サワッディーチャオ、チェンライ支店のソムです。5月8-14日は全店舗休業につき、1週間家にこもっていました。この間の買い物は5月8日を除き、すべてオンライン。昨年3月から外食もほとんどしていません。食べたいものは自分で作る生活が1年以上続き、もうこの生活スタイルに慣れてしまいました。
5月8日の買い物は、倉庫型業務スーパーMakroへ。ここでは大葉や日本種のサツマイモ~ベニハルカが売られています。
いかに甘くねっとりした焼き芋を焼くか、1年間工夫しました。一般的に低温で長時間熱すると甘味が増す(高温+短時間調理だと甘味が少ない)と言われています。その温度は75℃とか80℃を超えないように、と。温度管理が可能で、ほったらかしにできる便利な調理器具=エアフライヤー(ノンフライヤー)の出番です。しかし、この「温度調整」が曲者です。80℃の熱風の出る庫内にいれた個体の中心部は何℃になるのか・・・。理科室で実験でもしたいところです。
たとえば低温で固まってしまったハチミツを湯煎で溶かすとき、ハチミツの酵素を殺さないように5-60℃の湯でゆるゆる溶かそうと試みるのは、「誤り」です。溶けません。正解は熱湯で10分くらいグラグラやる、のです。この時の瓶の中のハチミツの温度は50℃強です(去年、暇なのでやってみました)。そして芯まで溶け、再凝固しづらくなります。あ、蓋はかならず開けてから湯煎してください。2-3年前うっかりして蓋を外し忘れ、瓶内の空気が膨張し爆発させ、キッチンが大惨事となりました。今でも壁についたハチミツの痕跡は消えていません。
この経験から考えると、サツマイモを75-80℃で熱したいとき、果たして温度設定は80℃でいいのか。・・・私の経験と私の使っている器具からは「否」です。結論は、100℃設定で40分、200℃設定で20分が基本の調理時間。サツマイモの形状や大きさで時間のみ微調整すれば、そこそこ失敗なくおいしい焼き芋になります。
焼き芋準備は調理の1時間前から。パスタをゆでるくらいの塩分量の塩水に1時間ほど芋を漬けます。これはネットで得た知識です。濡らしたキッチンペーパーに包み、さらにアルミホイルで包んでエアフライヤーへ。100℃で40分、200℃で20分。このときキッチンペーパーを「軽く」湿らせた程度では、芋が乾燥気味になります。びちゃびちゃにして水が滴るくらいにすると、ふかし芋っぽくなり甘味が薄く感じます。「適度」って難しいのです。
焼き上がり。500グラム109-120B(400円前後)の安売りスーパーのベニハルカが、ねっとり甘くなりました。ただ、ミニスーパーTesco Lotus expressで売られている自称ベニハルカ59B/1kgは、3度買っても3度ともハズレました。そこそこおいしいサツマイモを使ってください。(Makroは1000B以上購入すれば、60Bの配送料で配達してくれます。オンラインストアで売られているときはまとめ買いしています。
次回予告編~炊飯器でカオニアオ(モチ米)、お楽しみに。