ピサヌロークからサワディーカップ
メオダムです。
このところ連日とんでもなく暑くて、メオダムは数日前に夏風邪を引いてしまいました。
昨晩なんかも、夜9時を過ぎても気温が34℃もあったりするもんだから、たまったもんじゃありません。
昼間なんか、連日40℃を超えてます。
こんな気温で、体温も上昇してしまうのでしょう。
それでも、メオダムは一か月分も処方されてしまった風邪薬を二日間飲んだら、すっかり体調も回復し、また元気にピサヌロークの街を自転車で走り回っています。
それにしても、そろそろ雨の季節が恋しいです。
さて、メオダムは自転車があるので、ピサヌローク市内はどこでもスイスイ行けるのですが、一般の旅行者の人は、二本の足で歩く以外、公共交通を頼ることになってしまうでしょう。
旅行者にもレンタサイクルやレンタルバイクを貸し出している店もピサヌロークにはあるようですけど、とにかく今日はピサヌローク市内の公共交通機関についての話を書かせてください。
ピサヌロークは田舎町ですので、地下鉄もBTSも走っていません。
街の人たちは、ほとんどバイクを近距離の移動手段として使っています。
市内を走る路線バスは一応あります。
H.I.S.ピサヌローク支店前にもちゃんと日除けとベンチまであるバス停留所があります。
バス停の名前は「エイチ・アイ・エス前」だったりするといいのですが、どうもバス停に名前なんか表示されていません。
このバス停には市内の路線バスの他に、カンペーンペットやヒジットなどの隣接県へ行く中距離バスも発着しています。
エアコン付きの快適そうなバスなので、メオダムも一度乗って"小さな旅"にでも出かけてみたいと思っています。
海外旅行中の旅行者が一番利用しやすいのは、やはり何と言ってもタクシーだと思います。
こんな田舎町にもメータータクシーの会社が何社かあり、市内中心部などではよく見かけます。
運転マナーなんかもバンコクなどよりずっと良くてドライバーも礼儀正しいとのことです。
それでも流しのタクシーは絶対数が少なくて、通常はタクシー会社のコールセンターへ電話をしてタクシーを呼ぶ形になります。
そうなると、やはり旅行者にはホテルなどで呼んでもらわない限り、敷居が高い乗物となってしまいます。
流しのタクシーの代わりに市内をたくさん走っているのが、可愛らしいトゥクトゥクたちです。
駅前とか、市場とかにも待機していて、手ごろな乗り物ではあります。
しかし、必ず乗る前に料金の交渉が必要です。
必ずしもタクシーより安いとは言い切れませんが、最低料金は60バーツくらいから、市内だったらだいたいどこでも100バーツくらい、空港まで行ってもらって120バーツと言うところでしょうか。
では、例えば空港から市内まで、どうやったら安く移動できるかと言うと、昨年あたりから運行を始めたエアコン付き路線バスでしょう。
空港から駅前の市場、ワットヤイ、そしてバスターミナルまでを結んでいます。
だいたいエアアジアなどの航空便の到着に合わせての運行のようです。
料金も30バーツと格安です。
では、市内から空港へ向かう時はどうかと言うと、逆のルートもちゃんと走っていますが、問題は何時にどこのバス停を通るかです。
残念ながらピサヌロークのバス停にはバスの時間表など用意してありません。
そこで、空港連絡バスの運転手さんに、駅前市場からのバス出発時刻を尋ねてみました。
「飛行機の出発に合わせて走ってるから大丈夫だよ」
でも、何時に何分にどこのバス停と言う決め事はないそうです。
これじゃ、利用しにくいですよね。
市内を走っている路線バスにはソンテウと呼ばれる小型トラックを改造した乗り合いバスがあります。
小型トラックの荷台の両端にベンチを取り付けただけのような車体で、乗客は車の後ろから乗り込みます。
荷台の方に車掌が乗っていて、車掌に運賃(20バーツ)を払う場合もありますが、連日こうも暑いと車掌もエアコンの利いた助手席に座り込んでしまい乗客の方がわざわざトラックの後ろから降りて、トラック前方に回り込んで助手席の車掌に運賃を支払いに行くと言った、どっちがお客様かわからないような状況になって、それが常態化してしまっております。
ソンテウと言う名前は、そもそもが荷台のベンチが2列に並んでいることから、タイ語で"2列"を意味するソンテウ(สองแถว)と呼ばれているようです。
しかし、より多くのお客様に腰かけていただこうというわけか、荷台の真ん中に簡易ベンチを取り付けているのもピサヌロークのソンテウが誇る特徴です。
こうして3列になっても、サムテウ(สามแถว=3列)とは呼ばれていないようです。
運転席の上の部分に走る経路が掲載されていますが、残念ながらタイ文字オンリー。
こちらも旅行者には利用が難しそうですが、バンコクやチェンマイなどから長距離バスでピサヌローク郊外のバスターミナルへ到着した時などは、ほとんどのソンテウがバスターミナルを起点に、駅前市場を経由して各地に向かうので、利用価値は高いと思います。
バスターミナルからタクシーなんかに乗ったら、バンコクからピサヌロークまでのバス代よりもバスターミナルから市内までのタクシー代の方が高くなってしまうくらいです。
でも、このソンテウも運行時間が早朝5時くらいから、夕方は6時くらいが最終便と、早い時間に終わってしまうので注意が必要です。
ピサヌロークのソンテウでは最近エアコン付きが登場しました。
客席のある荷台を密閉式にして、エアコンが効くように改造したようです。
やはり乗客はトラックの後ろから乗り降りするのですが、乗り降りする後ろの部分にもドアが取り付けられてます。
普通のソンテウが20バーツのところエアコン付きは30バーツだそうです。
やっぱり暑いからピサヌローク市民にはエアコン付きソンテウは歓迎されているのでしょうか?
でも、ピサヌロークでの公共交通機関として、メオダムが一押ししたいのは、エアコンもないし、スピードも出ないけど、なんたってサムロー(輪タク)が一番だと思っています。
これに乗るたびに、メオダムはすごくうれしい気分になり、「あぁ、タイっていいなぁ」と感じます。
みなさんもピサヌロークでいろいろな公共交通機関にトライしてみませんか?
ちょっとくらい困ったことがあっても、ピサヌロークの人たちが、きっと寄ってたかって、いろいろと親切にしてくれることでしょう。
きょうはホームページを触る時間がなかったので何も変わってません。