皆様、アローハ。
今日のブログは、戦艦ミズーリ記念館について書きたいと思います。太平洋戦争では日本の降伏調印式が行われた戦艦で、湾岸戦争までは現役だった戦艦です。現在は、パールハーバー内に記念館として一般入場が可能となっている、こんな感じの巨大な戦艦です。高さは20階建てのビルと同じ位の高さとのこと。
通常、戦艦ミズーリに行くには、パールハーバーツアーにお申し込み頂くか、パールハーバービジターセンターへ各自ご入場頂き、シャトルバスに乗って、戦艦ミズーリを見学される事が多いと思います。「もうちょっとゆっくりと見学したかった」なんて方もいらっしゃったかもしれませんね。
H.I.S.では、今年の夏休みにご家族限定で戦艦ミズーリ内に宿泊し、じっくりと艦内を見学し、歴史を学べるサマーキャンププランを始めます。今まではハワイローカルの学生さんや、ボーイスカウト・ガールスカウト向けに宿泊は可能だったのですが、戦艦ミズーリ記念館のご協力で、今回宿泊プランが可能になりました。 (詳細はかぞくでハワイをご覧ください)
ということで、まずは見学を始めます。
デッキからスタートすると。。。
16インチの砲台が現れます。スケールでかすぎですね。
管制塔からの眺め。前方に白い長方形型の建物が、戦艦アリゾナ記念館です。
ガイドさんが、カミカゼデッキと呼ばれるエリアの説明をしてくれます。神風特攻隊のゼロ戦が戦艦に激突したときの傷跡が残っている場所があります。激突の際、爆弾が不発だったそうで、ゼロ戦のパイロットだった日本兵の遺体がデッキ上に残ったそうです。敵である日本兵の遺体ですが、アメリカ側は敬意を持って日の丸に包み水葬した際のエピソードを写真付きで紹介してくれます。うーん、歴史って切ないですね。
また今年から、艦内ではカミカゼ展示室が新設されています。
神風特攻隊の兵士が、家族宛に書いた手紙や当時の写真が展示されています。
じっくり読むとあっという間に時間が過ぎて行きます。
では、デッキから艦内に降りて、もっと探検してみます。
戦闘指揮所の射撃管制室です。すごそうな機械が並んでいますね。
艦内には、郵便局の施設もあったそうです。
インターネットが無かった時代ですから、家族からの手紙が楽しみだったことでしょう。
では今回、サマーキャンププランでしか見ることができないエリアをちょこっと紹介します。
通常のパールハーバーツアーだと、時間が無いのでここまでじっくりと紹介できないそうです。
その1 機関室
ボイラー的なものがところ狭しと置いてあるのですが、戦艦の心臓部分とも言える場所です。きっと当時は相当暑かった事でしょう。
その2 館長室
通常のツアーでは、外から眺めるだけですが、今回は館長室にも入場できます。
その3 ブロードウェイ
ブロードウェイは砲弾や弾薬を移動するための廊下で、天井にあるレールを使って、吊り下げて素早く移動するために作られた廊下みたいなものだそうです。廊下が長すぎて、終わりが見えてませんね。
今回のサマーキャンププランでは、実際に海兵が寝泊りしていたベッドを利用して宿泊します。こんな3段ベッドです。日本で言うカプセルホテルに近い感じですね。もちろん、トイレ・シャワーも完備しています。
気になる夕食は、戦艦ミズーリ特製のカレーライスが出てくるそうですよ。
最後は、戦艦の前に記念写真を撮ってサマーキャンプは終了です。
教科書や本で知ったつもりでいても、実際に自分の目で見て、ガイドさんから歴史を学ぶとやはり理解度が全然違ってくると思います。次回のハワイ旅行で時間があれば、パールハーバーに行ってみてはいかがでしょうか?
今年の夏は、宿泊プランもご用意しております!!
営業時間:8:00-16:00 (6-8月のみ17:00まで)
サンクスギビング、クリスマス、元旦を除き毎日開館
Stone@MKT