サワディーカップ
ピサヌローク支店のメオダムです。
先週に引き続いて、今週もルーイ県のチェンカーンのご紹介です。
つい何か月か前に、チェンカーンからメコン川を少しさかのぼったところに新名所がオープンしました。
名前はチェンカーン・スカイウォーク(スカイウォーク・プーコックギウ)。
バンコクにもBTSのスカイウォークや超高層ビルのマハナコーンタワーにスカイウォークがあるようですが、ここのスカイウォークは、山の上にあります。
もともと大きな仏像が立っているお寺でしたが、そのお寺の前にガラス張りの巨大な展望台を作って、今ではタイ全国から観光客が押し寄せてきます。
メオダムが訪れた日は、タイの連休ということもあって、たくさんの観光客が押し寄せていました。
まず、このスカイウォークの立地ですが、チェンカーンの町から南西に約20km。車で30分ほどの場所にあります。
メコン川を見下ろす高台の上にあるのですが、メコン川はタイとラオスを隔てる国境の川となっていますが、この高台の前でフアン川と合流しています。
フアン川はメコン川と比べると大きな川ではありません。
右側がメコン川で、左フアン川です。
ラオスとの国境を隔てるメコン川も、このフアン川との合流地点から、国境線上の川ではなくなり、国境線はフアン川となります。
つまり、ここから上流はメコン川が国境ではなく、フアン川が国境です。
そのため、逆三角形のように伸びてきたメコン川とフアン川に挟まれた土地もラオスということになります。
もっとも、国境線などと言うものは、近代になって引かれたもので、チェンカーンそのものも18世紀まではラオス(ランシャーン王国)の領土だったのですから、タイとラオスで大した違いがあるわけではありません。
このスカイウォークですが、大人気で、たくさんの観光客でにぎわっています。
ここまで車で来た人は、山の麓でソンテオという乗り合いトラックに乗り換えなくてはなりません。
歩けないほどの距離でもないのですが、必ずソンテオに乗らなくてはいけないようです。
ソンテオの代金は、往復で20バーツほどですが、たぶん、これが貴重な収入源となっているのでしょう。
未舗装の山道を登ること数分で到着。
もともとあった巨大な仏像へお参りよりもスカイウォーク観光がメインなのでしょう。
入口にタイ語で書かれているのは"skywalk@Chiangkhan"。
この巨大な仏像、"Phraphut Nawamin Mongkhon Lila Thawinakhara Phirak"という名前だそうで、スコータイ遺跡でよく見かける歩いている姿の遊行仏です。
スカイウォークの床はガラス張りなので、靴にはこのようなカバーをかけなくてはなりません。
裸足での入場もできず、裏に滑り止めのゴムが貼られている専用のカバーは30バーツで購入しなくてはなりません。
これも貴重な現金収入なのでしょう。
そして、メオダムが行った日は、まだ早い時間にもかかわらず、大勢の観光客でが順番待ちで並んでいます。
最初に番号札をもらい、番号ごとに何十人かずつまとめて入場。
スカイウォークの上にいられる時間は、2~3分程度と制限されていました。
その間に皆さん、記念写真を撮るのに大忙しです。
スカイウォークでは、飲物や食べ物の持ち込みが禁止されています。
まさか、こんな短時間だから、ここで何か食べようという人はいないでしょうけれど、食べ物や飲み物をこぼして、ガラスの床が滑りやすくなったら大変だからかもしれません。
わざわざ足元を覗く必要もないし、覗いても足元は別に景色が良いわけではありません。
特別ガラス張りにする必要があったのか疑問ですが、ガラス張りということで人気が出ていることは確かでしょう。
周囲の観光客が途切れたところですかさず記念写真に写る熟年夫婦。
メコン川とラオスをバックにハイ・チーズ。
でも、ここでのんびりしているわけにはいきません。
順番が詰まっていますから、「早く進んでくださーい」と注意されます。
スカイウォークだから、ここは立ち止まるのではなく、歩く場所なんですね。
しかし、ソンテオ代20バーツと靴カバー代30バーツがかかりましたが、入場料と言うものはかかりませんでした。
これもお寺での功徳の一環なのかもしれません。
となれば、このスカイウォーク、「仏・法・僧」と唱えながら、3回まわるべきだったのでしょうか?
チェンカーンへ行かれたら、スカイウォーク体験してみるのも面白いかもしれません。
ピサヌロークからちょっと足を伸ばして、チェンカーンへ行ってみませんか?
ピサヌロークからのツアーのことでしたら、H.I.S.ピサヌローク支店が承ります。
メール: phs-tour@his-world.com