、そこから温泉のお湯が小川のようになって流れています。
この温泉の川幅は2メートル少々で、川岸には東屋が並んでいます。
お湯の温度はちょっと熱めですが、足を浸けておくと全身から汗が出る感じです。
ちょっと熱くなり過ぎたら、そのまま東屋の床にゴロリと横になれるし、ちょっとした飲食もできそう。
メオダムも頂き物の富山の地酒をチビチビやりながら温泉を楽しみました。
ここは全く静かなところで、日本の温泉街のにぎやかさはありません。
夜になると、秘湯にでき来ているかのような感じがします。
一応宿泊できるバンガローのような小屋があり、大きなダブルベッドにエアコン、冷蔵庫、WiFi、テレビとちょっとしたホテル並みの設備はあります。
これで一泊500バーツ(一棟当たり)です。
お手頃なのは良いのですが、浴室に温泉は引かれてません。
さて、朝が来ました。
ここには大浴場もあることになっています。
男女別ですが水着着用ということで、入浴料は30バーツ。
ちょっとした温泉旅館の大浴場くらいの広さがあり、壁には風景画まで書かれています。
しかし、残念なことに、この日は浴場の補修工事があるとかで入浴させてもらえませんでした。
どうせ工事するなら、週末なんかでなく、お客さんが少ない平日にやればいいのにとぼやきながら、再び昨晩の足湯に向かいます。
昨晩は他にも宿泊客はあったはずなんですが、みんな朝早いのか、足湯の周りには全然人がいません。
タイには意外とたくさんの温泉があるんですよ。
このパラルアン温泉へはピサヌローク空港からタクシーをチャーターするか、カンペーンペットまでバスで出て、カンペーンペットの街でトゥクトゥクのような乗り物を交渉することになります。
まったくの原野の真ん中に突然温泉が湧いているようなところです。
H.I.S.ピサヌローク支店へお問い合わせいただければ、さらに詳しい情報を提供させていただきます。