サワディーにゃお

ピサヌローク支店のメオダムです。

ピサヌローク、真夏本番になってきました。

連日、ぐわぁ~んと暑いです。

 

さて、メオダムは先週末(3月20日)に、スコータイ遺跡で開催されてます"ミニ ライト & サウンド ショー"を見に行く機会がありました。

これは毎年ロイクラトーンの頃にスコータイ遺跡で開催されているライト & サウンド ショーのミニチュア版です。

ライト & サウンド ショーはスコータイ時代の石造りの遺跡を舞台にして、スコータイ王朝の歴史をショー形式で見せてくれるもので、世界中から観光客が集まる大きなイベントです。

残念ながら昨年は、コロナウイルスのためにイレギュラーな対応となってしまいましたが、同様の趣旨で3月から5月にかけて、毎月2回ずつ、ミニチュア版が上演されています。

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今回の開催日は、03月06日、03月20日、04月03日、04月17日、05月01日、05月15日となっています。

開演時間は19:30~ 会場はスコータイ歴史公園のワット・サシー内

入場は無料ですが、各回定員200名までで、受付は18:00~(満員になるまで)となっています。 

 

この定員と当日受付ってのが、曲者です。

事前に運営スタッフに確認したところ、「受け付け開始30分前には来ていた方が良いよ」とのことでした。

メオダム、過去にもこの手の方式で痛い目に何度もあってきています。

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さて、その当日、受け付け開始2時間前に会場をチェック。

つまり、開演の3時間半前の16:00。

まだ、スタッフは舞台設営の真っ最中で、受け付け台も用意されていない。

スタッフに何時に来たらいいか再度念押し、、

「受け付け開始30分前には来たらいいさ」

うーむ、17:30で大丈夫ということらしいけど、、

メオダムはある懸念がありました。

Tリゾートという大型宿泊施設に、大学生の修学旅行(?)が大型2階建てバス3台で乗り付けているのを目撃しており、そのTリゾートのスタッフに確認したら、「大学生さんたちは140人来てて、夜は遺跡にショーを見に行くことになっているそうですよ」と教えてくれた。

  

140人の大学生がショーに来るってぇ‼

 

この手の学校行事だから、18:00から並んで、入場券をもらうのではなく、絶対に学校側からある筋を通して事前確保しているはず。

となると、限定200席から140人分を差し引かれると、、、、残り60席ってかぁ?

そして、どのスタッフも口をそろえて、「30分前に来ればよい」という。

大丈夫かいな。

さらに、もう一つ不安要素。

翌日3月21日は夜明け前からスコータイ遺跡内でマラソン大会が行われ、大会参加者たちが大挙してスコータイ遺跡周辺に宿泊しているらしい。

となると、彼らも今夜はショーを楽しみに、、さらに招待選手とか役員には、事前にショーの入場券が配布されている可能性もある。

 

30分前じゃ、無理じゃないのかぁ、、、、。

 

結論から申しますと、運を天に任せて、17:30少し前に会場のワット・サシーへ行ってみると、受け付け台は既に設置されていて、それだけでなく、もう受付が開始されていた。

受付番号44番。

ちゃんと受付できました。

44番とは、そのまま座席番号にもなっているそうで、開演15分前の19:15までには着席しているようにとのこと。

良かった良かった。

西日の暑い中を当初予定の受付時刻まで30分以上も待たされることなく、すんなりと入場券を手にすることができた。

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コロナ対策で入場制限、ソーシャルディスタンスということだったけれど、会場内は「密」でした。

とてもじゃないけど200人なんて人数じゃない。

数百人は確実に入っている。

本来、観覧席の用意されている小島にあるウボソット(本堂)遺跡前だけでは収容しきれず、野外ステージの脇にゴザまで敷いて観客を収容している。

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プラスチック製のイスも隙間なく、ぎっしりと並んでおり、私の44番シートは、前方から3列目。

ただし、最前列はVIP席で番号ではなくアルファベットが振られている。

大学生たちも来ている。

彼らは一般席の後ろのスペースをあてがわれているようで、200席の枠には数えられてないらしい。

盛んに、マイクで「ソーシャルディスタンス、マスク着用」を呼びかけている。

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19:30、定刻にショーは始まった。

初めに「起立して、国王賛歌」になるのかと思っていたけれど、「来週末はスコータイ・ライトアップがあるよ、抽選で航空券も当たるよ」といった観光局の宣伝があっただけだった。

最初のシーンは、スコータイ王朝の成立から。

 

土地の支配者たちは悪政を敷いて、平和に暮らしていた人々を、乱暴をしたり、苦しめていたので、タイ族の首領ポークンバーンクランハオが立ち上がり、シーサッチャナライの地で支配者たちを追い払い、続いてスコータイにタイ人の国を作りました。

タイ族の首領ポークンバーンクランハオは初代スコータイ王朝の国王としてシーインタラーティットを名乗りました。

あるとき異部族の反乱がありました。

シーインタラーティットの息子、ラームカムヘーンはゾウに乗って、勇敢に戦いました。

やがて、ラームカムヘーンはスコータイ王朝の三代目の国王になりました。

ラームカムヘーンはタイの文字を作って、当時のスコータイの様子を碑文を後世に残しています。

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6代目の王様、リタイはトライプームと呼ばれる三界経を編纂し、国民の間に仏教の教えを広め、仏法により国をまとめ上げていこうとしました。

こうしてスコータイでは仏教がますます盛んになり、たくさんのお寺が作られ、人々もお寺に寄進したりします。

そうした寄進をする時には村人総出でお祭りが行われるようになりました。

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スコータイは平和で、豊かな王国でした。

仏教を中心とした繊細な文化や伝統芸能、華麗な舞踊なども、スコータイ時代に発展していきました。

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毎年11月に行われるロイクラトンの灯篭流しもスコータイが発祥地です。

ロイクラトンはタイのお祭りの中でも、もっとも優雅で美しいお祭りです。

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たぶん、王妃が綺麗に飾り立てられたクラトンを水に浮かべるシーンの演出をしたかったのでしょうけれども、残念ながら今年は酷い水不足で、スコータイ歴史公園内の池のほとんどが干上がってしまい、このワット・サシーの池の水も、王妃が手を伸ばしたくらいでは、水面に手が届かないくらい水位が低下してしまっています。

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クラトンは水に浮かべることができませんでしたけれど、同じくロイクラトン祭りの夜空をロマンチックにしてくれるコムローイは、遺跡の背後から次々と夜空へと放たれていきました。

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そして、最後のフィナーレは、盛大な打ち上げ花火と仕掛け花火です。

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ショーは20:10頃に閉演となりました。

40分ほどで、本当のライト & サウンド ショーと比べると、上演時間も短いし、演出の派手さも半分以下ではあったけれど、無料でこれだけ見せてくれれば十分満足です。

退出時は居並んだキャストと記念写真も撮れます。

キャストはみんな地元にある芸術大学の学生さんたちで、本当のライト & サウンド ショーも彼らがキャストを務めています。

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まだ、4月5月と2か月間に合計4回のショーが予定されています。

暑い季節ですが、スコータイ遺跡での夕べを楽しみに来られてみませんか?

メオダム・ツアーへお問い合わせいただければ、ミニ ライト & サウンド ショーを組み込んだ旅行プランを提案させていただきます。

メオダム・ツアーのホームページ

http://www.meodam.club/index.php

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