2007.01.24
ハワイ島コナの街に住み始めて1年と半年。
何が素敵かって、このサンセットでしょう。
毎日違う空を自宅のラナイから眺められる幸せ。
(注!私は高齢者ではありませぬ)
sunset

さて、ハワイで冬の海と言えば、ザトウクジラ
車をコナから北へ走らせるだけで、ジャンプやら
潮吹きが見られるのは当たり前。
時には自宅からもくっきり、はっきり見えます。

でも今日はそんな大物のことは忘れて、
海の神秘ちゃんこと、タツノオトシゴを紹介します。
別名ウミウマ(海の馬)とも言うらしく
英語はそのまま、SEA HORSEですが、
竜の落とし子の方が風情がありますなあ。
狭義には、
トゲウオ目・ヨウジウオ科・タツノオトシゴ亜科・タツノオトシゴ属
に分類される。。。そう魚なのです。
seahorse
コナ空港からほんの5分
南へ車を走らせると、このタツノオトシゴに
触れられる場所があります。
OCEAN RIDER INCという会社が
タツノオトシゴを養殖していて、
見学ツアー(英語です)をやってます。
ツアーに参加して初めて知ったことは
メスが卵を産む場所は、オスのお腹にある袋の中だそうで、
オスのお腹が正に妊娠、ぷくーんと腫れてくるのです。
卵は見えないまま、お父さんのお腹からは
ミニチュア版タツノオトシゴちゃん達が
続々生まれてくる!というわけです。

この会社は絶滅の危機にさらされている、タツノオトシゴたちを、
せめて、ペットとして飼われる分くらいは自分たち(この会社)が
養殖をして、自然界に住むタツノオトシゴを守ろう!という大義名分が
あるようでした。(つまり養殖して販売しているのです)

ツアーでは、タツノオトシゴが飼われている水槽に手を入れて
指先に尾を絡ませて、触れる機会があります。
触りごこちは、そうですなあ。。。グアムの海にうじょうじょいる、
ナマコよりは繊細で、タコの足に絡まれるよりは気持ちいいかな。
あるいは、ゲッコーの方が触り心地似ているかも。
(写真は支店長、初登場!)
tatsuno
ここで養殖されているタツノオトシゴは
外来種(ブラジルやオーストラリア産)のものばかりで、
実はハワイの住人はこれをペットとして飼うことが
できません。この会社が今チャレンジ中の、世にもめずらしい、
ハワイ産のタツノオトシゴちゃんの養殖が成功した暁には、
購入することができるのだそうです。

ちなみに、タツノオトシゴは肉食なので、小エビや小さな魚、
プランクトンなんかをえさにしています。
このツアーで一番笑ってしまったのが、このエサについて。
ここの養殖タツノオトシゴちゃん達は、赤ちゃんの時から
冷凍保存された小エビやプランクトンに慣らされているので、
ペットとして飼うには、最高なんだ!と誇らしげに力説する
ガイドのお姉さん。うちの子たちは育て方が違うんです!
って感じでした。
実際、野生のタツノオトシゴを捕まえてきても、
生エサしか食べないのですぐに死んでしまうんだそうです。

お値段はオスとメスペアで$60から高いものだと1匹$300
以上するものまで色々ありました。

私だったら、ペットじゃなくて、
いつかハワイの海で野生のハワイアンタツノオトシゴを
見てみたいなあ。
<ハワイ島 しずか>

同じテーマ「」の記事

もっと見る →

    コメントを投稿

    • 投稿: ペンギン -2007年1月30日 (火) 22時26分

      ■かわいい!
      タツノオトシゴって、ハワイにいなかったんですね、それにしても、養殖で冷凍の餌で育っているというのが面白かったです。かわいいと何でも飼ってみたいと思ってしまうのですが、自然のもの、特に海の生き物はその大自然の中で見るからいいのですよね。

    

    HIS ホノルル支店

    2024.05
    loading...