sunH.I.S.Tours ピサヌローク支sun

サワディーカップ、メオダムです。

先日、自転車で出勤途中に"Floating House Museum"と書かれた路上の看板を発見しました。

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この看板の先にはエカトサローット橋が架かっています。

標識によれば、すぐ先を左折すれば"Floating House Museum"があるように思えましたので、こんど時間を見つけていってみようと思っていました。

ピサヌロークの中心にはナーン川と言う大きな川がゆったりと流れています。

この街はこの川とともに発展してきたとも言えます。

今のように道路が整備される前は、川がほぼ唯一の交通路となっていました。
現在は下流のチャイナートに大きなダムができてしまい、物流の動脈としての役割をほぼ終えてしまいました。

このナーン川には、昔から川の上に筏を浮かべて住んでいる人たちがいます。
むかしは筏の家などタイの川でもどこでも見られたそうですが、今は法律で川の上に筏を浮かべて住むことが禁止されてしまって、ほとんど見ることができなくなりました。

しかし、このピサヌロークだけは全国で唯一例外として筏の家が認められているそうです。

それでも、現在は昔に比べて随分と数が減ったそうで、現在筏の家があるのは、エカトサロット橋からスパンガラヤー橋の間ぐらいです。

そのうちの多くの筏の家は、レストランに改装されて、結構繁盛しているようです。

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さて、本日のランチタイムに"Floating House Museum"へ行って、この筏の家について勉強してこようと、自転車のペダルも軽くオフィスを飛び出しました。

行き方表示の看板のところまで行き、そこから橋に向かって進み、すぐ手前の道を左折しました。

しかし、それらしきものが見当たりません。

"Phitsanulok Museum"と書かれた立派な建物があり、これだろうかと思って近くにいた女子学生に確認してみましたが、どうやら違うようです。

その女子学生はほかの仲間にも声をかけあって、スマホで調べてくれました。

「ナーン川の対岸、川沿いよ」と教えてくれました。

しかし、あの看板を見たらば、誰だって橋の手前を左折すると思うはず、橋を越えてから左折なら、ちゃんと橋や川の位置を示して書いてくれるべきじゃないかと、でもそのおかげで、女子学生に親切にしてもらって、ニヤニヤしながら橋の対岸に向かいます。

対岸は川に沿って公園になっています。
運動器具などもあったりして、土曜日の午後スポーツで汗を流している人がいます。

でも、やっぱり博物館らしい建物は見当たりません。

きょろきょろ、うろうろ、、、
古いタイスタイルの木造建築カフェがあったので、そこの店員さんに"Floating House Museum"への行き方を聞いてみました。

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Floating House Museum?
あぁ、ピピッタパンチャオペーのことね。
それなら、ここがそうよ。

ピピッタパンとはタイ語で「博物館」、チャオペーは「筏の人」という意味です。

しかし、店員さんはこうも続けました。

展示物なんな何もないのよ、ただこの建物だけのことなの。
そして、この建物はカフエよ。

案内看板ももう一つと思ったけど、博物館そのものが、博物館でないとは、さすがタイの地方都市はやることが違う。

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なるほど、よく見たら通りに面したところに"ピピッタパン・チャオペー・ジャンワット・ピサヌローク"と御大層に表示されている。

ジャンワット・ピサヌロークとはピサヌローク県のことです。

いったいどこが、博物館なんでしょうね。
建物だって、池に臨んでいるだけで、筏じゃないし、、、。

建物は3棟あり、左がカフェ、中央が休憩場所、そして右は観光案内所。
しかし、観光案内所はカギがかかって閉まっていました。

で、これで終わってしまったらば、あ~あ、チャンチャンでただのズッコケになってしまうので、現存する筏の家をご紹介します。

ピサヌロークのナイトマーケットがエカトサロット橋の下流、左岸側に伸びていますが、そのナイトマーケットが終わったあたりから、筏の家が現われてきます。

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でも、レストラン雰囲気の良さから言うと、もっと下流のスパンガラヤー橋周辺のレストランが人気のようです。

メオダムのお気に入り筏食堂はペ・ピロークという店です。値段もお手頃でおいしいですよ。

で、レストランの紹介はまた別の機会にするとして、、

ナイトマーケットを過ぎると急に田舎っぽくなります。

そして、川の土手に小さな畑なんか作っていたりします。

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この土手を下ったところに筏の家が何軒もあります。

この畑は筏の家に住む人の家庭菜園のようです。

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筏の家は、ドラム缶のようなものをフロートにして水面に浮いています。

そのため雨期になって水位が上昇しても、水面とともに上昇し、決して床上浸水することはありません。
もっとも、年がら年中床下浸水しています。

それでも、電気は岸から引いて来ているし、家が建っている場所が地面の上か、川の上かの違いだけで、一般の家屋と比べて格段に不便ということもなさそうです。

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それに夕餉の材料だって、ほら! 家の軒先で新鮮なお魚が釣れちゃうんですよ。

なんとも穏やかで、平和そうなご一家です。

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筏は水に浮いているだけで、船のように自力で移動できる訳ではありません。

ちょっとしたお出かけには、笹の葉のような形をしたエンジン付きのボートで出かけることもできます。

この船は漁にも使っているのでしょう。
早朝や夕方、川面で投網を打っている漁師さんの姿をよく見かけます。

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どうですか、筏の暮らしも悪くなさそうでしょ。

こんな筏をゲストハウスにでもしたら、ちょっと変わってて人気が出そうな気もします。

筏の家を眺めるのに最適なのは、ナーン川の対岸、グランドリバーサイドホテルの先あたりからが良さそうです。

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ピサヌローク県も、ちゃんとした川に浮かぶ筏の家でも買い取って、ちゃんとした筏の家の博物館を作ってもらいたいものです。

オンリー・ピサヌロークとしてもっと観光名所にしても良いのではないかと思います。


H.I.S.ピサヌローク支店から、筏の家までは徒歩で10分ほどです。

ザ・パークホテルの裏口近くにたくさんの筏の家が並んでいます。

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