2007.01.31
ハワイで「暑い」のはアタリマエ。では「寒い」と言えば、私の財布の中身の話ではありません。
実は、ハワイに来て簡単に風邪をひくほど日中でも寒い場所があるのです。
ハワイ島は「ビック・アイランド」と呼ばれるほど島が大きいのですが、この島の魅力は面積の大きさだけではありません。
島の山の高さがスゴイのです。
海抜4000Mを超える火山「マウナケア山」「マウナロア山」がこの島にはあります。
これらの山の山頂は、夜はもちろんのこと日中でも真冬並みに寒いのです。
島の周りをまわると色々な景色の変化に感動しますが、実は4000mまでの標高差を体験するとハワイ島の自然景観の変化にもっと驚かされます。
マウナケア山頂付近には、氷河期の氷河が流れた痕跡や、昔のハワイアンの石切り場など見所も沢山あります。
この山はスターゲージングで有名ですが、夜の星空だけでは
もったいないのです。
標高4000Mの観光地なら世界を探せばには他にもあると思いますが、
ハワイ島は太平洋の真ん中なので他とはチョッと違います。
ヤシの木に囲まれたリゾートのある海岸から、ほんの数時間のドライブで今なら白銀の別世界に行けるのです。
ついでにひと言
かなり前の話になりますが、私は息子の3歳の誕生日に、何か特別なことをして子供を喜ばせてやろうと思いました。
そこで息子が幼稚園に行っている間に、私のピック・アップ・トラックに嫌がる友人をムリヤリ乗せて、海抜4200Mのマウナケア山頂へ出発。
山頂で友人と二人でスコップをにぎりしめ、鼻水を拭きながら一面に降り積もった雪をトラックの荷台に満載し、そのまま雪が溶けないうちに海岸沿いの自宅へ逆戻り。
家に帰り、庭のヤシの木の下に立派な「雪ダルマ」を作りました。
雪ダルマの顔に水中メガネ、口にはシュノーケル、足元には足ビレ、鼻はマンゴで作り、ハワイアンの腰ミノを付けて、トロピカル風「雪ダルマ」の出来上がり。
家に帰ってそれを見た息子の感想は、顔をひきつらせて「恐い!!!」の一言。
ハワイ島でも「パパ」は大変なのです・・・・。
<ハワイ島 クレーマー・クレーマー支店長>