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三月にハワイ大学で能の舞台がありました。
話は「隅田川」、時間は1時間15分。
言葉は英語でした。
ステージは小さくて、景色は大きな柳の木1本。
花道は短かったです。
出てきた人達はほとんど日本人ではありませんでした。
女性も出演しました。

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演奏は太鼓二人、笛一人。太鼓の一人は白人の男性でしたが、太鼓に合わせる声は日本人でした。
話を謡う人達は五人。この人達はずっと硬い木のステージに座っていました。
二人の舞台係は、 一人は男性、一人は女性。やっぱり女性の方が丁寧でした。
役者は船頭 素顔(女性)、旅人 素顔(女性)、母 能板面(女性)子供 顔真っ白(女性)。

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物語が悲しいので皆の声は暗かったです。舞は厳しく足の筋肉を鍛えています。
この劇を見た時、全員辛抱強いと思いました。この商売は体力と強い意志が必要。
何もしていない人達は座ったまま、動きませんでした。
たとえば船頭は会話が終わったら、ポーズを構えたまま床に座ります。
旅人は運が良かったかもしれません。衣装は硬い袴で丸い椅子に座る事が出来ました。

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母は一番大変でした。能板面を付けて、唇に小さな穴があって、せりふをはっきりと悲しい
声でちゃんと出しました。能板面は表情を変える事が出来ません。ですから、声と体の仕草で
苦しみと悲しみを上手に表現しました。その上、この母もポーズを構えたまま床に座ります。
最後に、息子の幽霊は最後の出番までずっと舞台セットの墓の下に待っていました。出入りする時、あの墓の中で歩きました。ほんとうに熱心な事ですね。

衣装は大事にしています。すぐに洗う下着を重ねて着て、その上に衣装を着ます。ですから衣装がきれいに保たれています。
面も面白い。面は生きていません。でも面は能役者が掛けるとその役者の顔になります。感情まで出ます。
話は解りました。うまく説明出来ませんが、ハワイ大学のステージにかからわず、演技中の空間は今までに無い遠い昔の日本に運ばれました。

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B@RSV



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