サワディーカップ。

メオダムです。

今日のお話は、また悪い癖で長くなってしまいそうな嫌な予感。

お話は「スパンガラヤー」というアユタヤ時代の女性の話です。

Suphankalaya02

スパンガラヤーはアユタヤ時代の16世紀に、ピサヌローク県知事の娘として生まれました。

下に弟二人がいます。

ナレースワンとエカトサロットです。

時代は戦乱の時代で、スパンガラヤーの父親は、タイへ攻め込んできたミャンマーの軍隊と戦うも、ミャンマー側が優勢であると悟って、ミャンマー側に寝返ります。

時のミャンマー側の王はバイナウン。

また、その際にスパンガラヤーの弟たち二人、ナレースワンとエカトサロットは、ミャンマー王バイナウンの養子という名目で、実質的には人質としてミャンマーへ向かいます。

アユタヤ王国を占領したバイナウンはスパンガラヤーの父親を、新しいアユタヤ王朝の王に任命します。

アユタヤ王国は、ミャンマーの属国扱いであり、スパンガラヤーの父王は、ひそかにミャンマーからの独立を画策します。

そのためには、ミャンマーにいる自分の息子たちを呼び戻したいと考えました。

当時、スパンガラヤーは大変美しい娘に成長しており、絶世の美女との噂が広がっていました。

父王は、ミャンマー王のバイナウンへ、提案をします。

「娘のスパンガラヤーを側室として差し出すので、息子二人を戻してほしい」

バイナウンはこの提案を受け入れて、ナレースワンとエカトサロットはタイへ戻ってきました。

スパンガラヤーはバイナウンの妾としてミャンマーへ向かいました。

しかし、数年後にバイナウンは病に没してしまいました。

バイナウンの息子、ナンダーが新しくミャンマーの王位に就きます。

スパンガラヤーはバイナウンの遺産として、ナンダーの側室となります。

この機会を父王は逃しませんでした。

息子のナレースワンをしてミャンマーへの反旗を翻させました。

ナレースワンとミャンマーとの戦闘は何度も繰り返され、最後にナンダーの息子でありミャンマーの皇太子であるミンジースワとナレースワンはゾウに乗って一騎打ちをします。

この戦いでナレースワンはミンジースワを倒し、ミャンマーに対して勝利します。

息子であるミンジースワを殺されたナンダーは激怒し、ナレースワンの姉であるスパンガラヤーを処刑したそうです。

なお、このときスパンガラヤーはナンダーの子供を妊娠していたそうです。

スパンガラヤーは、タイとミャンマーの時代に弄ばれたかのような、悲劇のヒロインでした。

Suphankalaya01

弟、ナレースワンは、ミャンマーからの独立を果たし、アユタヤの王に就きます。

また、エカトサロットも、ナレースワンが戦病死したのちに王となりました。

この写真は、ピサヌロークの名刹、ワット・プラシーラタナマハタート寺院の銅像で、手前で一番背が高いのがナレースワン、その右がエカトサロット。

左の女性がスパンガラヤーです。

 

なお、ピサヌローク出身でもう一人時代のヒロインとも言える女性がいます。

スリヨータイという名のアユタヤ時代の王妃で、王に代わって男装し、ゾウに乗ってミャンマーと戦い戦死した女性で、タイでは救国の母として知られています。

スパンガラヤーはスリヨータイの孫にあたります。

 


現在ピサヌローク支店のスタッフたちはオフィスに出社してきておりません。

テレワークと言いますか在宅勤務をしています。

もっとも、家でやらせられるような仕事もないので、在宅勤務中の課題として「ピサヌローク周辺地域の案内ができるよう練習すること」と指示してあり、スタッフたちは毎日練習した結果をビデオに撮影して、YouTubeへアップしています。

 

今日ご紹介するのは、ちょっと時間が立ってしまいましたが、昨日4月23日にアップされましたガイド練習のビデオです。

今日ご紹介するのは、男性1名と女性2名です。

男性スタッフのリュウは、2週間に及ぶタイ正月休暇明けで、久々の登場です。

日本語能力検定は3級です。

女性スタッフのミャオは日本語能力検定4級です。

そして、もう一人はキャットです。

まだスタッフではなく、パートタイマーですが、コロナ明けには正規スタッフになれるように、ビデオ練習に参加させています。


スコタイ歴史公園にあるワットマハタートです。
ここはスコタイ遺跡の中でも見どころの多い寺院遺跡となっています。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


同じく、スコタイ歴史公園にあるワットシーサワイです。
この寺院遺跡はクメール時代に作られたものです。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


同じく、スコタイ歴史公園にあるワットトラパングンです。
小さな寺院遺跡ですが、スコタイ様式の仏塔の上部には遊行仏があります。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


同じく、スコタイ歴史公園にあるワットサシーです。
スリランカ様式の仏塔としてタイで最も美しいと言われています。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


同じく、スコタイ歴史公園にあるラムカムヘン王像です。
ラムカムヘンはスコタイ時代の名君として知られています。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


スコタイ歴史公園北部にあるワットシーチュムです。
日本人にもっとも人気のある遺跡です。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


スコタイ歴史公園北部にあるタオトゥリアンです。
サンカローク焼きの窯跡があります。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


スコタイ歴史公園北部にあるワットプラパーイルアンです。
クメール時代にスコタイの町があった広大な遺跡です。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


ピサヌロークの名刹、ワットプラシーラタナマハタートです。
パワースポットとされタイで最も美しい仏像があります。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


ピサヌローク出身の英雄、ナレースワンのお話です。
アユタヤ時代に活躍した救国の王様として知られています。


YouTube: リュウ


YouTube: ミャオ


YouTube: キャット


まだまだ、日本語の助詞の使い方、自動詞と他動詞の区分、過去形など問題点が多いですが、もしよろしければ、コメントをビシビシ入れて、指南していただけませんでしょうか?
「こりゃ、何言ってるか分からない」とのご感想でも結構です。

 



ナレースワンもスリヨータイもタイでは映画になっています。

いずれもタイでは格段に大きな製作費をかけた大作です。

インターネットを通じて映画の視聴ができるのではないかと思いますので、コロナで在宅されていらっしゃる間にでも、宜しければ是非見てみてください。

そして、コロナ禍が過ぎたら、歴史の舞台、ピサヌロークへ来てみてください。

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