2007.08.13
ある日のこと、家でテレビを見てゴロゴロしている息子を見て、
私は「せっかくハワイ島には豊かな自然があるのだから・・・」と思い、
「裏山にでも行って遊んだら?」と誘ってみました。

息子は「何のために?( ̄∇ ̄+)」と、あまりのり気でない様子です。
そこで、「日本では夏になると、子供たちは山や野原で
昆虫なんかを捕まえて遊ぶものだよ。」
などと説明し、
自分が子供のころ、セミやカブトムシを捕まえることが得意であったと
自慢話をしてみたのです。

息子は、「日本では捕まえた虫を食べるの?キモチ・ワル~(  ゚ ▽ ゚ ;)」と妙な反応。
なるほどこの島では、海や山で獲物を捕るときは、
必ずその後に料理して食卓に上ることになります。
ハワイ島生まれの息子は、「捕る=食う」の直結思考なのです。


息子に魚とり用のアミ(虫取りアミなどこの島にはアリマセン。)と、
虫カゴがわりの空き箱を持たせて、昆虫採集の準備完了です。
彼は、近くの空き地に行き、1時間ほどで帰ってきました。
本人は、たくさん取れたと鼻をふくらませて自信満々ですv(^-^)v


ところが、虫かご代わりの箱の中を見てびっくりeye
クモx5、
ムカデx2、
蛾x1、
種類不明の虫x2、
ついでにトカゲx1
まであり、見事なキワモノぞろいです。
これをそのまま虫ピンでとめて標本にしたら、
おそらくB級ホラー映画の小道具にでも使えそうなものが出来上がります。

もちろんハワイ島は、こんな不気味な昆虫ばかりいるわけではありません。


tanase1

ハワイ島では、美しい蝶が飛び回る姿をよく目にします。
ハワイの美しい花々の間を、ヒラヒラと飛び回る蝶の姿には、
誰でも一瞬目を奪われます。

この島には、色々な色々な種類の蝶がいるようなのですが、
ときには日本で見たことがあるようなアゲハ蝶や、
モンシロ蝶のようなものも見かけます。
コナ地区に住んででいると、庭先などで最もよく見かけるのは、
羽の表面が美しいオレンジ色の「モナーク・バタフライ」と呼ばれる蝶です。

この蝶は、アメリカ本土では、
季節に合わせて南北に何千キロも旅をするそうですが、
気候が年間を通して安定しているハワイでは、
そのような移動をする必要がありません。
ハワイはいつも花が咲き乱れ、その蜜も豊富にあります。
気のせいか、彼らは少し運動不足と食べ過ぎにより、
蝶としてはメタボリ体型に見えます。

tanase

聞いた話では、大昔のハワイには2種類の蝶しかいなかったそうです。
その後、何らかの方法で蝶の種類が増えて、
現在は色々な種類の蝶を観察することができます。

また、ハワイ島には、王様の名前が付いた蝶カメハメハ・アカタテハや、
いまだにその生態が良く分かっていないハワイ・クワガタなど、
ハワイ諸島の珍しい昆虫の固有種もこの島には生息しています。

ハワイ島は、冬になるとやってくる大きなクジラから、
小さな昆虫まで興味深い生物がたくさん暮らしているのです。
もともと火山活動により海底から隆起したハワイ諸島では、
全ての生物が何千キロもの遠い海を渡ってこの地にたどり着きました。
小さな虫たちにとっては、その距離はまるで宇宙旅行のようなものであったことでしょう。
そう考えてハワイ島で飛び回る蝶の姿を見ると、さらにその美しさに感動します。

ハワイにゴキブリをもって来たヤツは誰だ!支店長より。

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    • 投稿: ペンギン -2007年8月14日 (火) 20時08分

      ■綺麗!
      (^O^)/きれいです~ この色の美しさ。見とれちゃいますね~。この気候は虫達にとっても楽園なのでしょうね。害虫にとっても・・・・(T▽T;)

    • 投稿: his-hawaii -2007年8月15日 (水) 22時04分

      ■全くです
      コメントありがとうございます。その通り。元気なゴキブリたちとともに楽園生活を送っております。ははは。(≡^∇^≡)

    • 投稿: his-hawaii -2007年8月16日 (木) 09時41分

      ■無題
      キレイなお写真と文章にはいつも癒されちゃいます♪さすがでございます私もゴキさん大反対です ホントだれがいつでしょうね!!              cs kaz

    • 投稿: Uちゃん -2007年8月18日 (土) 17時12分

      ■野鳥
      ハワイでは野鳥も綺麗ででフレンドリーですよね?植物も昆虫も野鳥も魚も、、、どうしてあんなにカラフルなんでしょうか?素敵ですね。

    

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