サワディーカップ、メオダムです。
今週は、一週間にピサヌロークとバンコクの間を2往復しました。
仕事だから、2往復だろうと、3往復だろうと行かなければならないのだけど、体力的にはきつく感じてくるようになりました。
そこで、車での往復ではなく、公共交通機関を使いました。
バスでバンコクへ向かうのには、バスに乗るまでに3時間も待たなくてはならなかったりして、ロスタイムに泣きました。
事前に切符を買っておけば時間の無駄は省けたのでしょうけれど、毎度のことで急なことだったのと、横着の相乗効果。
バンコクからの帰りは、2回とも鉄道を利用して、寝台券を手に入れることができました。
しかし、寝台車は横になれるのはいいけど、ぐっすり休めるわけではなく、なんとなく1日ぼんやりしてしまう。
話は、バンコク往復のことを書こうと思っているのではなく、バンコクへ行った際に、バイクの車検が切れるので、民間車検場へバイクを持ち込んで車検を受けたお話なんです。
タイでは小型のバイクでも1年に一回車検を受けなくてはいけません。
車検は民間車検場で検査して、書類なども手続きしてくれます。
車検に合わせて、ホーローボーと言う自賠責保険の更新をし、税金を払わなくてはなりません。
毎年なので、日本より頻度が高いですね。
しかし、車検そのものは日本より簡単です。
ライトやブレーキなどの検査、排気ガスや騒音のチェック程度で、簡単に終わってしまいます。
そして、車体番号を写し、写真を撮って、お金を払えば、民間車検場で車検証を預かり、数日後には更新記録が書き込まれて返してもらえます。
保険などを含めても800バーツ少々と、高くありません。
乗用車だって、日本円で1万円でお釣りがくるくらいの金額です。
それでも、タイの車検は年々厳しくなってきているようです。
以前なら、検査なんかしないで、バイク屋や保険屋が全部代行してくれてましたが、数年前から民間車検場などでの検査が義務付けられたようです。
メオダムのバイクは150ccで、10年以上前に中古で買ったもの。
たぶん、製造から20年以上になっていると思うのだけど、渋滞の激しいバンコクではなくてはならない足として活躍しています。
いままで、一度も車検でトラブルになったことがありませんでしたが、どうした訳か今回は「チェーンカバーが付いてないから不合格」と言われてしまいました。
そんなチェーンカバーなんて、中古で買った時から付いていなかったと説明しましたが、聞き入れてもらえません。
「バイクの部品屋に行けば売ってるから、付けてきな」とアドバイスをもらって、何軒かのバイクの部品屋を回ってみましたが、どこにも売っていません。
「もうこの形のバイク用の部品はないよ」と門前払いです。
部品がないよでは車検が通らないとなれば、こちらも必死です。
再び民間車検場へ行って相談したところ、「サパーンクワーイの部品屋ならあるかもしれない」みたいなことを言います。
サパーンクワイは遠いし、そんなところまで行っている時間もない。
さてどうしたものかと目を閉じて考えることしばし。
発想の転換で、部品屋ですのではなく、バイクの修理屋へ持ち込むべきだったと気が付きました。
懇意にしているディンデーンにある下町の小さな修理屋。
ここの職人がとても良い仕事をしてくれて、毎度メオダムを感動させてくれているのだけれど、今回も大正解でした。
確かにメオダムのバイクに取り付けられるサイズのチェーンカバーはないようですが、似たようなものを探し出し、グラインダーで削ったり、ドリルで穴をあけたりして、カバーを加工し、見事にピタリとはめ込んでくれました。
まさに感動ものです。
しかも、部品代と工賃含めて100バーツでいいというではないですか。
もし、バンコク在住でバイクの故障とかでお困りの方がいらしたら、この修理屋を推薦しますよ。
修理屋のおかげで無事に車検に合格することができました。
下の写真が更新された車検と証明のステッカーです。