サワディーにゃお!

ピサヌローク支店のメオダムです。

今日はまず朗報からお伝えします。

先月下旬より新型コロナウイルスの感染蔓延予防のため閉鎖されていましたスコータイとカンペーンペット地区の歴史公園(世界遺産)が、本日05月10日より再開し、観光客の受け入れを再開しました。

またピサヌローク県では、スパやマッサージ店の営業も昨日より解禁されています。

レストラン内での飲食はもともと規制されていませんが、でもまだビールなどのアルコール飲料の店内飲酒は規制されています。

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しかし、まだまだバンコクなどは感染状況が深刻で、観光旅行に出かけられる雰囲気ではないようです。

そのためピサヌロークやスコータイ地区のホテル等は、稼働率が極端に低下してしまい、特に大型ホテルでは、通常ではありえないようなプロモーション料金を提示していたりします。

メオダムもこの機会に、そうした特別料金のホテルに泊まってみることにしました。

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インターネットで調べて、ピサヌロークで一番お得な料金で宿泊できそうなジ・インペリアル・ホテル・アンド・コンベンションセンター・ピサヌローク(以下インペリアル・ピサヌローク)に泊まってみることにしました。

 

このホテルは先年までアマリン・ラグーン・ホテルと呼ばれていました。

今から30年ほど前にはナマズのご研究で秋篠宮様もご利用になられていたという由緒正しいホテルです。

そういえば、かつて秋篠宮殿下はタイのウイスキー(ラム?)で有名なメコンをご愛飲になられていたとか、そのメコン・ウイスキーを製造しているメーカー(大財閥TCC)が、このホテルのオーナーです。

そんな皇室御用達(?)のようなホテルにメオダムが泊まろうなんて、恐れ多いことながら、宿泊料金が大特価で日本円で2000円ほど、ちょっとしたゲストハウス並みだったのですから、この機会に体験してみたいと思ったわけです。

しかも、もともと破格なので、ちょっと奮発してワンランク上のプレミア・デラックスと言う部屋にしました。

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ホテルのゲートを抜けると、さすがリゾート風のホテルだけあって、ものすごく広々とした敷地です。奥に見えるのが宿泊棟で、そこまでまっすぐにアプローチが続いています。

舗装した路面がちょっとツギハギだらけなのも歴史を感じさせます。

アプローチ両脇には大王椰子の並木や、ホウガンノキが植えられています。

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これがホウガンノキ(砲丸の木)で、実が大砲の玉のような形と大きさから命名されており、英語でもキャノンボール・ツリーと呼ばれているそうです。

ピンク色の花は、ちょっと変わった形をしており、芳香を放ちます。

この木、タイではお釈迦様の木でトン・サラと呼ばれています。

お釈迦様が入滅の時に、花を咲かせていたとされる木と信じられています。

平家物語の冒頭に出てくる「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらわす」の沙羅の木を意味しているとされています。

うーむ、さすがは仏教国のタイだけあると思い込みそうなのですが、タイではこのホウガンノキ、沙羅双樹のサラの木として、国内では各寺院を中心に植えられていますが、もともとは中南米原産でお釈迦様とは縁もゆかりもないようです。

ただ、ラマ五世(チュラロンコーン大王)がスリランカへ旅行された際に、土地の植物園よりこのホウガンノキを贈られて、タイへお持ち帰りになられました。

それがどこでどうなったのか、タイ国内に到着した時には、釈迦入滅の聖樹サラとして伝わってしまったようです。

ながいアプローチを進んで、いざホテルへ。

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ホテルの建物は低層で、横に大きく広がっています。

車寄せの周りに咲いている白い花はシルク・ジャスミンでしょうか、これも清々しい香りを漂わせます。

ドアの前で体温チェックを受けて、期待に胸弾ませて突入。

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時刻は午後3時前。

レセプションスタッフが一人いるだけで、静寂に包まれています。

床にはソーシャルディスタンスのサインもあるけど、並ぶまでのことはありません。

パスポートを提示して、ちょっと旧式のキーを受け取ります。

「ご予約はご朝食なしのプランで承っておりますが、、」

「はい、予約では朝食付けてませんが、念のため朝食はブッフェですか?」

「いいえ、現在はセットメニューで、お一人様150バーツにてご案内しております。それと午後4時まで館内のエアコンは止めさせていただいておりますのでご了承ください。」

