サワディーにゃお!

みなさん、お元気ですか?

タイでは今週木曜日からタイ正月(ソンクラーン)がはじまります。

水かけ祭りとも呼ばれて、タイの人たちは一年で一番楽しみにしているお祭りです。

そして、この時期がタイでは一年で一番暑い季節です。

連日気温が40度前後まで上昇します。

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[酷暑期を彩るゴールデンシャワーの花(タイの国花)]

メオダムは昨日朝早くから夕方までずっと屋外で仕事をしていました。

600cc入りのペットボトルの水を3本も飲み干しましたが、まだまだ水分補給が足りないように感じました。

そして、業務終了後にナーン川沿いにあるルンチュアイという食堂に一人で夕食を食べに出かけました。

去年までは、ナーン川左岸沿いにナイトバザールがあり、夜になると屋台がずらりと並び、その南端がフードセンターと呼ばれる一角があり、何軒もの食堂が並んでいました。

その中には「空飛ぶ空芯菜」の店として外国人観光客に人気の店もありました。

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[かつての空飛ぶ空芯菜、シェフはまさに炎の料理人でした]

この空飛ぶ空芯菜食堂は、味も良くて、パフォーマンス的にも楽しいので、メオダムはほとんど毎週のように食べに行っていました。

しかし、コロナ禍で外国人観光客が途絶えたためでしょうか、昨年廃業してしまいました。

空芯菜を空に飛ばしていた名物シェフも市内のホームセンターに転職してしまいました。

さらに、今年に入ってナイトバザールも再開発の名目で取り壊しが始まり、夜店群もすっかり消滅し、フードセンターの食堂の建物も、取り壊されてしまいました。

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[取り壊しが進むナイトバザール]

メオダムはピサヌロークの街がだんだん特徴のない、寂しい街になって行ってしまうようで、とても残念に思っていました。

そんな中で、もともとフードセンター内で食堂をやっていたルンチュアイという店が、廃墟と更地になってしまった場所に仮設の店舗を再開してくれました。

再開発を進めようとしている当局とどのような関係にあるのかわかりませんが、再開発自体も進んでいない様子なので、タイの田舎では「あるある」のなんとなく再開してしまったのではないかと思われます。

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[仮設店舗で再開したルンチュアイ食堂]

念のため、誤解のないように書き添えますが、ルンチュアイ食堂は「空飛ぶ空芯菜」の店ではありません。

同じフードセンター地区に何軒も並んでいた食堂の一軒です。

もともとはナーン川沿いのテラスにテーブルを並べて川風に吹かれながら食事ができたのですが、残念ながら現在はテラス側は立ち入り禁止になってしまい、通り沿いにテーブルが並んでいます。

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[左手の更地がかつての空芯菜食堂跡地]

空芯菜食堂ではないですが、この食堂も味の方はグッドです。

この日メオダムが注文した料理は、もともと店のメニューにはない特注品。

タイ語で言うと、ヤム・マクアヤーオ・トートクロープ(ยำมะเขือยาวทอดกรอบ)という料理。

これはどんなものかと言うと、ナスの天ぷらにヤムという酸っぱくて辛いソースをかけたものです。

ヤムのソースには茹でた玉ねぎ、にんじん、豚挽肉やナッツ、ハーブなどがたっぷり入っていて、タイの春雨サラダとして有名なヤムウンセンなんかとおんなじ感じのものです。

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[ヤム・マクアヤーオ・トートクロープ]

これが大正解で、フリッター風に軽く上げたナスとヤムのソースの相性がバッチリで、ビールがますます美味しく感じられます。

これで80バーツ(300円くらい)なんですから、ピサヌロークはやっぱりいい街だなあとメオダムは感じ入ってしまいます。

タイのナスにはものすごくたくさんの種類があり、グリーンピースみたいなナスから、大根のように巨大なナスまであるし、色もムラサキだけでなく、緑、白、黄色と色々です。

今回注文した料理に入っていたナスはマクアヤーオと言って、日本語に訳すと「長ナス」です。

味の方は、日本で普通に食べるナスとよく似てて、あまりクセは強くありません。

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[ルンチュアイ食堂の調理場]

ルンチュアイ食堂の調理場は、もともと仮設店舗ということもありますがオープン・キッチンで、厨房で中華鍋を振るうのは男性シェフ一人だけ。

あとのスタッフは、材料を刻んだり、盛り付けたりだけを担当してます。

ルンチュアイとは「チュアイおじさんの店」という意味で、このシェフがチュアイおじさんなのでしょうか?

それとも、白シャツの男性が帳場を担当しているようでしたので、彼がオーナーのチュアイさんでしょうか?

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[パクブンファイデーン(空芯菜炒め]

この食堂でも、空芯菜炒めは看板メニューの一つです。

パクブン・ヂーンと呼ばれる空芯菜を中華鍋の強火でさっと炒め、トゥアチアオと呼ばれるタイの味噌のような調味料とオイスターソースなどを絡ませた料理で、日本人にも人気のタイ料理です。

空芯菜はタイではとても安い野菜なので、メオダムもアパートの部屋で自炊をする時に時々作って食べるんですが、やっぱり店で食べる空芯菜炒めとは、火力が違うので空芯菜の歯触りが全く別物です。

こんな美味しい空芯菜炒めが、この物価高にあって40バーツ。

この食堂で一番安いメニューとなっています。

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美味しい料理と冷えたビールでメオダムもいい気分になってきました。

店には家族連れが次々とやって来てテーブルを囲んで楽し気な夕食風景が展開しています。

あんまり若い人の姿は見かけないのは、若い人たちはあんまりこの手のスタイルの店ははやらないからでしょうか?

たしかにちょっとノスタルジックな雰囲気もあります。

でも、料理は美味しいし、メオダムはピサヌロークに来られる方には是非お勧めしたい食堂だと思っています。

さて、ビールも二本飲んでお会計は全部で240バーツでした。

お釣りを受け取っていたら、背後からドドーン、ドドーンと大きな炸裂音。

振り返ってみたら、数百メートルほど離れたエカトサロット橋の方角から花火が上がっていました。

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    • 投稿: 高田卓二 -2023年4月11日 (火) 19時23分

      空飛ぶ空芯菜、美味しくって楽しかったのに残念ですよねぇ。
      でも、逞しくお店がオープンしたとのこと!
      嬉しいですね(^^)
      来月末に3年半ぶりにピサヌロークにお伺いする予定ですので、是非、覗きに行ってみたいと思います!

    • 投稿: メオダム -2023年4月12日 (水) 19時12分

      高田さん
      コメントありがとうございます。
      来月ピサヌロークへお越しになられるのなら、是非ともオフ会なんてどうでしょうか?

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