植物
2010.03.26
ハワイの庭先で良く見かけるこの植物は ティー・リーフ と言います。緑色の葉以外にも、赤やクリーム色、白やピンクの斑入りの葉などの多くの品種の多い、ハワイのいたる所で目にする植物です。
和名はセンネンボクといい、ハワイでは神聖な力を持つシンボルの1つとされ、ハワイの人々の生活にとっては、欠かせない植物の一つにあげられ、色々な使われ方をしています。
ティはともて神聖な植物とされ、平和と繁栄、風と雨の神様、フラの神様たちへ捧げる花や果物、あるいは岩などのお供え物は必ず緑のティでの葉で包むそうです。ティで包む事で御清めや、魔除けになるそうです。
特に、赤のティーリーフは魔除けの作用が強いと言われていて、ハワイではは家の周りや、入り口にティを植え災難や悪霊から家を守ってもらっています。日本ではヒイラギや南天の木を植えていましたよネ
眠れない時や、悪夢を見そうな時は枕の下に入れたり、初めての船や車の出航にはティ・リーフを付け安全を願い、水に入る時、葉を入れ、葉が浮けば良し、葉が沈む時は止めるが良しとしたりと今も見かける慣わしです。
フラを踊る時には、ティはレイにするだけではなくダンサーのスカートや手、足にも使われ、ティを身に着ける事により清められ、フラの神様へ捧げられるそうです。
一枚一枚の葉の根元をつなぎ合わせて造り、レイも裂いた葉を一枚一枚より合わせ創るという
シンプルですがとても美しいものですよネ.
それ以外にも普段の生活に、ティーは利用されています。
例えばお料理にティを利用したラウラウやカルアピッグがあります。
ラウラウタロイモの葉とティの葉で豚肉や鶏肉を包んで蒸し焼きにしたもの。肉の油が抜け、油っぽさがなく、さっぱり味です。
カルーア・ピッグ
古くから伝わるハワイの伝統料理のひとつで祝事や儀式などの時に食べられていたと言う豚の丸焼き
土の中に作ったかまどで豚をティーリーフやバナナの葉に包んで蒸し焼きにしたものです。
ちなみに“カルーア”はハワイ語で“野外”の事。で、“ピッグ”は“”なので、野外で食べる豚というのがそのまま呼び名になったみたいデス。
食べ物を保存する時はティの葉で包み長持ちさせます。葉に殺菌作用があるらしい
又、葉は美しく食卓に敷いてテーブルクロス兼、お皿としても使います。
なんだかトロピカルを演出していい感じですよね
薬としてもよく使われるそうです。
葉は熱を取る効用があるといわれ、熱がある処をティで包んだりあてたりすると良いそうです。
そういえば葉を触るとヒンヤリします。最近では、日焼け後の肌のクールダウンに用いる、スキンケア用品に研究されているようです。
ティーリーフを煮出したものを飲むと、リラクゼーション効果があると言われます。
ティは細かい無数の花が並んで咲きますが、この花も喘息に効くそうです。
ティ・リーフ1つにも不思議や伝説やなぞがあり、まことハワイは奥深いデス
ちなみに葉を使い過ぎて状になったティはこんなふうにカットしてあげると新しいが出ます。
カットした葉のない棒も捨てずに土に入れやりこまめにしてあげると簡単に根つき、新しい木へと成長しま~す。
2週間くらい花瓶に入れておいただけでも、もう根が出てきていました
RV MILKY
-
投稿: SunHarbor -2010年3月27日 (土) 15時19分
■3倍に増えますね
モンステラも似たことができることを聞いたのですが、どうでしょうかハワイの植物は生命力が強そうです。 -
投稿: milky -2010年3月28日 (日) 03時21分
■Re:3倍に増えますね
>SunHarborさん私もモンステラの葉の形大~すきデス。これもティと同じで、挿し木、とり木で3倍デス。挿し木は外にはみ出した根の付いた葉が3~4枚付いている部分か、1~2節を目安にカットし植えたら乾燥させぬよう気を付けていれば、日本だと、1ヶ月くらいで根がでま~す。葉のない棒節でもOK!!。3倍過ぎてジャングルにならぬように!!