サワディーピーマイカップ
ピサヌローク支店のメオダムです。
タイは再びコロナ感染が拡大して大変なことになってきています。
しかし、ピサヌローク県ではまだ感染者は確認されておらず、日常生活において特に目立った規制や変化は見られません。
さて、2011年となりました。
みなさんはどこで新年を迎えられましたか?
メオダムはルーイ県のパークチョムという町で新年を迎えました。
パークチョムという村は、タイ人に人気のノスタルジックな街、チェンカーンからメコン川沿いに車で40分くらい下ったところにある小さな町です。
そして、初日の出はパークチョムの町はずれにありますプー・ラムドゥアンという丘の上で一瞬でしたが眺めることができました。
2021年、1月元旦の夜明けは、雲に覆われていたため、ご来光は山の端と雲の切れ目からチラリと見えただけでした。
でも、とりあえず、見ることはできたと思っています。
このプー・ラムドゥアンですが、メコン川のほとりに立つ高さ350メートル程度の丘です。
メコン川沿いの国道周辺の標高は200メートルほどですから、国道から150メートルほどの登る感じになります。
麓の駐車場から頂上までは、専用の車に乗って急な坂道を登ります。
車と行っても、農作業で使う耕運機のような車です。
タイではロット・イーテックと呼ばれている耕運機用の小型ディーゼルエンジンを載せた車です。
もともと農道や畑の中を走る車ですから、スピードは出ません。
歩くのとほとんど同じくらいで、おまけに乗り心地も良くないのですが、遊園地にあるアトラクションみたいなものと思っていただければ、まぁそんなものでしょう。
この車に揺られること15分ほどで頂上到着です。
頂上からはメコン川の流れが良く見渡せます。
メコン川の対岸はラオスです。
プーラムドゥアンの斜面は果樹園になっていますが、頂上周辺は樹木がなく、360度ぐるりと視界が開けています。
タイの人たちもたくさん早朝のプーラムドゥアンに登ってきて、記念写真を撮り合っています。
また、頂上ではテントを張って泊まり込んでいる人たちもたくさんいました。
明け方の最低気温は10度くらいまで下がりましたから、きっとテントでは寒い思いをされたのではないかと思います。
私も寒さに足踏みしながら、東の空を見つめ、太陽が顔を出すのを待ちました。
06:51、遠く山の峰が金色に光りました。
今年最初の太陽が昇ってきたようです。
思わずご来光に向かって手を合わせてしまいました。
周りのタイの人たちで、東の空へ手を合わせている人はいないようです。
みんなスマホや一眼レフカメラでの写真撮影に夢中です。
しかし、ご来光もほんの一分ほどだけでした。
太陽が、稜線の上に登ってすぐに、厚い雲の中に没してしまいました。
この季節、プーラムドゥアンは雲海の見られるスポットとしても人気があるそうです。
メオダムも前回ここへ来た時には雲海を眺めることができました。
今回は雲海こそ見られませんでしたが、頂上にはたくさんの綿花があり、ちょうど季節なのか、どれも枝にたくさんの綿の花を咲かせていました。
それはまるで雪が降ったように、白くてとてもきれいでした。
残念ながら、その写真を撮ることを忘れて、お見せすることができません。
2021年は、良い年になってくれますようにとお祈りして、プーラムドゥアンの丘を下りました。
なお、天気はお昼くらいから快晴となりました。
そして、夕陽はピサヌローク県、ヌーンマプラーン郡、バーンムン村で眺めました。
夕焼け空に向かって飛んでいく無数のコウモリたちを見上げて、「幸守り」と当て字をされるほど縁起の良いコウモリに、中国でも蝙蝠(ピエンフー)と呼ばれ、その発音から"福に変える"力を持つとされています。
2020年は、コロナ禍で明け暮れてしまいましたが、2021はコロナ禍から福に変わる一年になってほしいものです。
今年もまた一年、よろしくお願いいたします。