サワディーカップ、ピサヌローク支店のメオダムです。

ピサヌロークはタイの地方都市です。

この辺りでは中心的な街ですが、しかしやっぱりバンコクあたりと比べると田舎です。

タイの地方都市の中心にあるのは、だいたい決まって市場です。

ピサヌロークも町の中心にいくつかの市場があります。

メオダムはランチのパッタイ(タイ風焼きそば)を食べた帰り道、タラート・ターイ(南市場)と呼ばれる市場を覗いてみました。

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このカラシ色の建物、建物の上に赤い翼を広げた鳥のようなマークが付いています。

これはヒンズー教の守り神、ガルーダです。

このガルーダはタイ王室の紋章にもなっています。

で、この紋章に書かれた文字を読んでみると「タイ王室財宝管理局事務所2504」とあります。

この冴えないテント下ろした雑貨屋も昔は王室関連の役所だったのかもしれません。
2504とは、タイ暦の年号で、西暦だと1961年にあたります。

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これが市場の入り口です。

この市場は生鮮食料品を扱う市場で、小売りをしています。

この市場は朝はとても賑やかなのですが、お昼前にはもうほとんど店じまいしてしまいます。

ピサヌロークではこのパターンが一般的。

夕方にオープンする市場もありますが、夕方からの市場はだいたい「お惣菜」を売る市場です。

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ひっそりと静まり返った市場の中では、ヒマを持て余した商売人でも見ているのでしょうテレビの音が響いているだけです。

買い物に来ている人は誰もいません。

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裏通りの奥には中国廟があります。
門には「本頭古廟」とあります。本頭公という土地の神様を祀った中国廟です。
昔から市場は華僑たちが商売をする場所なので、市場の周りには派手な色遣いの本頭古廟や媽祖廟などがあります。

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日本の地方都市のシャッターが下ろされた店舗が並ぶ商店街と同様に、ピサヌロークの中心部の商店も、郊外型のショッピングセンターにお客をとられて、店じまいしてしまっている店もたくさんあります。

その閉店してシャッターで閉じられた店に、段ボールに描かれた女性の顔がたくさん張り出されています。

だれが何の目的で張り出しているのかわかりませんが、現代風と言うよりかはちょっとトラディショナルな感じの女性たちです。

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こちらは営業中のお米屋さんです。

間口の上に金色の漢字で屋号が「進興」と書かれています。

店の前には大きなベンツが止まっていて、なんとなくチグハグなイメージですが、土地の華僑の人たちは、錬金術にたけているから、しっかり溜め込んでいるのかもしれません。

お米を切らしていることを思い出して、このお米屋でお米を3キロほど買う。

「あんた、日本語の先生だろ、うちの小学生の娘が日本が好きだから、日本語を教えてやってくれよ」と店の女主人に声をかけられました。

残念ながら、メオダムは日本語の先生ではないので期待に応えられませんでした。

この辺りのお米の相場ですが、メオダムはカオマリと呼ばれる高級ジャスミンライスの新米とカオニャオと呼ばれるもち米の新米を買いました。カオマリは1キロ40バーツ、カオニャオは25バーツでした。

日本では、もち米の方が白米(うるち米)の方が高いのですが、当地では逆です。

さらに、日本では新米がおいしくて、高いのに、タイでは古米の方が高いんです。

タイの人は「古いお米の方がパラパラして美味しい」と言います。

店の人も「考えてもごらんよ、新米は水分が多くて、分量の割に重たいけど、古米は乾燥しているから、軽いだろ、目方で量り売りなんだから、当然のこと古米がたかくなるだろさ」とご指南くださりました。

でも、メオダムはやっぱり「新米」が食べたいと思います。

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道端ではネコがお昼寝中。

市場の周りでは、ネズミを駆除してくれるネコがたくさんいます。

ネコたちも、午後の時間は眠たいようです。


ピサヌロークのような田舎町、バンコクとは全く違った世界です。

ちょっと暑いですけど、のんびりと街歩きをされてみませんか?

観光地ではない、何気ない街角の風景とか、きっと気に入っていただけると思います。

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ピサヌローク支店のホームページ

メオダム・クラブ http://www.meodam.club/index.php

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