サワッディーチャオ、チェンライ支店のソムです。
先日のお昼休みは、少し遠回りして支店まで戻りました。昨年の3-6月、チェンライがロックダウンされ、ジムが閉鎖されている間は本当によく早朝の散歩をしました。ロックダウンが明けジムも再開されると、散歩の優先順位がぐんと下がり、ごく近所の変化にも気づかなくなります。よって努めて歩くようにしようと思った矢先、支店からほんの150mのところにも変化がありました。
ゲストハウスの多いエリアです。この時期に新しいゲストハウスができるのか、あるいは個人の家なのかしらと、ちょっとお邪魔してみました。
古い仏塔の修復作業中、だとのこと。青いテントの下が作業現場のようです。とくに「立ち入り禁止」の表示もなかったので、近づいてみました。
日干し煉瓦の積まれた仏塔、これを修復するのですね。
民家と民家の間にポツンと古い仏跡があるのを、不思議に思われるかもしれません。ビルマとの長い国境線を有し、領土を取ったり取られたりの関係であった北タイでは、都が廃れ寺院も廃れたのち、長い年月を経て人が住むようになり新たに集落を形成する過程で、このようなことがおこります。スコータイ遺跡公園のように、人の移住がない/あるいはごく小規模だった場合は、四角く囲って遺跡の保存も可能だったでしょう。が、チェンライではそれがまにあいませんでした。
この仏塔から北に300mほど進むとここにもありました。お隣はゲストハウスですが、仏塔が借景となっています。
ところで、この仏塔をなんと呼ぶのでしょうか、スタッフに2つの仏塔の写真を見せてみました。チェンライのごくごく一般の人は、「なんとなく」呼び分けているようです。1つ目のものは「プラタート」あるいはラオスに近い人なら「タート」と呼ぶかもしれません。しかし、2つ目のものは「チェディ」と呼ぶのがごく自然なようです。