なるほど、宿泊客が少ないのでブッフェは中止して、エアコンも日中は止めているらしい。

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これがメオダムが泊まったプレミアム・デラックスのお部屋です。

一昨年リノベーションをして、床もフローリングにしたとのこと。

広さも十分だし、調度品も落ち着いた感じ。

WiFiも使えるけど、ちょっと残念だったのは電源コンセント。

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アース対応の3Pタイプになっていない。

タイではノートパソコンとか、最近はアース付きのプラグが一般的なんってきているのだけど、どうやらリノベーションするときに、交換してなかったみたい。

メオダムのノートパソコンも電源を差し込むことができませんでした。

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部屋にはインスタントのコーヒーと紅茶のセット、電気ポット、そしてガラスボトル入りの飲料水2本が用意されています。

小型の冷蔵庫はありますが、冷蔵庫の中は空っぽです。

セーフティーボックスはないようです。

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バスアメニティーは、固形石鹸、シャンプー、シャワージェル、シャワーキャップ、フェースタオル、バスタオル、そしてドライヤー。

シンクの作りもちょっと旧式だったかな。

でも、不便はありません。

そして、メオダムが料金的に安いスーペリアタイプの部屋ではなく、プレミアム・デラックスなんて身分不相応の部屋にしたのは、バスタブにお湯を張って入浴がしたかったから。

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こちらも旧式なバスタブですが、大きなバスタブなのは良かったです。

でも、やっぱり経費節減のためか、あまり熱いお湯は出ませんでした。

タイの人たちはお風呂に入る習慣ないし、熱いシャワーを浴びることもないので、仕方ないかもしれませんが、夜になってホテルのエンジニアに頼んで、ボイラーの温度を上げてもらいました。

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部屋からの眺めなんて、別に見晴らしがよい場所でもないので、期待する方が間違っていますが、しかし緑がとってもきれいです。

 

さて、このホテル、もともとアマリン・ラグーンなどと称していましたが、海のないピサヌロークでどうしてラグーンなんだろうか?

たぶん、その理由はホテルご自慢のプールがなんとなくラグーンみたいな設計だからではないかと思っています。

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このプールで泳ぐのもメオダムの目的のひとつでした。

ピサヌロークでは、もともと観光目的でホテル滞在する人の割合があまり高くないからか、バンコクのホテルなどと比べると、プールのないホテルが多いのですが、ここのホテルはリゾート風のプールがあり、メンテナンスもしっかりしているようです。

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浅いところから、深いところまであり、子供向けの仕切られたエリアもあります。

プールにはバーの設備もあるのですが、現在休止中なようで、飲物やスナックを注文されたい方は、プールサイドのベルを鳴らせば、ボーイさんが厨房から運んできてくれるそうです。

メオダム、このプールを独り占めして、さっそく泳いでみました。

泳ぐなんて、久しぶり。

たまにはリゾート気分だ、ルンルン。

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夕方まで、プールでたっぷり遊んことができました。

 

ホテルのレストランは、現在営業を中止しているようですが、ルームサービスは注文できるようです。

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レストランが営業していないためでしょうか、ロビーラウンジの脇にある棚では、カップラーメンを並べてありました。

このインペリアル・ピサヌロークはちょっと市内中心部から離れた住宅街にあるので、プライベートで宿泊される方が、ホテル近くでなにか食べようと思っても、ちょっと不便かもしれません。

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そして、翌朝のホテルのレストランの様子ですが、電気が点けられておらず、営業していないみたいです。

昨日チェックインの時に、朝食はセットメニューだと言っていたけれど、それはルームサービスての対応だったのかもしれません。

 

館内に秋篠宮殿下のお写真でも飾られていないかと探してみたのですが、メオダムは発見できませんでした。

スコータイにあるパイリンホテルには、上皇様ご夫妻がまだ皇太子だった時にご利用になられた際の写真パネルがロビーに掲げられていましたが、上皇様が公式訪問だったのに対して、秋篠宮殿下は私的ご訪問(ご研究)のためだったから、写真の掲示がないのでしょうか。

ホテルのすぐ隣にはとても大きな市立公園があり、朝夕は公園内でジョギングをしている人たちをたくさん見かけました。

このホテルは、プールでのんびりするくらいのスケジュールでのご滞在向きのホテルだと思います。

もちろん、ここを起点にしてスコータイ遺跡を見学されたり、カオコーへ足を伸ばされるのも良いかと思います。

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