サワディーカップ、メオダムです。
今日はピサヌロークの朝市で楽しめる朝食をご紹介します。
ピサヌロークは典型的な農業県です。
中心都市でも、街中で農機具を売っています。
つまり農民相手なので、商店は朝早くから店を開いてますし、市場も基本的には午前中だけです。
夕方6時を過ぎたら、もう食堂も商店もみんなシャッターを下ろしてしまっています。
そんなピサヌロークの朝市で、ちょっとおいしい体験をしてみませんか?
この屋台はパートンコーという中国風の揚げパンです。
中国では油条と呼ばれているモノですね。
でも、中国の油条は30センチくらいもの長さがある棒状ですが、タイのパートンコーはずっと短いです。
ここのパートンコーは人気のようで、行列ができています。
同じ市場には他にもパートンコーを売っている露店がありますが、行列などできていません。
こちらはカニやエビを使った総菜専門店です。
新鮮なカにやエビをふんだんに使っているので、朝市で売っている総菜としてはちょっと値段が高めです。
左のリング状の揚物は、トートマングンというエビのすり身をあげたものです。
5つで100バーツ也。
右はカニシューマイです。
一粒が10バーツ。
そのカニシューマイですが、カニ肉がたっぷり入っています。
そしてサイズも大きめ。
タイ人好みのタレも付いてくるのですが、メオダムとしてはカラシを効かせた酢醤油で食べたかった。
タイの豆腐はチューブに入ったタイプをよく売っていて、とても軟かで絹ごしかおぼろ豆腐のような食感です。
また、パッタイなどに入れる黄色い色をした硬い豆腐もあったりしますが、ここの豆腐屋さんの豆腐は、日本の豆腐と同じ感じで、四角いです。
絹ごし風も木綿風もあり、メオダムは絹ごし風を湯豆腐にして食べるのが好きです。
でも、出勤前なので、同じ豆腐屋で売っているアンマンを買いました。
このアンマンは黒ゴマ餡です。
甘さ控えめの黒ゴマ餡がたっぷり入っています。
生地には玄米でも混ざっているのか、ほんのりと玄米の香りがするみたいです。
子供の頃、夕方になると「玄米パン」という中に餡子が入った蒸かしたパンを売りに来て、それを買ってもらって食べると、すごく幸せな気分になったものです。
ここのアンマンは日によって、黒ゴマ餡だったり、黒い小豆餡だったり、クリームアンだったりします。
メオダムは黒ゴマ餡が一番好きなので、売っているのを見かけたら必ず買います。
ひとつ10バーツと言うのもお手頃価格です。
カニシューマイとアンマンだけでは、まだ朝食として不足するので、市場の先、ナーン川沿いへ足を伸ばしてみましょう。
川べりに朝食を食べさせる露店が出ています。
朝の川風に吹かれながら、ベトナム風朝食セット。
タイ語でカイ・カタと呼ばれるアルミの両手鍋に目玉焼きと豚ひき肉、ソーセージなどが入ったものに、小さなバゲットにやはり甘しょっぱく味付けした豚ひき肉と、中国風腸詰のスライスを挟んだもの、そしてベトナム風のコーヒーがセットになって、60バーツです。
タイで目玉焼きのことをカイダーオと言います。
作り方は中華鍋に油をたっぷり入れて、そこへ卵を落とします。
なので卵を焼くというより、油で揚げた感じに仕上がります。
このカイ・カタはアルミの両手鍋をフライパンのように使って卵を焼くので、日本のハムエッグによく似た仕上がりになっています。
そしてアルミ鍋のままテーブルに運んできてくれます。
これはベトナム風のコーヒーだそうで、アルミフィルターで深炒りした濃いめのコーヒーを落とし、ガラスコップに淹れます。
でも、そのガラスコップにはたっぷりの練乳が入っているので、コーヒーそのものの味や香りはあんまり楽しめません。
なんとなく、雰囲気だけ。
で、中国茶が入った急須もサービスで付いてきます。
そうそう、この練乳入りのコーヒー、さっきのパートンコーを浸して食べるとすごく美味しいんだっけ。
さっき買っておけばよかった。
市場はピサヌロークの中心部に何カ所かあって、鉄道線路端では果物を売っています。
ピサヌロークは果物の産地。
3月から5月にかけては、マンゴーが甘くて美味しくて、そして安いのですが、いまはまだ旬ではありません。
上の写真は、ヌーンマプラーン郡の果樹園からトラックでソムオーを売りに来ているものです。
このソムオー、とっても赤いんです。
タプティム・サイアムと言う最高品種だそうです。
ほとんどが果樹園からまっすぐバンコクのデパートなどへ直行してしまい、地元ではほとんど流通していません。
でも、線路端だけは、アウトレットというか産直と言うか、高級果実もときどき売りに来ています。
このソムオー、バンコクでは一粒が700バーツから1000バーツくらいするそうです。
色、艶、、やっぱり最高級品だけあります。
産直なのでバンコクの数分の一の価格です。
苦みや酸味は全くなく、瑞々しい甘さはとても上品です。
でも、ひと房で20バーツくらいになるのでしょうか、メオダムにはかなり贅沢です。
20バーツと言えば、赤いソムオーの隣では一玉20バーツでスイカを売っていました。
ピサヌロークで朝の散歩がてら、朝市を冷やかし、美味しいものを頬張りに来てみませんか?
ピサヌロークは農作物がふんだんな場所なので、新鮮でおいしい素材を楽しんでもらえます。
ピサヌロークには格安航空会社が3社飛んでいます。
エアーアジア、ノックエアーそしてライオンエアーです。
このうちライオン・エアーは現在1日1往復しか飛んでおらず、他の2社と比べるとちょっと不便です。
それが理由かわかりませんが、ネットで航空運賃を調べてみると、片道600バーツくらいから売られているようです。
往復で1,200バーツ程度。※1.
サクッと飛んで、ピサヌロークに一泊し、ついでにスコータイも見てこようと言う方がいらしたら、ライオンエアーがお得ですよ。
"ピサヌロークとスコータイ遺跡日帰りツアー"をご利用いただければ、ピサヌロークからスコータイのオプショナルツアーがお1人2,300バーツです。
ピサヌロークのホテルも1,000バーツくらいでもしっかりしたホテルがありますので、乾季に入ってますます良い気候になってきたスコータイ、ピサヌロークへぶらっと遊びに来てみませんか?
※1. 他社の宣伝になって、会社から怒られそうですが、ライオンエアーのウェブページで安いチケットが見つからなくても、インドネシア系のオンライン旅行会社トラベロカさんのホームページからライオンエアー航空券を探すと、安いものが見つかるようです。