サワディー・にゃお!
ピサヌローク支店のメオダムです。
今朝は、スコータイ遺跡まで往復してきました。
そろそろ、暑くなってきて、日差しもだいぶ強いのですが、メオダムは帽子を持って行くのを忘れて、日射病気味です。
ピサヌロークからスコータイまでは70kmくらい離れており、車で1時間少々の距離ですが、県境にコロナ対策の検問所のようなものがあるのですが、往復とも係員がおらずノーチェックでした。
もっとも、チェックがあっても、体温測定と、連絡先を書くか、スマホで追跡アプリのQLを読みとるだけ、つまり(タイの)スーパーへ入店する時と、同じチェックだけです。
スコータイ遺跡は、平日ということもありましたが、見事なくらい観光客が来ていませんでした。
もう、メオダム一匹のために壮大な遺跡が待っていてくれたような迫力を感じられました。
世界遺産貸切ってイメージです。
さて、本日のお話は、バンコクなどとピサヌロークの間の交通機関がどうなっているか、現状報告をさせていただきます。
まず、バンコクからのお客様のほとんどがピサヌロークのゲートウェイとして利用されるのが空港だと思います。
情けないことに、この写真を撮影した2月2日(火曜)の到着便はたったの2便だけ。
以前は3つの航空会社が就航して、毎日8便から9便くらい飛ばしていたんです。
空港内のカウンターで発着時刻表をもらいました。
これがその発着時刻表なのですが、有効期間が2月1日から7日までの1週間用らしいです。
一応、この時刻表にはノックエアー、エアーアジア、ライオンエアーの3つの航空会社が記されています。
しかし、ほとんどが毎日飛んでいるのではなく、曜日限定で就航しているようです。
火曜日はノックエアーの2便だけですが、月曜日と木曜日はノックエアー以外にライオンエアーやエアーアジアも飛んでて、4便となっています。
では、バンコクから飛行機に乗ってきた人は、ピサヌローク空港へ到着するとどうなるかと言いますと、、、
ちょっと見えにくいかもしれませんが、飛行機から降りると、体温チェックがあり、その先にスマホで追跡アプリのQLを読みとります。アプリでなく、名前と連絡先(携帯電話番号)を書き込んでいる人もいます。
特別にこの手続きで手間取っている様子はなく、流れもスムースです。
到着ロビーへ出てこられた乗客は、当然ながら皆さんしっかりとマスクを着用されてます。
これも平日ということもあるかもしれませんが、観光客風や家族連れと言ったスタイルはほとんど見かけませんでした。
到着ロビーでは、市内までのタクシーの客引きがバナーを持って待機していますが、利用者は少ないようです。
ターミナルビルの出口のところにもチェックポイントがあって、やはりQRコードの読み取りか、連絡先の書き込みが必要になっています。
でも、全体としてとてもスムースに流れています。
ピサヌローク空港はもともと小さな空港ですから、、、。
一方、ピサヌロークから出発する方はどうかと言いますと、これも通常通りにスムースです。
ターミナルビルの入り口にもチェックポイント。
体温測定、QRまたは連絡先記入をします。
しかし、ここで見慣れないものを発見。
なんだか電車の駅にある自動改札機みたいですが、今後はここにタイ人がみんな持っている身分証明カードを通して身元確認などをするようになるのだそうです。
タイ人以外の日本人など外国人はどうしたらよいかと質問したら、パスポートをスキャンするとのことでした。
この先にチェックインカウンターが並んでいますが、ちょうど出発する飛行機の搭乗手続きが締め切られたばかりのためか、カウンターには誰もいません。
搭乗口はエスカレーターで2階に登ったところにあります。
ここでもエックス線の手荷物検査場前に体温チェックがあります。
でも、ここではQRコードも連絡先記入も求められません。
出発ロビーのベンチにパラパラと座っている人がいますが、飛行機自体の発着が少ないので閑散としています。
ターミナル内のコーヒーショップもちゃんと営業していて、コーヒーや軽食をいただくことができます。
コーヒーショップは搭乗ゲートの近くにもあります。
しかし、マッサージ店は閉まったままです。
別にピサヌロークはマッサージ店の営業自粛など求められていないのですが、商売にならないので閉めているのかもしれません。
続いて、電車の駅です。
ピサヌロークの街中にあって、小さくて可愛らしい駅ですが、バンコクとの間の列車は、上りと下り各2本ずつ運休が出ているだけで、ほぼ通常通りの運行とのことです。
掲示されている時刻表で、白く塗りつぶされているのが、運休されている列車で、これは去年の4月から運休したままです。
バンコクを朝出て、ビサヌロークに午後に到着する特急は、ちゃんと走っているようです。
また、寝台列車も通常通りです。
最後に、高速バスが発着するバスターミナル。
バンコク行きのバスは、乗客が減ったので、大幅に間引き運行されています。
これはヤンヨンツアーというバス会社の時刻表です。
いつもなら朝から深夜まで、1時間おきくらいにバンコク行きのバスを走らせていましたが、たった3本しか走らないようです。
しかも、英語の掲示には嫌なことが書いてあります。
「外国人には切符を売らない」と書かれています。
窓口で、よく話を聞いてみると、外国人は県からの通達で、バスに乗るには健康診断書の提示が必要とのことでした。
しかし、コロナのPCR検査の必要はないとのことは、わかったのですが、どんな項目が必要で、何日前までに検査を受けたものが必要とかの情報は、窓口の係員さんも分からないようでした。
親切な係さんで、「わかる人に電話するね」と言ってどこかへ電話をかけ始めました。
「OK、あなたタイ長いんでしょ、だから健康診断書要らないね、午後7時のバスでイイね」とバスの予約キーを叩き始めてしまいました。
「ごめんなさい、ただの調査だけなんで、バスには乗りません」
他にもバス会社はありますが、どこも似たような状況です。
バンコク以外にも、スコータイなど近隣県へ行くバスも、バスの本数が減っています。
これはペッチャブーンやカンペーンペット行きの時刻表です。
いろいろと不便はありますが、バスの窓口でこんな募金箱を見つけました。
たぶん、バスターミナル周辺に住み着いている野良犬が、車にはねられてケガでもしたのでしょう。
獣医さんの治療費の募金箱でした。
コロナで経済的にも苦しくなっている人たちが多いタイの田舎町ですけれど、心の優しさは失われていないようです。
メオダムも募金箱に少額紙幣を1枚入れさせていただきました。