サワッディーチャオ、チェンライ支店のソムです。県を跨いだ移動への制限の現状、どうなっているのでしょう。お問合せをちらほらいただいているので、自分で移動してみることにしました。チェンライ県からピサヌローク県へ、約420キロの南下の旅。
まずは、バス探しからです。
バンコクを中心に放射線状に伸びるタイのバス網。チェンライ発ピサヌローク行という表示で販売されていれば、都合のよい時間帯とバスのカテゴリー(VIPや一等バスなど)を選択すればいいのですが、タイのバス路線のオンライン予約は少々手ごわいです。
出発地と終点しか表示されないので、想像力を働かせて、「この路線は目的地を経由するだろうか」と目星をつけなければなりません。
チェンライ・バンコク間を直線で結ぶと、その線上にピサヌロークはあります。が、すべてのバス会社がピサヌロークを通過するわけではありません。もっと右寄りを走ると、片側4車線の広い道路で山越えもすくないルートがあります。すなわち、ランパーン/ターク周り路線です。では、必ずピサヌロークを通過するのはどこ行きでしょうか?答えは東北タイ/イサーン行きのバスです。
候補は二つありました。チェンライ発コンケン行と、チェンライ発ナコンパノム行です。
しかし、ここで問題その2が発生します。ネットで表示されるのは、コンケンまでの料金657Bのみです。たとえば、チェンライから南に100キロのパヤオから乗る場合や、終点より手前で降りる場合の料金はネット上には表示されません。
利用予定のバス会社のチェンライ支店に電話をすれど、サイトに記載された固定電話2つとも「現在使われておりません」
空席は十分にありますが、できれば前に人のいない1番の席を確保したいところ。もう満額でもいいからネットで取ってしまおうか、という誘惑にもかられます。
(注:慣習として、1番の席はお坊さん用に空けておくというルールがありますが、このご時世、お坊さんは公共バスで移動しないだろう~チャーターしたワゴン車などで移動するほうが主流~と考えました)
ダメもとでコールセンターに電話をしてみると・・・応答あり。
「コールセンター予約だと487B,地元のオフィス窓口で買うと386B,どうしますか」というので、コールセンター予約を選びました。支払いは翌日の午後6時までにセブンイレブン等で可能、乗車30分前までにバス停内のバス会社窓口で本券を受け取るように、とのことでした。セブンイレブンでの支払いは至って簡単、バス会社名と10桁の予約番号をレジで告げ、手数料25Bを支払えば即予約票(レシート)が発行されます。これが無人の機械で発券操作をするとなると、ちょっと戸惑うと思いますが、有人窓口はありがたいなあと実感します。
チェンライにはバス停が2か所あります。
1.市内中心部ナイトバザール隣接のバス停は、旧バス停、バスターミナル1と呼ばれ、主にチェンライ県内のバスの発着点です。例外はチェンマイ行きバスで、チェンマイからくるバスの終点となります。
2.市内から約7キロの国道沿いのバス停は、新バス停、バスターミナル2と呼ばれ、主にチェンライ県外行バスの発着点です。今回はこの新バス停からの出発となります。