こんにちは
リュウです。
今日は私の故郷にある大きな木を紹介したいと思います。
私の故郷はピサヌローク県のナコンタイです。
ここはとても田舎だと思います。
でも、嫌ではありませんよ。
逆です。
とても好きです。
特に伝説とか物語もあります。
というわけで今日は大きな木の話を選びました。
この木はタイ語でチャンパー(จำปา)と呼んでいます。
日本語ではキンコウボクです。
このチャンパー(จำปา)の木は800前にシーインタラーティット(พ่อขุนศรีอินทราทิตย์)というタイの最初の王様が植えられました。
その時は13世紀スコータイ時代です。
その時代はとても平和な時代ですが、平和な時代と言っても、小さな戦争することがあります。
シーインタラーティットはタイの王様になる前にモン族と戦争しました。
その時はタイの軍隊がモン族と比べて、まだ強くないです。
兵隊たちもこの事がよく分かっています。
シーインタラーティットは兵隊たちに勇気をあげたいです。
自分の妻とどうすればいいのか考えていました。
シーインタラーティットの妻は戦争の結果を占うために、チャンパーの木を植えましょうと言いました。
シーインタラーティットも賛成しましたが、どこに植えるかいいかもう一度考えていました。
シーインタラーティットは凧を上げるのが大好きな人です。
ある日、凧を上げている途中で、強い風が吹きました。
この風で凧は手から離れてしまいました。
そこで、兵隊たちに凧を探すよう命令しました。
凧が見つかったところはとてもいい場所ですから、ここに木を植えようと決めました。
このチャンパーの花は普通なら、黄色ですが、
シーインタラーティットはもし自分がこの戦争が勝てるのなら、
チャンパーの花は白い花になるようにお願いします。
時間が流れました。木が大きくなりました。
信じられないことも起きました。
それはチャンパーの木に白い花が咲いたのです。
この事が兵隊たちの耳に入って、兵隊たちは勇気が湧いてきました。
戦争して勝ちました。
この事でシーインタラーティットは山に登って、自分の白い腰帯は旗にするために、竹に括ってから、山に置きました。
それから、「毎年我々ははこの山に白い旗を置く」と言いました。
この活動は今も私の故郷のお祭りとして残っています。
『パクトンチャイ(ปักธงชัย)』と呼んでいます。
山に登る前に必ずチャンパーの木にお祈りします。
現在チャンパーの木を植えたところはお寺になりました。
私がこのお寺へ行った時にはまだ花が咲いていませんでした。
ちょっと残念です。
もしこの木に興味があるなら、ぜひ来てください。