その他ハワイのこと
2009.06.30
早いもので、ホノルル空港で仕事を始めて、18年も経ってしまった。
どーがんばっても、21歳でーすと言う事もできなくなった。(まだ言ってるけど)
私が仕事を始めたころの空港は、メインターミナルだけは古臭いコンクリート造りだったが、他島に行くターミナルは、ものすごいボロボロのはっきり言って、掘っ立て小屋のようなものだった。
周りをなぜか竹で覆われた、いかにも人里離れた胡散臭い様相であった。
そこに、今は無き アロハ航空ががんばっていたのだ。
ハワイアン航空は今ひとつ離れた平屋建てのこれまた胡散臭い場所から飛んでいた。
色んな所で新しいビルが建ったり、空港のビルが少しずつ変化していく中で、私は仕事をしてきた。
外側だけではなく、中身も少しずつ変わってきた。
いろんな航空会社が倒産したり、撤退したり、飛行機が新しくなったり、機内食が変わったり、とにかく色んな事が有った。
しかし、今回はちょっと異色である。ノースウエスト航空とデルタ航空が一緒になったのだ。
巷ではよく耳にする話だが、ちょっと違うのは、もともとこの両航空会社の社長さんは同じ人なのだ。
なんで今更一緒にするのか よく解らないとスタッフも話していた。
そんなこんなで、ユニフォームはどうするのか? とか 給料はどうなるのか? とか 何人ぐらいクビを斬られるのか? とか かなり空港内は馬鹿馬鹿しい話で盛り上がり(航空会社のスタッフが)
結局、今現在はなーんとなく落ち着いている。
今現在は、ノースウエスト航空は今までと同じ場所、同じスタッフで切り盛りされている。
ロビー7でチェックインだ。
ただし、係りの胸に付けている会社名は デルタ航空 である。 そして、ユニフォームはやっぱりデルタ航空と同じものだ。チェックインの機械に出てくる航空会社名は ノースウエストである。
したがって、搭乗券もノースウエストと明記されている。
ゲートの係りもノースウエストの係りである。 空港内案内もノースウエストと表示されている。
ところが、飛行機を見ると。。。デルタだ。
今、少しずつノースウエストの機材を、新しいデルタのマークにお色直しをしている。
機内も、ノースは赤色がメインカラーだったが、デルタのブルーカラーに替えている。
管制塔の管制官もデルタノースウエストとデルタデルタと変な呼び方(非公開)をして色別で分けて呼んでいる。さぞかし、めんどくさい事だろう。
まもなく、お色直しが終われば、そのめんどくさい事ともお別れである。
何時終わるのか? 定かではないが着々とお色直しは行われている。
今年中にはロビー7から、ロビー4へのお引越しも決まっている。いよいよ全てがデルタになる日も近いのかも知れない。
あと少ししか、あのノースウエストのマークを見ることができないのだ。
空港でノースウエストのカラーを見たら、あのマークを是非写真に収めること。
お約束だ!
もーみられなくなるぞ。
APO MIMI