ハワイは1.3万人のいろいろな人種の人が集まった太平洋の真ん中に浮かぶ小さな島です。
それぞれの文化にはそれぞれの伝統があり、それが混ざり合ってハワイ特有の文化ができています。たとえそれが年齢や季節によって多少変わったとしても、独特のハワイの文化は絶えることがありません。
今日はそんな文化のひとつでもある、アロハシャツについてお話します。



ハワイではアロハスピリッツというのがいたるところにあり、特別なことがなくても毎週金曜日は“Aloha Friday”といいます。
朝のNewsでも「Happy Aloha Friday」と言っています。
この日はAloha Attireといって、男性はアロハシャツ、女性はムームーを着るというのが伝統です。ユニフォームを支給している多くの会社で、金曜日はエンプロイにアロハシャツやムームーを着ることを許しています。

この習慣は1947年、地元公務員が6月から10月まで暑いハワイの気候に耐えうるよう政府が金曜日はカジュアルな服装ができるよう法案を通したのが
始まりです。日本のクールビズと同じような考え方ですね。denim

ホノルルの青年商工会議所と商工会議所は同じ年に“Aloha Week”なるものを開催し、服装の簡素化を進めました。Aloha Weekとはハワイアンカルチャーや伝統を広めるための文化的企画でした。

1947年の10月26日から11月22日まで、アロハウィークでは伝統的なハワイアンのフローラル&ランタンパレードをフラダンスやスポーツイベントとともに行いました。
この“オフィシャル”アロハウィークの服装はもちろんアロハシャツで、銀行や弁護士事務所、お店の店員さんなどもアロハシャツを着用することが広まりました。

その後もこの運動は続きます。

1958年 知事Quinnは夏の間公務員にアロハシャツを着用することを許可しました。
1962年 議会が夏の間はこのアロハシャツを職場で着用することを男性に限り許可しました。
1965年 ファッション組合はアロハフライデーにアロハシャツを特定の月に毎週金曜日に着用するキャンペーンを行いました。
1967年 ハワイ議会は上院・下院両方でこの“フライデー”決議案を認め、上院下院で働くスタッフが皆アロハシャツを着るよう勧めました。
1969年 ハワイの商工会議所は“Aloha Summer”をハワイのビジネスマンに認めることを宣言しました。

このように昔ながらのスーツにネクタイのドレスコードを打ち破るには長い時間がかかりましたが、今ではハワイでの正装といえば“アロハシャツ”という習慣はハワイの文化・伝統のひとつになっています。

アロハシャツとムームーはハワイでは正装です。スーツとネクタイを着ている日本のビジネスマンからするとカジュアルに見えるかもしれませんが、
ハワイでは結婚式・パーティ・お葬式とあらゆるシーンで着用されています。

  


アロハシャツは日本でも人気があるそうですね。わざわざ専門店にいかなくてもスーパーやデパートでも必ずアロハコーナーがあります。



デザインの種類も豊富で、お値段も手ごろですよ。

是非本場のアロハシャツをひとつお土産にどうですか?


by mm

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    2024.05
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