サワッディーチャオ、チェンライ支店のソムです。台湾式茶芸館には「国琴商店」という立派な名前がありますが、店名を聞いてもピンときません。昔から「アマー・メーサロン/メーサロンの母」と呼んでいるためです。店の商品ステッカーにも「国琴商店」の下に「アマーの店」との注意書きがあるほどです。そのアマーのところで一休み。ひとしきり1年ぶりの再会に話の花を咲かせた後で、「あら、順序が逆になってしまったけれど」と、やや慌ててメーサロンの父にもご挨拶に行くことにしました。
公園ではありません。日当たりのよい小高い丘の中腹に、メーサロンの父=アマーのご主人は眠っています。二人とも国民党の少年兵としてあるいは兵士として、ビルマを超えて北タイに渡ってきました。
女性のほうが男性よりも長生きなのは、世の常でしょうか。
墓碑に刻まれた年号は「民国X年」 台湾と同じ中華民国暦です。民国紀元とは、中華民国が成立した1912年を紀元とする紀年法です。西暦との差は1911年ですので、
「民国86年」とは「86+1911=1997年」となります。
こちらは読んで字のごとく、土地の神様を祀ったものです。
風が吹くと、ふわっとギンモクセイが香ります。
悪いものが入ってこないように、しっかり守ってくださいね、お父さん。
ふと後ろを振り返ると、なにやら夢中になっているガイドたち。お花摘みでしょうか。この続きはまた明日。お楽しみに。