モックンです。
2011年3月11日。午後2時46分。
三陸沖で発生した大地震のために、命を落とされた方々。
心よりご冥福をお祈り致します。
本日のブログは、震災の影響で亡くなられた方々、ご遺族の方々、今も避難生活を余儀なくされている方々。
そして、余震の恐怖・原発の放射能汚染問題と闘っている全日本国民の皆様へ向けて、書かせて頂きます。
地球の反対側に居りますが、気が気ではなく、インターネットで日本の状況を逐次チェックしています。
この未曾有の大惨事の中、日本人の評価が一段と高まっている現実があります。
ニュースでも報じられていますが、「日本人の冷静さ・対処能力の高さ」。
これは、「世界でも類を見ない特殊な力だ」と言われ、賞賛の対象になっているのです。
日常的に、外国人の方から「日本は、外国に対して弱腰外交だ」と揶揄される時もありますし、「日本人はおとなしくて何も言わないので、よくわからない」と言われることがあります。
しかし、今回の悲劇の中、それは日本人が本来持つ「芯の強さの表れなのだ」と感じました。
混乱に乗じての強奪も起きず、インフラもストップする中でレジに1列に並んで順番を待てる。
街の至るところで、ボランティアで炊き出しを行ったり、帰宅途中の方にホッカイロを配ったり、銭湯を無料開放したり。
企業は、省エネのために広告の電灯を消し、おにぎりを無料配布。
混乱がある中、二次的な混乱を避ける動きを、誰かに指示されるでもなく自発的にできる日本人。
『「計画停電」ができるのは、世界で唯一日本だけだろう』とすら言われています(この点の問題点があることも否みません。電気が止まることで、命を落としかねない方がいるのも事実)。
協和と協調を、ここまで迅速に行動に移せるのは、日本人だからなんです。
弱腰・おとなしいのではなく、強く・確固たるものがあるからの動きなんです。
どんな緊急事態でも、他人を信じられる強さがある。
とても「勇気」があるからこそできること。
それが、本来の「日本人の芯の強さ・心の強さ」です。
地震直後の仕事の際、いち早く外国のお客様から「日本は大丈夫なのか?とても心配している。」と
言われました。
地震発生から4時間後のこと。こちらは真夜中でした。
それだけ、日本のことを気にかけてくれていたのです。
震災で犠牲になられた方。
不謹慎ではありますが、今この大惨事を期に、かつては日本を揶揄していた諸外国も「日本に学ぶべき事は、多くある」との見解を示しています。
事実、民間のレベルでもそういった声を耳にしています。
たくさんの外国の方々が、日本人ならば必ず復興可能だと、信じているのです。
日本人が持つ「勇気」。
皮肉ではありますが、犠牲になった方々の存在が、逆に外国人の心を励ましているのです。
今、私には具体的に出来ることがありません。
募金活動を行うくらいしか手立てはありません。
私も皆さんの勇気に励まされたうちの1人です。
この事実を、犠牲者の方々をはじめ、遺族の方々、避難生活を余技なくされている方々、日本の皆さんに認識してもらえればと思います。
少しでも多くの命が助かり、少しでも多くの笑顔が戻り、すこしでも早く皆さんに平穏な生活が戻ることを
祈っています。
私も目の前の出来ることを全力でやります。
それが、自分にできる最大限の皆さんのへの協力だと思っています。
「日本人であることの誇り」を感じた、この大震災。
今日を生きられなかった犠牲者の方々の無念を胸に刻み、彼らのためにも、一時一日を大事に日々邁進していく覚悟を持ちました。
改めて、犠牲者の方々のご冥福をお祈り致します。